くるくすさんの「化石の歌」の感想

ネタバレ感想を見たくない場合、文字を背景色に設定することが可能です。 → 設定変更

**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

大きく分けて2つのストーリーがあるのだけど、挿入的な手法で1つにまとめられている。しかもミステリー+SF風ファンタジーときた。つまり元々ややこしい話をややこしく読み手に伝えてしまった。目を回してしまう読者が続出するのも無理はない。キャラ立てもイマイチで、肝心なところが回想で語られちゃう。少々情感に乏しい硬派なつくりも相まって、感情移入しにくかった。こういうネタは好きなんだけどなぁ……
・「記憶を失った主人公が、館に引き取られる物語」に、「●●●計画の物語」が挿入されている。
#問題が2つ。「ややこしい」と「キャラが印象に残らない」。

・問題その1:ややこしい。
#考察する面白さがあるのだろうけど、謎めかせすぎていてリアルタイムで楽しめなかった。

・問題その2:あんまりキャラクターが印象に残らない。
#話がややこしくて、プレイヤーはキャラを気にかけている余裕がない。本来は情感を大切にすべきシナリオのはず。
#心情を掘り下げていくうえで重要な場面が、断片的な回想で語られてしまったのが大きい。主人公とマリーツィアの恋愛はもちろんのこと、失恋、嫉妬、人類存続への希望、などなど。

・やっぱり「●●●計画の物語」を(回想的にではなく)具体的に取り扱うべき。
#無理やり短くまとめてしまったのが良くない。セルティ編を2つも用意するくらいなら、片方を削ってでもリソースを●●●計画のシナリオに振り分けた方が、エミールの無念や黒幕の執念を血の通った形で活き活きと描けるはず。
#じゃあどうすれば?! となると返答に困るのだけど……うーん、例えば3部制にするとか。「記憶喪失編・強制バッドエンド」→「●●●計画編」→「記憶喪失編・トゥルーエンド」 のような構成で、エミールの悲哀と人類の希望がクローズアップされるような感じ。

※構想自体は好みに合っているだけに、憾みが残る。

くるくすさんの長文感想へのレスは許可されていません。

コメントデータ

このコメントはだいたい199回くらい参照されています。