asteryukariさんの「らぶおぶ恋愛皇帝 of LOVE!」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

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全体を通してサブキャラが良いキャラしていたなと思う。個別√に派生してからも、メインキャラオンリーで会話が進められていくのではなく、サブキャラをしっかりと噛ませることで物語に温かみと笑いと持たせていた。不満を感じる部分も大きかったが、それ以上に楽しい作品であった。
序盤からユーモア溢れる会話の数々を見せられてすぐ笑顔になってしまった。無理矢理ギャグをねじ込んでくるのではなく、それぞれのキャラクターの性格、言動に合わせたものだったので、その自然な感じがより一層笑い引き立てていた。

これが特に見られたのが共通√であり、時間を忘れるほど夢中になってプレイしてしまったし、当然楽しかった。だからそれなりのボリュームがあったにもかかわらず、え、もう個別√に派生してしまうのかと驚きすらあった。

個別√に派生するとまあ個々のヒロインに合わせたシナリオが綴られていくのだが、個人的にそれらの中で胸に響く、あるいは面白いと思えるものが少なかったが少し残念だ。合間合間に挟まれるギャグ要素を楽しんでいた瞬間の方が多かった。

ただまあ、勿論、良い話もあって不満ばかりが募るものでもなかった。自分の好きなキャラクターが非常に粋な立ち回りをしていたり、後はまあ普通に可愛さが増し増しになっていく女の子もいたのでそれなりに楽しんでいたかなと。

以下√ごとの感想

●ルキナ√
共通部分でもう何となく好きなキャラではないなと感じていたが、その負の感情を伸ばしていくようなシナリオが描かれていて、困惑してしまった。恐らく初見で好きになることが出来たなら、頑張っているんだなとか、女の子らしくなっちゃって…かわいいなと感じる場面も多かったろうに。私としてはただただ面倒臭さだけが残ってしまった。

イサミを介入させてきたのも、歳入されること自体は悪くないし、私としても彼女のことはそれなりに気に入っていたため、読んでいて悪い気分はしなかったがあの結末はちょっともったいなかった。もっと二人の仲の良さに目を向けたシナリオ構成であれば多少はあの結末に対して嫌悪感を消すことができたかなと思う。

●スー√
この娘はその容姿、性格から「化けるな…」と勝手に思っていただけに、案外あっさり、それも別に彼女の良い所を引き出すような話が語られていたわけでもなかったので心底がっかりした。

しかしながら価値にばかりこだわっていた彼女が「無価値という価値を与えてくれて、ありがと」何て台詞を笑顔で言う場面はなかなかくるものがあった。彼女の場合は境遇が特殊且つ厳しいものであり、故にこういった性格になってしま多と考えると案外いい話だったのかなと。面白いかはさておき、あんな笑顔を見せられて終わるのは気分が良い。

●千歳√
表情の切り替わりが目を引く妹キャラ枠。サラッと触れられていたが彼女が(彼女の家族が)主人公を引き取ったという話はかなり好きで、そんな彼女が主人公の事を愛し、主人公も彼女の事を愛すという流れ自体も良かった。

結局、二人っきりの純愛物語のような結末には至らなかったが、この√の魅力はそこではなく、サブヒロインの活躍にあると思う。そう、木ノ下みおちゃんの存在が大きかったのだ。

みおちゃんはその声のトーン、言動、明るく活発な性格から登場してすぐ好きになった。可愛くて面白い子は大歓迎だ。本当であれば各√にて登場する彼女の好きな場面について語っていきたいところではあるがやめておこう。

序盤から千歳の親友として頻繁に登場する彼女。面白いだけではなく、親友としての立ち回りなんかもよく見られた。そしてそれを最大まで伸ばしたが終盤であり、あんなに友達想いな彼女が勘違いされた際には切なくなったし、それでいて親友の前では決して弱さを見せない、どこまでも千歳想いな彼女を見て強いなと。あの意味の分からない掛け合いも彼女達の間ではきちんと意味を成していて、それが見ていてとても心地よかった。親しい人同士だからこその以心伝心、実に素敵だ…。

●エリカ√
はじめはツンデレさんかなと思っていたが、いやはやデレデレさんだったとは…。「主人公とヒロインの絡み」という点ではこのペアが一番お似合い且つ面白かったなと。軽口を叩ける仲というよりは弄り合える仲というべきか、その笑い成分を豊富に取り入れた会話の数々には笑わせてもらった。笑顔でキツイ言葉を吐くエリカがたまらないのだ。おもしろいし、かわいい。

楽しかったし可愛かったのだが、話自体は感動的でも読後感が良かったわけでもなかった。花火のシーンなんかはその絵と雰囲気、それから台詞がよくマッチしていて、「片思いは10年選手だけどさ、両想いはまだ、自信ないよ?」なんて台詞には心も動かされたのだが、終盤の流れは正直無駄が多かったように感じる。

しかしながらこの√は笑いの部分を評価すべきだと思うので、そういった意味合いでは面白かったのかなと。特に最後の
「俺のテスト用紙は」
「もった」
「婚姻届けは」
「もった」
「完璧かよ」
のくだりには爆笑してしまった。いやぁ本当に良いコンビだった。

●稲穂√
ギギギが口癖の厨二病の女の子とも思いきや…。元々こういったタイプの女の子が好みなのもあって、トリに回したわけだが、うん、実に可愛かった。あれだけ物騒な言葉を吐いていた彼女がしおらしくなって、赤面しながらキスを求めてきたりする。あんなのたまらないだろう、メインの中では一番好きなキャラだった。

シナリオも彼女の難儀な性格に重きを置いたもので、口では一人が好きだと言っていた彼女も実は寂しがり屋だったことがわかる光景が随所で見られた。付き合い始め、寂しいと素直に口に出す彼女を見てもう、萌えここに極まれりという感じだった。「心の中の寂しんぼ担当さんが…」とかいう言い訳可愛すぎるだろう…。

終盤及び締め方もまあ曇天返しで何がやりたいのか困惑してしまうような内容であったが、彼女の性格を考えると自然と受け入れられた。面倒くさくて、不器用だけど、とっても可愛いお話だった。



まあ個別√に関しては言いたいこともあったものの、全体としてみれば楽しい作品出会ったことは間違いない。また、個人的に同人時代のBGMが多く使われたいたのも非常に嬉しい。気付いた時は歓喜のあまり立ち上がってしまったほどだ。ありがとう...non color。
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