tkktさんの「end sleep」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

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55end sleep
登場人物、特に主人公の心理が理解不能。殺人犯が屋敷内に居る状況下で部屋に鍵をかけずに爆睡したり、このままここで過ごしたいと言い出したり。ツナマヨおにぎりに並々ならぬ嫌悪を示し、死体を見た後セックスをしたがる。作中一番イカレてるのはコイツかもしれない。
グラフィック(14/20)
 原画さんは結構クセがある感じだけど、嫌いじゃない。背景はチープな感じ。屋敷が燃えている場面でも全く平素と変わらなかったり、もうちょっと視覚演出がんばって欲しいと感じることが多々ありました。


ストーリー(21/50)
 共通前半の掴みはそんなに悪くなかったと思います。演技を前提とした関係で、あまり本音が見えない、ふとしたキッカケで疑心暗鬼に振り切れてしまいそうな、そういう雰囲気づくりは良かったと思います。
 そして、遂に事件が起こります。殺人事件です。犯人は十中八九、屋敷内の人間です。さあここからギスギスの人間関係と緊張の始まりだろうと思った矢先。
 朝起きた主人公「あ、やっべ。鍵かけ忘れてたわ」
 うっそだろ!?お前。
 主人公は危機管理がなってなかったと反省しますが(今後キチンと施錠するとは言ってない)、危機管理の話じゃないと思うよ、事ここに至っては。自分が同じ立場なら恐怖心に囚われて施錠は勿論、ドアの前に家具とか移動してバリケードでも作らないと安心して寝られないと思うけどね。いやそれでも寝られないか普通は。けどこの主人公は既述の通りで、もはや恐怖心が欠落しているとしか思えないレベル。
 で、主人公よりはまあマシだけど、ヒロインたちも大概すごい。恐怖を感じている描写はされるものの、逃がしてくれと中山執事に詰め寄ることもなく、パニックを起こさず粛々と過ごします。飯もバクバク食べるし談笑もします。僕が思ってたサスペンスホラーとだいぶ様相が違い、萎えながら進めていくと個別に辿り着きます。

 静紅ルート
 だいぶ強い口調でツナマヨおにぎりが嫌いだと言い放つ主人公。バッドエンドで施錠を忘れたために後ろを簡単に取られて殺されたりなんてこともありながらも、見立て殺人のヒントらしき詩集の断片を見つけます。それを静紅ちゃんと一緒に考察しますが、休憩中に唐突にキスをします。恋愛の空気は事前には読み取れませんでした。
 ルート中盤、襲われた静紅ちゃん。間一髪で助けに入った主人公とセックスします。まあコレは命の危機で種の保存ガーの理論だからわからんでもないし、特に文句はないです。
 ルート後半、庭で埋葬死体を見つけます。部屋に逃げ帰った二人は、先程の死体について考察します。
 「やはりミホの予想通り、彼女の友達も殺されていたんだろう」
 「そうみたいね」
 「ところでセックスしない?」
 「そうね、しましょう」
 えぇ……倒錯しすぎでしょ。
 このルートでは真相はわからずじまい。屋敷に火を放ち、ついでに花夜子さんも冷蔵庫に閉じ込めて犯人は逃走するというエンド。

 花夜子ルート
 かなり強い口調でツナマヨおにぎりの嫌な所を列挙する主人公。5~6クリックくらいあったと思います。粘着質です。暇を持て余し館内を徘徊中、能天気な様子の静紅に遭遇したので軽く説教。いわく、次は自分が狙われるかも知れないという自覚が足りない云々。すっきりした主人公は部屋に戻り、鍵をかけずに昼寝、夕方過ぎに花夜子さんに起こされます。もはや王者の風格ですね、雄々しさすら感じます。
 ルート中盤、勇人に自分の中の恋心を指摘された主人公。最初はそんな場合じゃないと答えますが、やはり感情は抑えきれるものではないと結論づけます。恐怖と言う感情はエンドスリープしてるくせに、恋愛感情は持てるらしいです。そして花夜子さんと夜に密会。告白は時期尚早と判断した主人公は、ここで気持ちを切り替えます。「どうにかしてヤリたい。ヤレないものだろうか」と。そして、彼女の役者になりたいという夢を利用して、「芸の肥やしに。何事も経験だから」と口八丁で丸め込んで手篭めにしてしまいます。どっからドン引きすればいいのか判断に困りますね。しかも事後は「彼女の夢の妨げになっちゃいけないから告白もしなかったのは仕方なかった」という後付けの論理で自己弁護するという清々しいゲスさ。ちなみに二度目のセックスも強姦まがいから入り、拒否されてもやめる気はないというモノローグが入ります。結果としては好きだから許していたという花夜子のお墨付きは貰えますが、まあ結果論よねw性根が強姦魔なのは変わりません。
 ルート後半。ミホの携帯のカードを見つけて操作可能になりますが、部屋の鍵をかけていなかったため、操作中に背後から鈍器で殴打されます。「よし!殺ったか!?」と声を上げてしまいました。結果としては仕留め損ねてしまっていたわけですが、主人公は携帯を奪われてしまいます。
 このルートはエピローグで少し答え合わせがあって、先の犯行は勇人によるものだったらしいと判明します。携帯を見られると不都合があったことと、その理由について語られます。つまり最初から殺すつもりは毛頭なかったってわけですね。チッ

 翠ルート
 このルートでは翠がミホを殺害する現場を目撃します。しかも驚きの殺害方法です。
 「最近眠れないんでしょ?これ睡眠薬、ほれ」
 「いらんわ。怪しさマックスじゃねえか」
 「主人公からだけど?」
 「あ、本当?じゃあ貰う。グビグビ、ぐえー」
 うっそだろ!?お前(二回目)。
 まあ間違いなく主人公と血を分けた妹ですわ、この迂闊さ。つーか流石に無理ありすぎです。そもそもミホは自分の友達が行方不明になったバイトの真相を探るために参加しているのに、出会って数日の相手から薬剤を受け取るかね、って話。
 そして殺人を目撃してしまった主人公は翠の良い兄として傍に居続けるよう中山から要請され、
 「ちょうど良かった。ずっとこのまま翠の傍で暮らしたいと思ってたところなんだ」
 と、これを受諾。てっきり了承したフリをして逃げ道を探すのかと思いきや、普通にここで暮らす気満々で困惑。しかも殺人当日の夜に、翠と添い寝するという暴挙。どうしてこうも強くいられるんだろうね、彼は。
 一応、主人公は元居た家で孤立していて、幸せを感じていなかったという話はあるんだけど……殺人犯と同じ家に住むよりマシじゃないの?それともお前んちスラムにでも建ってるの?
 案の定、無条件に味方と思っているのは彼だけで、少しの地雷を踏んで翠に刺し殺されるというバッドエンドも挟みつつ、セックスしながら幸せに暮らしましたとさ。

 総評としては。話の本筋自体はそう悪くないんだけど、致命的に心情描写がダメ。キャラの恐怖が伝わってこないクローズドサスペンスとか、もはや別ジャンル。まあ納得のワゴンゲー。


エロ(15/20)
 ヒロイン各三回ずつ。一回のシーンに3~4枚ふんだんに使っていたりして、体位がコロコロ変わったりする。卑語はナシで喘ぎが多い。


音楽(5/10)
 ボーカルはOPの一曲のみ。料理中のBGMが3分クッキングのBGMっぽっくてちょっと笑った。

合計(55/100)
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