coffee-catさんの「隣りのぷ~さん」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

たぬきそふとの第5作目はいつも通りの底辺主人公に、低年齢・低身長のヒロインと低いものが並び揃う中、抜きゲーとしての実用性は据え置きで高いまま。たぬきそふと振り返りレビューの旅も終わり。

ある所に、会社からリストラされ、お先真っ暗な男がおりました。男の名は早稲田伊知郎。
ボロアパートで袋麺をボリボリかじりながら、減る一方の貯金に伊知郎は死を覚悟します。
彼の唯一の心残りは童貞である事。中年に差し掛かりながらも女性との接点は今までもゼロ。
ならば、せめてパンツを!パンツくらい見たい!伊知郎は無類のパンツ好きだったのです。
どうせ見るならこんな自分にも笑顔で接してくれたあの子のパンツが見たい!そう考えました。
数分後、伊知郎は路上に寝転がっていました。バイクで通るあの子を低い目線から見るべく待っていたのです。
待ったかいもあり、バイクの音、そしてあの子の鼻歌が聴こえてきました。
念願のパンツが見れるか!というその矢先、ブオーン・・・キキー!・・・ガッ!!
なんと伊知郎は、あの子が乗ったバイクに跳ねられてしまいました。
なんとか目を覚ました伊知郎には記憶がありません。女の子は伊知郎を自分の家へ連れて行きます。

改めて訊ねてみると、女の子の名前は華野梨咲子、華野家の長女のようです。
華野家には次女の美咲、そして三女の楓花と、とても可愛らしい三姉妹が住んでいました。
しかし、伊知郎には記憶が無く、自分の名前も分からず、帰る場所もありません。
梨咲子にとってはバイク通学が校則違反な上に、ほぼ無傷とは言え人を轢いたとなればおおごとです。
姉妹は相談の結果、しばらく伊知郎を居候として家に置く事を決めました。
地獄のような生活から華やかな天国へ、突然の幸運に戸惑う伊知郎、彼の記憶は戻るのでしょうか?


以上、あらすじを語り口調で説明した。これには理由が2つある。
一つは前作までとは明らかに異なるストーリーを紹介するため。もう一つは主人公の為。

前作「めばえ」は思春期における妄想の具現化であり「リアリティ」を重視していた事は感想でも語った通り。
対する今作は、よりエロゲ的になったヒロイン達、そして都合の良い方へどんどん進むストーリー。
「隣のぷ~さん」はダメ中年の妄想であり「おとぎ話」の世界に近い。(タイトルもそんな感じだが)
ねぇよこんなの!と切り捨てるよりもエロティックなファンタジーの世界に浸るほうが断然お得。

もう一つの理由、主人公の為とはどういう事か。そもそも、たぬきの主人公に大きな期待を持つのはNGだが・・・
今回の主人公はタイトル通りの「ぷ~さん」、そしてパンツ見たさに恥も外聞も捨てて路上に寝転ぶ阿呆。
(系統としては「姪少女」のキモ主人公を少しだけマイルドにした感じ)
相手にも負い目があるとは言え、お世話になる家で好き放題エロに走る、ある意味男らしい男。
見せ場でもチキって躊躇し、時に女の子を本気で嫌がらせ、プレイヤーをもドン引きさせるダメ人間。
彼の事も「ファンタジー世界の住人か何か」と見るべきだろう。もともと、魔法使い予備軍だし。
昔話に出てくる三年寝太郎に「寝てばっかの屑」と辛く当たる事も無いだろう。起きて何をするのかを見守ってあげよう。

これら2点を頭に入れておけば、本作のオカズとしてのクオリティは保証されたようなものだ。

・プレイ動機
例によってメーカー買い。

・シナリオ(ストーリー・演出) 22/35
シナリオに関しては、基本的には平凡な日常が繰り返される形式は変わっていない。
しかし、今回は主人公側が記憶を失った状態でヒロイン宅に転がり込む、とこれまでとは違う導入になっている。
記憶を取り戻すタイミング、それがバレるタイミングなど、使い方次第では面白いストーリーにもなり得たとは思う、
しかし、特にそのようなギミックは施されておらず、良く言えば抜きゲーに徹している。

テキストは相変わらず誤字が多いが、今回明らかに(以前とは)変わった、と感じた。
台詞や展開にネットコピペネタ等が増えている。(犯人は20代~30代もしくは40代~50代、乗るしかないビッグウェーブなど)
パロディ要素には賛否があるだろうが、無駄の少ないエロテキスト自体はあまり変化していない。
しかし、立ち絵、CGとテキストの食い違いが所々に見られたのは、これまでに無かったマイナス点。
テキストでは椅子に座っているはずなのに → CGで地べたに座っている
テキストではショートパンツを脱がせた → 立ち絵はどう見ても制服(ショーパンはルームウェア)
細かいと言えば細かいが、この辺は見直せば簡単に気付きそうな点だし、丁寧に作って欲しいと思う。

・キャラ(登場人物の描写・魅力)11/15
のんびり屋の梨咲子には癒され、ツンツンの美咲にはニヤニヤさせられ、無邪気な楓花には父性をくすぐられる。
それぞれ抜きゲーのヒロインとしては充分な魅力を持っている。
が、前作まではいたモブキャラが今回は全くおらず、彼らがヒロインを盛り立てる事は無くなってしまった。
また、舞台も基本的に自宅なのでヒロインの意外な一面、立体感のある魅力は見えづらくなっている。

三女の楓花に関しては、これまでのたぬき作品で一番のロリ。ペドの領域に片足を突っ込んでいる。
容姿も声も、そして無邪気で幼い性格も、ギリギリのスレスレ。大丈夫かコレ?と心配になるレベル。

・絵(色とか雰囲気とか)  9/10
明るくエロリ可愛い絵柄は健在。塗りも前回より更にレベルアップしたように思える。
口元、尻、そしておっぱい、これらは至高にして究極にエロい(ついでに亀頭の色も人間らしい色合いに)

・音楽(歌・BGM) 7/10
相変わらずイタズラBGMは多彩。特に気になる点は無い。

・エロ(エロいか、数、過程) 17/20
下着棚CGは今回三人分と大奮発。下着への射精、赤飯(下着の描写だけだが)も一応ある。
各ヒロイン20シーンずつ。大体そのうちの5シーンがイタズラ、7シーンが前戯、8シーンが本番、くらい。
前作「めばえ」と同じように、イタズラ・前戯シーンはあまり区別なく序盤から入ってくる。
各自ルートが確定後に本番。と言った形。伝統のボテ腹エッチも健在だが今回は各1~2シーンのみ。
オナニー、手コキ、フェラ、クンニ、アナル、放尿など基本的なプレイは全ヒロインに完備。

コスプレ要素は薄め、基本は制服、私服、部屋着、あとはスク水、ブルマがあるくらい。
梨咲子は恋人プレイ、コスプレ系のイチャイチャエッチ。
美咲は公園や街中での野外・露出プレイ、ハメ撮り系の調教エッチ。
楓花は責められ系のMプレイ、道具を使ったオナホコキなど。
基本に加えて、それぞれのシチュエーションはある程度住み分けされている。

変り種は梨咲子のディルド壁固定オナニー、美咲の搾乳、楓花のぎょう虫検査からのアナルプレイ等。
梨咲子とはコンドームをつけての本番も数回ある。例によって使用済みゴムを並べていくシーンもある。
3Pはあるが、姉妹全員を相手にする4Pハーレムは無い。
シーン自体は長すぎも短すぎもせず、使いやすい仕様に収まっている。

・その他(気になったことなど) 8/10
セーブ機能は前作より軽く、使いやすくなった。(データ自体は少し重いが)
また、選択肢がシーンの名前になり、進行状況が非常に分かりやすくなったのはプラス。

シナリオの項目で触れた誤字、そしてCGとテキストの整合性ミスは大きな課題。

TOTAL 74/100


・別作品との比較ポイント
混同しやすい作品群の中での特異点を挙げる

~主人公について~
-主人公とヒロインの関係は「居候と、居候先の三姉妹」
-ヒロインからの呼ばれ方は「お兄ちゃん」「あんた」「パパ」「居候」「伊知郎」など
-リストラにあった魔法使い一歩手前のアラサー、童貞、見せ場でもヘタるオッサン
-CGからは不快感も無いが、腹は少し出ているらしい
-性欲が強い、特にパンツにかける愛情は異常

~梨咲子~
-栗毛ショートヘアのおっとり長女
-マイペース名JK(くらいに見える)
-主人公の気になっていた子、結構な巨乳
-性的な興味を隠せず、主人公と深い仲になっていく

~美咲~
-焦茶毛ワンサイドアップのツンツン次女
-しっかりものJC(くらいに見える)
-主人公にはなかなか気を許さない、貧乳
-パンツを売って生活費を稼いでいたが、主人公に見つかりダメだしされ
 どんどんエロい事をさせられていく

~楓花~
-茶髪ツインテールのやんちゃな三女
-元気一杯JS・・・くらい(ビクビク)
-主人公を父親代わりと思い懐いてくる、つるぺた
-主人公から偏った性教育を受け、ガンガンと責めてくる

~舞台~
-7割が自宅
-残り3割が学校、野外、ラブホなど


・総評
いつものヒロインが持つ「少女性」は梨咲子の自由奔放な幼さ、美咲の思春期特有の頑固な危うさ、
楓花は・・・言うまでもなく心身ともにロリということで表現されている。
前作「めばえ」の杏奈の奔放さが梨咲子に、ツンツンが美咲に分け与えられた印象。
美咲はそれに加えて、やはり「めばえ」の莉子の属性も備え、自身の性という武器や見られる快感に気付きつつある。
タイトルやらストーリーが前作からガラリと変わったが、蓋を開けてみればしっかりと”抜きロリゲー”していた。

さて、おとぎ話にはもちろん顛末があり、そこには教訓がある。
私は今まで全てのたぬき作品に触れてきたが、今回初めて「メインヒロイン」の存在を意識した。
それは、話が動き出すきっかけを作った人物で、公式HPで他の2人よりも倍近い紹介文を持つ梨咲子だ。
(彼女は3Pルートでも必ず顔を出す、という風にエロ面でも少し優遇されている)
先に触れた「教訓」は一応全ヒロインルートで明示される事だが、梨咲子のケースが一番分かりやすい。
彼女は主人公の良い所を一所懸命に見出し、文字通り身体を張って社会復帰を全力サポートしてくれる。

>人は歳を重ねる毎に、面倒くさい物事が増え、シガラミに雁字搦めになります。
>確立されたアイデンティティに違和感が生まれ、違和感が閉塞感に変わり苦悩へと。
>「苦悩」は「生欲」を希薄にさせます。
>(中略)
>歳と共に失ってしまった「生欲」を、少女たちの柔軟(ヨウセイ)な「性欲」によって験気になっていただき、
>「第二の思春期」を新たな価値観で再出発していただけるきっかけになれれば。
>Posted in たぬきそふと - 2012/10/05 - 伊庭 ぽんぽこ日記より引用

いつにも増してロリゲーに熱い魂を込める製作スタッフだが、
本作は「生欲」を失ったぷ~さんが少女達と接することにより、それを取り戻す再生の物語と言える。
梨咲子を始めとするヒロイン達は、主人公がどんなにダメであろうと決して見捨てずに支えてくれるのだ。

生欲とか面倒な話はどうでも良い、性欲はどうなんだ、エロイのか!という方。
抜きゲーとして全く問題ないクオリティに仕上がっていると断言できる。
ヒロイン全員が幼い危うさを持ちながらも、長女の梨咲子はグラマラスバディ、
次女の美咲はツンケンしてて可愛いし、三女の楓花は前述の通りロリッロリ、プレイ内容も豊富。
絵柄さえ合えば、性欲を思う存分開放し、スッキリできる事を約束しよう。

それが、「たぬきそふと」というブランドの強みである。

coffee-catさんの「隣りのぷ~さん」の感想へのレス

coffee-cat様

突然のレスお許しください。
先日、DRACU-RIOT!の感想にレスを書かせていただいたmmasaharuと申します。


6作品もの長文感想お疲れ様でした。
coffee-cat様の独自の視点からの寸評や、ブランド他作品との比較、本当に興味深く拝読いたしました。

私はたぬきそふと作品は一度もプレイしたことがないのですが、
作品ごとの主人公像やヒロインたちの特色など、とても読みやすい文面で、プレイしてない自分にもわかりやすく伝わってきました。
ここまで作品に入り込んで評価する人がいれば製作者もうれしいでしょうね。
きっと草葉の陰で喜んでいると思います・・・死んでないと思いますがw

私は以前、coffee-cat様のDRACU-RIOT!のレビューを読んで以降、他の方の長文感想を積極的に読むようになりました。
すでにプレイを終えた作品のレビューは世界観が広がる気がしますし、これから購入を検討してる作品のレビューは本当に参考にさせて頂いております。
多分、あの時coffee-cat様のDRACU-RIOT!のレビューを読まなかったら、私の中でこのサイトはただの忘備録で終わっていたかもしれません。

なので、あなたには本当に感謝しております。
勝手ですがこの場でもう一度お礼を言わせて下さい。ありがとうございました。


最後は好意を押し付ける話になりましたね。
またしても意味不明なレスですみません。どうかお気になさらず。
coffee-cat様のレビュー、今後も楽しみにしております。  返レス不要



追伸

このシリーズ、何か投稿時間にこだわりでも?w
0時ちょうどのニアピン賞ばかりで笑ってしまいましたwwww
2013年01月15日23時46分16秒
mmasaharu様

コメント、そして投票ありがとうございます。返レス不要との事ですが、見ました、という返報だけでも。
私信になってしまうのと、ロリゲーのコメント欄という窮屈さもあるので手短に失礼しますが(笑)

mmasaharu様の言う通り、ここ批評空間はゲーム購入を検討する際にとても有益な情報を得られる場所だと思います。
私自身も恩恵を受ける一人として、拙い感想ではありますが、誰かに読んでもらえたら・・・と考えており、
その中で実際に参考にされたり、内容に共感してもらえたら、そんなに嬉しいことはありません。
これからもプレイしたゲームの情報を共有していき、より豊かなゲームライフを送る事が出来ればと思います。

ちなみに、
シリーズ投稿時間は本サイトの反映時間等を色々試していた時に、00時00分~って数字の並びが綺麗だなーと思っただけ・・・
完全に遊び心です、改めて指摘されるとちょっと恥ずかしいですねwいつかジャストを狙いたいものです(笑)
2013年01月17日00時00分00秒
いきなりのジャストおめでとうございますwwwww
2013年01月17日01時45分11秒

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