asteryukariさんの「超電激ストライカー」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

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一人の願いから生まれた物語。戦闘における話の切り替わりがやや雑な部分もあるが、アニメーションの活躍もあり、その強引さに不満も抱きにくい。空の章の出来は勿論、光の章も物語の補完になっており、決して蛇足ではなかった。"ヒーローってのはな、自分で道を切り開くもんだ"
タイトル画面で流れてくるOPのinst verがとてもかっこよく、プレイし始める前は勿論、各END後にタイトル画面に戻されても次の章が気になって仕方ないと、モチベーションを持続させる役割も持ってくれました。話は章ごとに振れ幅はあるものの、必ずどこの章にも良い場面があり、どの章が不要だったとかはなく最後までこちらを楽しませてくれました。少年漫画のような熱さを持っていたというよりは、ビジュアルノベルらしい物語だったように感じます。
また、アニメーションの質が高く、アニメーションがあるという情報を知らなかったのもあり、その出来に驚かされました。しかも一瞬ではなく、やや長めに作っていたため、夢中で見入ってしまいました。

章ごとに印象に残った場面を挙げていきます。

●零の章
この話は序章ということもあり、そこまでの盛り上がりは見せず、作品の設定にも触れ始めたところと言った感じで雰囲気慣れするのに最適な章だったと思います。バルボラ帝国のキャラクター達が絶対悪のような存在ではなく、あくまで緩めの敵であるということが印象付けられました。皆仲良く食事を七等分していたりと実に微笑ましかったですね。

話に関しては地味ではありますが、フェニックスとロッシュとの会話及びロッシュが刀に炎を纏いミラーに一矢報いるシーンが印象的でした。出番は短いですけど、仲間想いの一撃とかに弱いんですよね、私は。

ミラーの暴走は他の章をやった後に改めて考えてみても、とても悲しいものなんですよね、母親に息子であると認めてもらえず、護ろうとしたものを全て否定され、それでも持ち続けた母親への思いに気を取られ止めを刺される。この話が終わった時は是非ミラーに救いをと誰もが思ったことでしょう。

●愛の章
まあ一番言いたいことと言えば"ヒルコ可愛い"になっちゃいますかね。「私は女であり少女であり美少女」、そう自信満々に言い放つ彼女の御姿に何度心臓の鼓動を早められたことか、自分も実は人工心臓なんじゃないかってくらいときめきました。

初めはただの思い付きであったのに、次第に惹かれ合っていく流れも自然で良かったですね、早くに家族を亡くし家族なんて知らなかったも同然だったヒルコがヤマトと出会い、家族がいるという当たり前の温かさを知る。これはヒルコだけでなく大和にも言えることなのがまたなんとも。

バルボラ帝国のみんながヒルコを大切に思っているのも良いですし、ヒロインこそ敵キャラでしたが、恐らく作中で一番温かい章だったかなと

●天の章
人造人間に情など抱かない、そう思っていた時期が私にもありました。娘を護ろうとする親父魂に痺れましたし、そのまま父親の思いを受け継ぐかのように新・ストライカー天として戦いに馳せ参じるさやかも熱い。さやかが飛翔するCGで鳥肌を立てたのは私だけではないはず。

しかしながらこの章の戦闘は展開の切り替わりが非常に早く、雑に感じてしまったのがもったいなかったですね。また、親父は託した時点で退場にした方が綺麗だったかなと思いましたね、引っ張り過ぎて感動が薄れてしまいました。

●空の章
待ちに待ったミラーの物語。始まって間もなく味噌汁を片手に涙を流すミラーにこちらまでうるうるさせられました。また、もう一人の春奈も出てきたりとボリューム満点で、リメイク前の作品である「電撃ストライカー」ではこの章が最後だったらしいですね。実際、この章でうまくまとまっていましたし、読了感もかなりありました。

守るべき役目は自分だった、春奈に酷い目を合わせたカーチスが許せない、一人でやると宣言したミラーもカッコいいですが、黙って見守るヤマトも中々。最強であるカーチスを倒してしまうのは王道だけど、ご都合主義ではないかと思いましたが、これはミラーの漫画の設定を思い出せばスッキリします。"最強のパワーと最悪の性格を持った怪物"でしたもんね、これを思い出すと納得もいきますし、熱い。

また、この章の思い出コレクターにはかなりイライラさせられました...いや、なに契約了承してるんだよ鬼かよ。神様的な存在と言われましたが悪魔にしか見えませんでした。

●鋼の章
零の章の続きということで、バルボラ帝国のみんな、そしてミラーを失ったリン。そして新たに登場したクリエの物語。クリエに関しては、開幕早々ストライカー天を切り刻んでいて、印象は最悪でしたが、妹想いの姉としての行動であったり、武人としての在り方が日常、戦闘シーンで表れており、徐々に好感度が上がっていきました。

ストライカー烈の活躍の場があったのも嬉しかったですね。零の章では登場こそしたものの、最後までもっていったのはストライカー零であり、印象としても薄かったので良い采配だったなと思いました。

●光の章
正直、空の章がTrue√として綺麗に締まっていたのでどうなのかなって感じでしたが、一人だけ救われていなかった幼少期のヤマトが救われていたのが非常に良かったです。この世界を作り出したのはヤマトの願いからであり、その責任は取らないのかというのが少なからず私の中でモヤモヤとして残っていたので、この章に関しては物語の出来よりも感謝の気持ちが大きいです。

終盤のアニメーションシーンはもうズルいです、ありがとう電撃ストライカーと言いたくなりますよあんなの。ヤマトが電撃ストライカーの思いを引き継いで後に繋げようとする終わり方もベタですが染みました。思い出コレクターにも一泡吹かせていましたし、何もかもスッキリしました。
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