asteryukariさんの「あしたの雪之丞」の感想

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設定自体は中々興味をそそるし、キャラクターに関しても良いキャラが揃っているなと感じた。ただ、肝心の主人公はというと...よく言えばクールだが、悪く言うと常に沈んでいるようなそんな印象を受けた。まあ事情が事情なので仕方のない気もするが、ヒロインと付き合うとなった時にそれが弊害となっていた。魅力的に見えたヒロインがただのあばずれ女に見えてくる...。
逃げるようにして新しい学校にやってきた主人公は…モテにモテる。せりなの口ぶりからするにイケメンなようなので当然と言えば当然なのだが、やはり引っかかる。別に主人公自体は嫌いではないのだが、もう少しカッコいい場面を見せてくれればより良かったかなと思う。

基本的にヒロインに支えてもらう、もしくはなりゆきで付き合っていくのが残念だ。勿論、中にはちょろっとした見せ場があったりもするが、そんなちょろっとで主人公はやり切った気になっているのか、ヒロインはこんなのでころっといってしまうのかと。話を読み進めていくと、主人公だけでなくヒロインの株まで落ちていく場面がいくつもあった。

まあ不満だけ垂れても仕方ないので良かった部分について語ると、それはズバリヒロインの春日せりなちゃん及び幼馴染の三人組だ。彼らはただ良い友達というポジションだけでなく、主人公が昔の自分を思い出すような、そんな場面を作るために作用していたのも良い。まあ彼らに関係を大切にしろよと言っておいて自分がぶち壊しに行くのは笑うしかないのだが。

彼らからしてみればいきなり現れた転校生に長年一緒に過ごしてきた女の子を取られたわけだ。しかも一週間も経ってないという。相当ショックだっただろうし、達也なんかはその気持ちを露わにしていた。当然の話だ。彼が病院で言っていた「せりなが好きなのは君かもしれない。でも、せりなを一番好きなのは、僕なんだ」という台詞があまりにも切ない。もしかすると私は知らず知らずのうちに彼ら二人の方に感情移入していたのかもしれない。

そんな風に皆から愛されているせりなちゃんはというと…これがもうとびっきりかわいいのだ。ノリは良いし、優しいし、料理も作れて怒った顔も素敵ときた。ヒロインは七人いたのだが彼女の持つヒロイン力は断トツだった。

個別の話自体は彼女の魅力を削ぐような内容ではあったが、恋をした彼女の新たな一面が見られるお話だったと思うと、何もかも全否定する気にはなれない。現に鉄平と達也も納得はしていないがせりなを主人公に任せていた。せりなが好きなこと以上にせりなが幸せになってほしいからこその行動なのだと思うと、とてもとても切ないし、本当に良い幼なじみだなとつくづく思う。

続編はあの寝たきりの彼が立ち上がるということで非常に楽しみだ。本作ではお世辞にも良い役とは言えなかった晶子が、どういった反応を見せてくれるのか、期待に胸が高鳴る。
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