bichigusoさんの「オトミミ∞インフィニティー」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

何故前作と同じ配送業を題材にしたのだろうか
『アルテミスブルー』は終盤に大きな欠点があったので点数が急降下したが、こっちは満遍なく酷い。
アスペクト比16:9から4:3に戻したのも残念な点。
点数上では本作の方が高く付けてるが、決してこちらの方が完成度が高いというわけではない。
5人のケモ耳ヒロインに嫌う要素がなく質が安定しているのが理由。
紺は声が小さすぎて聞こえなくなる問題があるが、この声優さんはいつもなので諦めてる。

セーブするとすぐに画面が切り替わるので、保護ボタンを押すためにはもう一度セーブ画面を呼び出さなくてはならない。
その他男性のボイス設定が適当で、オフにしていても頻繁に男が喋る。(半数のモブ男キャラはその他女性の方に属している)
後はスキップの既読判定が甘い。

共通ルートは最初は楽しいのだが、珊瑚とフォレストーが出てきてから一気にマンネリ化して退屈になる。
面白くないお約束は辛い。(しかも最後の最後まで同じ絡み方をしてきて大変ウザい)
それと主人公とプレイヤーが情報を共有していない問題があった。
学園に行かず仕事をしている理由が、学園は補修中だからといきなり言い出す。
その後、休日だったからという理由に変わる。
オトミミ運送の面子が学園生だということをいつの間にか知っている。(こっちはまよいがそうであることしか知らない)
珊瑚が学園に刀を持ってくるのを禁止されたと言ったすぐ後から斬りかかってくる。
そして決められた回数内なら攻撃していいことに条件が変わっている、等々。
一方で、まよいが徐々に主人公と打ち解けていく様は楽しみだった。
ヒロイン全員の裸立ち絵を余さず出していこうという半ば強引なやり口も好意的に受け取れた。

最初にプレイしたのは茶々子ルートだったが、個別も何かオカシイ。
茶々子「竜神窟の秘宝見付けて珊瑚に勝ったよ」→全員「えーーーっ!?×5」いや茶々子何お前も一緒に驚いてんだよ……。
そまりが子供にいじめられているシーンで地の文の視点が前置きなしにあっちこっち行って誰の内面描写だかわからない滅茶苦茶なテキストがあったり。
そまりが意味深な過去話らしきものをして、後で解明されるかと思いきやもう二度と出て来ない。
茶々子「大和くん!どこ行ってたの!?」→大和「ちょっと用事だった」→茶々子「珊瑚は帰ったの?」珊瑚と会っていたことを知っているならどこ行っていたのか聞くのは変だし、大体主人公が一人でいるときに珊瑚から携帯にかかってきて出かけたのに何故知っている。
記者会見で耳コキや尻尾コキしたくなるとかハナからバカゲテイストだが、ツッコミどころには事欠かない。
脈絡なく始まってすぐ終わるHシーンは勿論、茶々子&羽根美、てとら&紺の内容がコピペであることも言わずもがな。

■バッド&まよいルート
最終ルートなので色々書いてみる。

プロローグでループ物を匂わす発言があったのでいやー予感がしていた……。
結果的にループではなく予知のようなもので、物語を揺るがせるような超展開ではなかった。
がしかし逆に言えばこの能力が無くても物語は成立する。
割と余計な混ぜ物だった気がしてならない。

「獣人の女の子以外と、もうする気はないんだ」と冒頭で姉に言っていたので、千津留としたことがあると思っていたが初の様子。
この"もう"は過去に経験があるという含みではなく、ある時点から心変わりしたという意味だったのだろうか?

羽根美「竜神窟のときのように一人で操舵できるし大和さんのピンチを助けに行きます」主人公「そうか、そうだったよな」体験してないはずの出来事前提で会話してる……。
羽根美を変えたのはあんたでしょとか周りにも言われてるし、まさか全員まよいと同じ能力を持ってる?
平行世界のヒロインの経験が融合して成長したらしい。
まあそういう物だと言われればそうなのかと理解するしかない。

台風の日、尾耳丸がセレモニー用機材を積んで出航する。
陸が見えてきたあたりで場面転換、千津留と鏑木がオトミミ運輸の妨害をするように岩原島知事から言われる。
場面が戻り、尾耳丸のレーダーに異常が発生して事故る。
妨害指示から事故までの間に鏑木がやったこと。
フォレストーからチャフを盗んで、尾耳丸にこっそり積みこんで、水没船を邪魔になるよう移動させて、マスコミにタイミングよく撮らせるよう指示する。
高速艇が片道時間航行中にこれだけのこと、特に走ってる船に荷物紛れ込ませるのはどう考えても無理だろ!!
時系列の説明を怠っているだけで、実は事前に行われた密談なのではないかと考えたりもしたが、島知事が現場指揮でズブ濡れだったことから少なくとも当日、決定的なのは事故直前に涼子と会った鏑木が「会長と島知事に呼ばれていた」と言っていること。
まるでモニュメントを紛失するのをわかっていたかのようにレプリカを用意出来たのは考えても仕方がない部分。

セレモニー機材運搬の仕事が終わった後、まよいとHしたことないのにいきなり慣れてる感じで始まった。
主人公の部屋での初回を回避したからなのだが、整合性取らない雑なことするなら最初から選択肢で分岐なんかさせるなよ……。

事務所にいるアクターと牢屋の中にいる涼子がどうやって会話しているんだ?

岩原は庁舎に就職してほどなくまよいが出来たということで、外見に反して実年齢は若いのかもしれない。
他にも子供いるのにまよいにばかりかまけて何やってんのという感じ。
挙句犯罪者にまで身をやつして、まよいは異母妹弟から相当恨まれてるんじゃ?
いやそんなこと判別出来る年まで育ってないかもしれない。

最終的によくわからなかったのが涼子と千津留。
涼子はまず、奇襲で営業妨害した後に、真正面から宣戦布告したいから顔出しに来たとか意味わからん。
オトミミ運送に迷惑かけるだけじゃなく顧客の荷物を巻き添えにするやり方をしたのは最低だと思う。
これで人力社をダシにしてオトミミの評判上げようとしてたとか言われても。
さすがに手段まで岩原が指示していたわけではないだろう。
千津留はもう何から何まで謎。
特に目的があるわけではなく、狭川の利益と岩原に逆らわないことを優先していた。
あんたのせいで主人公死んでてもおかしくなかったぞ。
何かあったとき最終手段として獣人社長であることが槍玉にあげられると千津留から涼子に説明済みだったはずだが、実際その手段を岩原が取ったときは「最初からこういう筋書だったのね」と驚愕している。
まあそれはいいや。

獣人の生まれについてもっと説明が欲しかった。
遺伝子操作で生まれたハイブリッドだということだが、珊瑚の家は代々海賊家業が続いている。(家宝の剣は千年以上昔のものとも)
両親の存在が言及された獣人も多い。
一体いつの時代からある技術なのか?
また現在でも造ることは行われているのか?
例えばクジラとゴリラの両親を持ったら、子供は必ずどちらかになるのだろうか?
人間と獣人の子供は、獣人の形質を持って生まれてこないことはあるのだろうか?(まよい自身と羽根美の子供の2サンプルしかない)
必ず獣人になるというのであれば、人間から恐れられ迫害されていることに多少説得力が増す。

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