tawakemono666さんの「翠の海 -midori no umi-」の感想

ネタバレ感想を見たくない場合、文字を背景色に設定することが可能です。 → 設定変更

**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

外界から隔絶されたお屋敷に入れられた、心に傷を持つ男女の話。サスペンス要素が高く、真相が気になりドキドキしながらプレイしたら、結末がお花畑過ぎてげんなりした。

 実はお屋敷は、とある組織によって運営されている施設だったのですが、
・その施設内では法律や警察の力が及ばず、入居者たちの手によってその施設内の独自のルールで運営されている
・施設のルールを破ると最悪入居者たちの手で粛清される
・施設管理組織は、入居者間での殺人を含む私刑を黙認している。円滑に施設を運営するために、むしろ私刑を行うことを唆すこともある。
・入居者の保護者は、入居者たちの生死に関して一切関知しない。
という真っ黒けっけでした。

 閉鎖的な施設において、入居者間での相互監視や殺人を含む私刑が横行し、施設管理組織や保護者はその状況を黙認しているというのは、具体的にどのような罪状になるのか知りませんが、まず犯罪でしょう。殺人幇助に近いことをやっている施設管理組織や保護者には恐怖を覚えました。
 また、入居者の思考も不気味でした。入居者たちは、施設管理組織やこの施設に入居させた保護者、または施設を実質的に支配する入居者を恨んだり責任を追及したりせず、ひたすら自分が悪いのだと内罰していました。この考えは、入居中のみならず、施設を出るエンディングでも維持されていました。「辛いことがあったけど前を向いて生きていこう」というさもイイ話のようなエンディングになっていましたが、自分は被害にあったもしくは犯罪を告発するという意識は微塵も感じられず、洗脳から溶けていないことに愕然としました。
 誰も告発せず、被害者も被害だと感じないと犯罪は成立しないことを見せつける物語でした。


長文感想へのレスを書くには
 ・ユーザーIDを有している
 ・COOKIEが有効である
 ・COOKIEを有効にした状態でログインしたことがある
 ・5つ以上一言コメントを書いている
 ・長文感想を書いたユーザーが長文感想へのレスを許可している
の5つの条件を満たしている必要があります。

コメントデータ

このコメントはだいたい320回くらい参照されています。