Accord4312さんの「もろびと こぞりて ~JOY TO THE WORLD! THE LORD IS COME~」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

音楽科を有する学校を舞台にし、音楽を主題に置き切って、丁寧に描き切った作品だと思います。本当に音楽を志したという方などからすれば、確かに陳腐で、ご都合的なお話になるのかもしれませんが、大多数の人には「無縁」ともいうべきこの世界への、大多数の人の有する「高尚」なイメージのその通りに、雰囲気を壊すことなく描かれているという点だけをもってしても、優秀な作品ではあると思います。ある種「高尚」な雰囲気ながらも、学生らしいやりとりからの親しみやすさもある、王道たる作品といえるのではないでしょうか。ぼくはこういう雰囲気の作品が大好きです。長文部分はいつも通り、あまり意味をなしていない各ルートの雑感を書き留めたプレイメモです。
もろびとこぞりて
→ニコ生エロゲ雑談全盛時代に仲の良かった方にお勧めされて以降、ずっと気にはなっていた作品。その期待に応えてくれる雰囲気ゲーであればうれしいなぁ。

※「あぁ、台所が燃えてるから暑かったんだな、って納得しました」……するな!
→そしてこんな人に電話かけられたあやのセンセ……胃に穴空くだろ……

あまり共通部分で各ヒロインの性格等を把握しきれなかった部分もあるので、気分のままの基準で、攻略順は以下に決定。

渾神 紫→滝沢 四季→鵜瀬 麻由子→恵利原 歌乃

渾神 紫 79
→主人公になんらかの影響を与えてしまったであろう後輩ちゃん。クール系かと思いきや、意外とそうでもなさそうなという気もしないでもない。
→いや、ノリめっちゃ軽いですやん貴女……
◎ホント、すっごくいい、この関係。どっちもなかなか素直じゃなくて、少しやきもきする感じがあるところは否定ができないのだけれど、音楽でしか素直になれないとでもいうべきかのようなふたりの関係が、本当に心地いい。
※ぼくも渾神祭したい!!
※アイエエエエエエ!? なんで!? あなたなんで!?
→それならそのはずだよ、紫が存外町中のいろんな人に縁があるはずだよ……

→親譲りの頑固者で、意地っ張りな女の子。そんな女の子のすべてを、大切な人、優しい人、そして、女の子が大好きな、音楽は、優しく包み込んでくれるのだ。こんなに優しい世界、なかなかないように思うのだ。
綺麗に配置された五線譜の黒点の連なりが奏でる音が、いつまでも人の耳から心を鷲掴みにして離さないように。こんな優しい世界に心を掴まれてしまっては、この二人を取り巻くすべての事象が、自分のことであるかのように一喜一憂する世界が出来てしまっても、仕方ないと思うんだ。
→言葉にするのが難しいんだけれど、その優しい雰囲気にただただ飲み込まれてしまったように思いました。後輩だからといつもの精神で最初にやってしまったけれど、これは普通にいいものだった……

滝沢 四季 79+3
→SPS! SPS!() それはともかく、なかなかにファンキーなお方だと思うので、どこまで主人公が翻弄されるのかが、ある意味で一番楽しみなルートです。
◎この子、徹頭徹尾ド天然さんやなぁ……ホンマに先輩かいな()

→うん……いい……、ホント、SPSだわ……

→四季さんのぽえぽえした空間に完全にとらわれてしまって、ほとんどメモをすることなく駆け抜けてしまった。それくらいには、見ていて飽きない女の子の物語だった、そう思うことにしたい。……決して、僕の文章能力が致命的に欠けているせいだとは……うん、想いたくないなぁ。
◎やめてくれ……だから、やめてくれ……
→EP加点+3

※紫のルートとは違って。このお話は、音楽を愛し、その声を聞き取ることだけで生きてきた少女が奏でる、理想の音楽なのだろう。だからこそ、「fin.」ではなく「fine.」で〆た。こういうところ、単にぼくが想像の翼を働かせているだけに過ぎないのかもしれないけど、すごく、こだわっているようにも感じるのだ。

鵜瀬 麻由子 75
→地元を離れた主人公にもしっかりついてくる、幼馴染の女の子。主人公との間には、一緒に過ごしてきたという「歴史」以外は何もない、と断言してしまう彼女。そんな彼女には、今の主人公はどう映っているのだろうか。
◎すっごくいい子だ……いい子過ぎるよ……
いつでもどこでも、大好きな人のことを考えてて。自分のわがままでさえも、大好きな人のためのわがままになっちゃってて。どこか頼りなさそうな、自信なさげな感じを見せているのに、その実、誰よりも大好きな人のことを本気で信じている。
あまりに理想的な「物語のヒロイン」過ぎて、どうにかなってしまいそう。
※ちょっとおとぼけ気味なラストも、おおらかな麻由子らしい感じで、好きですね

→良くも悪くも、ちょっと「クサい」物語で、感動よりも先に「うまいことできてるなぁ」と感嘆してしまうような物語ではあったように思う。だからといって、他のルートと比べて劣っているとかそういうわけではなくて、むしろ、その「物語としてのしっかりさ」が、おおらかな性格ですべてを包み込んでくれる麻由子という女の子をより大海のように包容力のある女の子に見せてくれていて、満足感はあるお話だったかなぁと思っています。あまりの女子力の高さに、それは真名井響助ファミリーの女性陣だけの特権であるにもかかわらず、ついつい麻由子ちゃんに甘えようと飛びつきかねないところでした。

恵利原 歌乃 75
→たぶん、主人公とおんなじ意味で「迷っている」人なんだと思う。でもやけに妹を欲しがる。その真意はいったい、どこにあるんだろうか?
※賛否両論あるのかもしれないけれど、ぼくはこうやって相手のことを考えて迷って迷って、いろんな人に相談しちゃう人っていうのも、相手のことを考えて行動しようとしているという意味では、悪くないと思うのです。それにしても、登場人物ほぼ全員に聞くのは、引っ張り過ぎな気もしないでもないですけれど。
※あっ、この人実はボケに回ると天然気味で面白いな??

→やっぱりこのルートも読み心地がよくて、いつの間にか読了していました。話としてはまさに「天才少女の苦悩」と「そんな彼女と付き合うということ」という、王道な二つの題材を、これまた王道にしっかりと描いたお話なので、いい意味でお決まりの、丁寧なお話に仕上がっていたように思います。この作品のメイン級を務めんという彼女の立場らしい、「王者の風格」たるお話であったのではないでしょうか。
こんな意地っ張りだけど、ワガママで、ヤキモチ焼きな。そんな、世界に羽ばたく天才的な彼女を追いかけ続ける人生って、きっと、世界を愉しめる人生に違いない。

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推しヒロイン:渾神 紫
点数
(79+82+75+75)/4
=77.75
≒78

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