Accord4312さんの「七ヶ音学園 -風の採譜- Chapter2」の感想

ネタバレ感想を見たくない場合、文字を背景色に設定することが可能です。 → 設定変更

**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

陳腐な物語ではある。ただし、
それはこの物語を普通のエロゲーと比較した場合である。

今作品は、前作で長年の愛を実らせ、結ばれた主人公と音葉のその先の物語である。

そしてそのシナリオ展開は、単純に描けば

「付き合って幸せな日々→彼女との認識の差によるすれ違い→主人公の自覚→彼女の幸せのために主人公が選ぶこととは・・・・・・」

ということだけで事足りる。
こう書いてしまえばもう、「あぁなんだ、よくあるストーリーじゃないか」という気持ちになるのもわかってしまうのだ。

しかし、「風の採譜」シリーズは主人公の行動はその全てが「唯一のヒロインである『白鷺音葉』」に向けられたものであり、ボイスなしの物語でありながらも前作と合わせて3GBに及ぶ大容量が織り成すストーリーすべてがそこに捧げられているということを考えれば、その思いも変わるのではないだろうか?

思うに、エロゲーで陳腐な物語が好まれない理由というのは、一本の作品に複数のヒロインがいることが常であり、その一人ひとりを強く立てすぎては作品として成立させ難いがためにほどほどに立てることしかできず、そのような物語では感情を引き込めないほどにまで描写が薄まってしまっているのが原因なのではないだろうか?

私たちがテレビの先でしか見ない芸能人の結婚離婚やお悔やみに一定以上の感情を抱けないように、ある程度ヒロインとの距離が残ってしまっているために衝撃的な物語でなければ心にまで届かないのではないか?

さすれば、この容量が織り成す長さのすべてを、ただ一途にお互いを思い合う二人の純粋な世界を
紡ぐために捧げた今作では、そのヒロインと主人公のほかのエロゲで見たならば小さな出来事になってしまいそうな物語ですらも、心に届くのではないだろうか。

スタッフがユユカナの制作に関わることになって以降、こちらの方での作品の製作状況が伝えられることが少なくなっており、続編を匂わせる内容ながらもその先を楽しめないという状況が続いているが、ゲーム企画が立ち上がる前からこのシリーズを楽しんできた私を含むユーザーは皆、二人が紡ぐ互いを思い続けるが故に傷つき、悩む物語の続きを楽しみに待っていることは、勝手ではあるが一ユーザーを代表し申し上げたい。

そして、この作品を楽しむユーザーが、この駄文によって少しでも増えてくれることを願うばかりである。
新品/中古アダルトPCゲーム販売 通販ショップの駿河屋

長文感想へのレスを書くには
 ・ユーザーIDを有している
 ・COOKIEが有効である
 ・COOKIEを有効にした状態でログインしたことがある
 ・5つ以上一言コメントを書いている
 ・長文感想を書いたユーザーが長文感想へのレスを許可している
の5つの条件を満たしている必要があります。

コメントデータ

このコメントはだいたい243回くらい参照されています。