Terawoさんの「Omegaの視界 ~ミヨ オワレル シマイ トワ(●nd)~」の感想

世界観が素晴らしいゲーム、ただテキストの表現が人を選ぶかと
OPムービー、パッケージ画像に釣られて購入した作品。
四つの物語から構成されています。

「Omegaの視界 シキのはじまり/未開封のハコニハ」
「Omegaの視界 アキかけたシキのアイ」
「Omegaの視界 アキかけたシキのアイ:残(ザン)」
「Omegaの視界 ミヨ オワレル シマイ トワ(●nd)」 ここで完結


まず先に、もしこれからプレイをしようと思っている方へ
ねこバナナさんのHPにはこの作品に登場するキャラクター、相関図、作中の造語に関する説明がないため個人的にはプレイをしつつメモを取った方がよいかと思われます。
登場人物・造語が多く、さらにその造語を用いて会話などをされるので、造語に関する説明があった際にはメモをしておいて損はないかなと

さてさて、レビューは以下の流れでさせて頂けたらなと思います(ぺこり
文字数が多くて読むの面倒な方は ■感想 という部分だけでもチェックして頂けたら幸いです。

~流れ~
■物語展開(HPの説明、パッケージ裏だけですと、説明不足と感じたので)
■感想(駄文をツラツラ綴らせて頂けたらと)


■物語展開
大学生である主人公(飯窪真言:いいくぼまこと)は春休みを利用して飯窪家本家が経営する『ねこざんまい』という本屋でバイトをしていた。
飯窪家は昔から書痴と言われるほど本が好きで蒐集しており、趣味で始めたお店が「ねこざんまい」

ある日、本家と縁のある宮岡門王水(みやおかかどみ)から、ある調査のために飯窪家本家が在る玄ノ森(街名)へ一緒に行ってくれないかと頼まれます。

飯窪本家が長年探していた『月狂跳』(げっきょうちょう)と言われる物に関する書物
この月狂跳に関する一枚の紙片を先日宮は手にしており、それには玄ノ森にある神社のご神体とおぼしきデザインが書かれていました。
この関連性を確かめるために宮と真言は玄ノ森へと向かいます。

ただ懸念すべきこととして、これから宮と真言が訪れる玄ノ森神社
この神社の神官を務める三春家では人死にの事件が数件起っており…

果たして、宮と真言は『月狂跳』が何なのか? 
玄ノ森で起っている殺人事件がどう物語に絡んでくるのか?

『西洋色の強い伝奇、グループ間の思惑、猫』
これのキーワードに興味がある方はチェックしてみても損はない作品かと思います。

Omegaの瞳の祝福をあらんことを。


■感想
・物語構成
まずこの作品は『感得』(感じて得る)して物語を読み解いていく部分がテキスト多いです。作中でも、ある事象・物について言葉を用いて伝達することによる語り手と聞き手での認識の差異について語られる部分があります。(コトバの呪と作中では表現)
そのためか、テキスト中には『●』を使って名詞や動詞にあたる部分をよく伏せています。●で埋められた部分はプレイヤーが物語の流れから想像し、穴を埋めていく必要があります。

ニュアンス理解なので、全部に穴埋めをする必要はありませんが物語を読み進めていくにつれてこの●の伏字部分が理解してこれるようになってきます。
他にも、「Omegaの視界」の世界観を彩る造語 これらの意味解釈、繋がりがプレイ中に理解が追いついてくるようになると、この作品の面白さが上がるのではないでしょうか。

メモを取っていても、自分はこのシリーズの二つ目「Omegaの視界 アキかけたシキのアイ」の途中から、ようやく世界観の理解が伴ってきました。(単に自分の理解力不足もあるかとは思いますが…
一つ目の「Omegaの視界 シキのはじまり/未開封のハコニハ」の段階では、このゲームでは情報が一方的に与えられるだけで物語理解は正直あまり… 一生懸命メモだけは取っていましたが

ライターさんの知識力は豊富な印象は受けましたが、如何せん上記のようなテキストの都合上物語の伝え方が人を選ぶ作品かなと。
何を表現したいのか意味解釈を意識してプレイしてかないと置いていかれてしまう作品。
ただ、それが別に悪いとか言うわけでなく、合う・合わないであり 自分は前者でした。

マイナス面を言わせて頂くと、作中に説明も無しに不意にくる記号による文章表現、過去の人の警句や発言は正直ひらめきだったり、知識の有無などでこれはわからない人にとっては正直意味不明な部分も

○作中の記号による文章表現例の一部(解が作中にないので個人的解釈ですが…)
E凹 →飯窪
凹を「おう」ではなく、窪みと読むと主人公の姓

{(8日X)-(/|)}=シタイです →SEX
文字の引き算です。「8-/」+「日-|」+「X」とすると
「8-/」…8を構成する右から左へある斜めの曲線を引くと、「S」
「日-|」…日という漢字から、一番右にある縦棒を除くと「E」

○作中の警句の例
メメント・モリ…死を想え、死を忘れるな
        「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」→今を楽しめ

Don't trust under 30…「30歳以上は信じるな」と言った米のミュージシャンである
            ボブ・ディラン。 
            しかし自分が30歳になった時にこう言っています。
           「今ならこう言える"30歳以下は信じるな"」

メメント・モリは知っていましたが、正直「Don't trust under 30」と聞いてボブ・ディランは出てきませんでした。


・中身について少し
ジャンルが『猫のための伝奇系ビジュアルノベル』と言ってることもあり
『猫』というものが作中でも多く登場しており、この『ネコ』に関連するモノが物語では多数登場します。実際にニャーと泣く可愛らしい猫ではなく、別の対象を指す意味で『ネコ』と作中では進んでいっています。
じゃぁ、『ネコ』ってなんなの? とその部分をつらつら綴るとネタバレになってしまうので割愛をさせて頂こうとは思いますが
よいしょ*2に猫を彷彿させる描画が入ってはおります…(主人公の携帯の会社ロゴのマークなど)
ですので、可愛い猫ちゃん達が沢山出てくるんだよねっ♪
っという期待を抱いている方はお気をつけ下さいませ。

また『月狂跳』と玄ノ森神社のご神体の関連性を調査するための主人公主体の調査ゲーというわけではなく主人公以外の視点のキャラクター達(例えば、三春家の物など)からも物語・事件、それぞれの思惑が綴られていきます。
一部~三部までは主人公は、物語に対して比較的受動的 行動が与えられているという印象を抱きました。物語を動かしていってるキャラクターは別のキャラ達とでも言いましょうか。

三春家を調べていく中で可愛いヒロインも沢山出てきて、時にはデートもあり
このヒロイン可愛いっ!!>< と思わされる部分もあり、単に世界観・シナリオゲーでは終わらせない部分もあります。



なんか本当につらつらと駄文を綴ってしまった気がします。
もし、自分の拙い文書が少しでも読んで下さった方へプラスになっていたら幸いです。
長文でしたが、お付き合い下さり有難うございました(ぺこり

長文感想へのレスを書くには
 ・ユーザーIDを有している
 ・COOKIEが有効である
 ・COOKIEを有効にした状態でログインしたことがある
 ・5つ以上一言コメントを書いている
 ・長文感想を書いたユーザーが長文感想へのレスを許可している
の5つの条件を満たしている必要があります。

コメントデータ

このコメントはだいたい879回くらい参照されています。