nikurinさんの「妹スマイル」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

一番好きな妹ゲー
一番好きな妹ゲー



一番好きな妹ゲー。

発売当時一度プレイし、とても気に入った。
その後、「妹」を冠する色んなエロゲーをやってきたが、これを超える妹ゲーには出会えなかった。


「もう良い妹ゲーには会えないかも」と思った時、
「もう一回これをやり直せば良いじゃん!」となった。
という訳で今回久々に再度プレイした。
それが終わり、当時書いていなかったレビューも書くことにした。

以下
・妹ゲーとしての長所
・妹ゲーとしての短所
・シナリオ全体の流れ
と各キャラを項目で語るので、妹ゲーを探している人は参考にして下さい。


・妹ゲーとしての長所

このゲームの一番大きな特徴は、やはり共通パートが5分も無い点にある。
全員が顔を見せ、すぐに誰を妹にするかという選択肢が出る。
攻略も糞も無く、あまりの思い切りの良さにかなり驚く。

また、その個別ルートに突入後は別の妹は登場しない。
モブは出てくるが立ち絵は選んだ妹のみという徹底ぶりだ。

元々エロゲーという媒体の欠点として、多くのキャラクターを出さないといけないというのがある。
ヒロインが一人しか出ないエロゲーは当然リスクが高いし、そんな企画は中々通らない。
(もちろん無いわけではない、こいびととどうしですることぜんぶ、とか)

そんな中でこの作品がやったことは非常に斬新で面白かった。。
ある妹を攻略中、他の妹やキャラを一切意識せずに済む。
これは本当に素晴らしいことだ。

俺がこのゲームをプレイ後、タイトルに「妹」が入ってる他のゲームで満足できなくなってしまったのは、
妹が3人も4人も5人もいて、それら全員と一緒に暮らしているいうことだ。
テンプレ学園物のように妹が1人いて、あとは幼馴染とか先輩とかがいる普通のエロゲーでも満足できない。
この作品をプレイ以後、上述したエロゲーの欠点を常々意識せざるを得なくなってしまった。

あるヒロインと2人きりで暮らしている、その1人の女の子(妹)との関係をひたすらつき詰めることができる、
この楽しさを知って、他のエロゲーを素直に楽しませてくれなくなったこのエロゲーの罪は非常に深い。

はっきり言ってしまえば、これより使える妹ゲーなんていくらでもあるし、
本作に出てくる妹より可愛い妹キャラだっていくらだってある。

でも、この作品は誰を攻略しても妹と2人きりなんだよ。
2人きりで一緒に暮らしていくんだよ。
攻略中の妹以外何も考えなくて良いんだよ、最高だよ!

ちなみにこの形式の弊害として、好みじゃないキャラの攻略に入った場合、
非常にダルくなる、その点だけ注意。


・妹ゲーとしての短所

本作は親が死んだことによって、それまで存在すら知らなかった妹と同棲することになるという話だ。
だから、妹属性として重大な「昔から一緒」とか「過去の思い出」とかが無いし、
いわゆるブラコンはいない。(ブラコン気味のキャラはいるが明らかに説得力は薄い)
そういったことを重視する人はあまりオススメできない。
そのために過去にも繋がりがある秋穂でバランスをとるのをはかっていたが、
もう1人、2人はそういうのがいても良かった

俺は基本的にほとんど知らない女の子といきなり同棲したりするシチュが凄い好きで
知らない女の子と家族になっていく話も好きなので、ストライクだった。
でも、これがじゃあ純粋な妹ゲーかと言われるとうーんってなる。
まあ好きな妹ゲーなんですけど。


・シナリオ全体の流れについて

上述の通り、共通パートは5分で終了。
攻略する対称を選べばそれで個別ルートへ。

ルートに入ってからは普通に同棲することになり、
1時間以上はお互いのことに戸惑いながら生活していくベタな展開もあれば
割とすぐに初Hに入るのもある。

この辺は抜きゲーとしては不親切だが、それぞれのキャラを飽きさせずに楽しませる工夫としては一役買っている。
エロシーンはキャラによって若干バラつきがあるが8、9回くらいあるが
だからといって、1回のエロシーンが終わってから次のシーンに入るのに少々時間がかかる。
抜きゲーというよりは抜きに特化した萌えゲー、いちゃいちゃゲーという感じ。

エロシーンは色んなコスチュームを着た状態での本番がメイン。
コスチュームがそれぞれのエロシーンごとに変わるのはとても嬉しいのだが、シチュへのこだわりに欠ける。
そのほとんどが本番でただ腰を振ってパンパンするだけなのがほとんど。
一人8,9回もあるのだから、抜きゲーのようにある程度ハードな方にも足を突っ込んでくれないと、
途中でかなりダルくなってくるので、スタッフはこの点をもうちょい意識して欲しい。

シナリオ自体もキャラによって出来や流れに非常にムラっ気があり、
作品全体を総括するような一言や評価には困る。
それぞれのキャラのシナリオについては以下を参照。


・春菜

公式曰く「普通の妹」
という割には話が重く、全然普通じゃない。
主人公と暮らすまでは一緒に暮らしていた親戚から虐待を受けており、
最初は可哀想なぐらいオドオドした態度をとる。
あまりにビクビクした喋り方をするので、ちょっとイラつく。
優しく接するだけ兄にベタ惚れ、でもそれも仕方ない境遇だと思う。
兄との生活で虐待されてついた心の傷を少しずつ癒し、乗り越えていく話もあり、
本作の中では話らしい話がある部類。

余談だが最初から家事ができる妹はこいつのみ。


・夏希

強気な感じの妹。
ツンデレっぽいキャラデザだが、ツンデレというよりは駄々っ子っぽい印象。
テンションが無駄に高い。
個人的には好みのキャラじゃないが、話の出来は一番良かった。

主人公と衝突を繰り返し、
「家族とは何か」「どうすれば家族になれるのか」
という俺好みのテーマをしっかり突き詰めてくれてポイントが高い。
無駄に彼女の前の父親が出てくるという話もあるが、
そのクズ親父に対して出した結論も立派で、中々面白かった。


・秋穂

アホの子。
本作唯一の昔から主人公と面識がある。
そういった意味で、本作の他のキャラとは全く違う雰囲気や流れがあり、かなりの変化球。
……なのだが、基本的にはイチャイチャとSEXを繰り返し、気付けば終わっている。
好みじゃないと相当キツい。


・冬霞

本作で一番可愛い。
それでいて一番エロい。
最高の妹。

彼女も基本的には何故か好感度が100%で、その辺の説得力に欠ける。
傾向は春菜に似ているが、春菜と違って重くもないし、話も薄い。
が、だからこそ、イチャイチャに関しては一番丁寧に描かれている。

初Hまでの初々しいエロさは本当に興奮した。


・詩季

彼女も割と話らしい話があり、それなりにシリアス。
話のできは悪くないが春菜夏希に比べると面白く無かった。

夏希よりはツンデレっぽいが、その辺も微妙。
他のキャラと比べ、主人公を好きになる理由が圧倒的に薄く、なんかよく分からなかった。


・歴

「いつでもすきしてどこでもすきして」とキャラの名前と声優が一致している。
が、特に「してして」と共通点のあるキャラではない。
見た目も性格も全く違う。

の割には「前世」という言葉を使い、「してして」ネタを絡めてくる。
してしての通学路や家も登場する。
一応同じスタッフではあるが「してして」みたいな抜きゲーとこんな風に繋がって喜ぶ人がいるのだろうか?
俺はよく分からない、スタッフのオナニーを見せられた以上の感想は無い。

話らしい話は秋穂以上に無く、互いを好きになる理由は前世の因縁以外何も無い。

「してして」を知らない人は「はぁ!?」となるだろうし、知っている人も「だからなんだよ!」としかならない。

暦ルートに行く時はある程度覚悟すべきだろう。


・ディスクレスにできない

これだけで-5点した。



以上のことを参考に、妹ゲーを探して彷徨っている人がこのレビューを見て、この作品を手に取るか否かの判断材料になれば幸いである。


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