asteryukariさんの「聖剣のフェアリース」の感想

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はじめはそのネタのような設定を見て顔を顰めてしまったが、中身はいたって真面目で、人物の造形もよく出来ていたと思う。いくつかの不満点もあるが、それなりには面白い作品である。

タイトルからも何となくわかるように「戦う女の子たち」を描いた作品であり、「大天使教団」や「聖痕騎士団」といった少年心をくすぐるようなワードがわんさと出てくる。話としてはLittlewitch系列でいうところの白詰草話に近いかもしれない。あくまで主人公は彼女達をサポートする立場に立っていた。

で、その主人公の持つ能力というのがまあエロゲらしいもので、彼の精液が彼女たちの力になるとの事。そんな設定なのもあって、えっちシーンの数はわりと多めであり、攻略に関しても会話や選択肢による分岐ではなく、ヒロインとのえっちの回数(経験値)によってルート分岐していく。

えっちシーンも中々良いものが揃っていて、なぜそう感じたのかと思い返してみるとそれはやっぱり女の子達自身がしっかりとえっちだったからかなと。塗りが綺麗だとか、シチュエーションが凝っているだとか、そういったエロさではなく、キャラクターのタイプに合わせたシーンを提供してくれる。これが非常に嬉しかったのだ。

ゆりなら妹キャラらしく少し彼女を揶揄うような、それでいて初々しいやりとりであったり、小悪魔娘なイングリットちゃんであれば彼女がリードする形のものだったりと本当にユーザーが求めているモノをよくわかっているなと思うようなシーンばかりであった。中でも千鶴はドンピシャで、まさに彼女に期待していた通りの素晴らしいシーンの数々を見せてくれた。

といった感じで本作の魅力の半分くらいはシーンにあったが、もう半分であるところのシナリオの部分もそれなりに面白かった。「それなりに」ということでまあいくつか不満もあったわけだが、決してダメな作品ではなかったと思う。

まず良かったところについて触れると、戦いを通じて主人公とヒロインだけでなく、ヒロイン同士の仲が深まっていく点が非常に良いなと感じた。そして、それは戦いに関しても同じことで、戦闘を重ねるごとに連携が上手くなっていく彼女達を見て素敵だなと。特にイングリット√のラストなんかは凄く好きで、千鶴が実に良いキャラしていたなと思う。見た目だけでなく心までも美しい、間違いなく一番好きなヒロインであった。

次に悪かったところ。これは全√に言えることだが急なパワーアップあるいは奇跡を起こして解決という幕の降ろし方が少し気になったかなと。別にご都合主義が悪いわけじゃないが、そこに至るまでの時間をもう少し確保してほしかった。そうであったなら素直に彼女たちを見守り続けることが出来たと思う。あとは敵の戦う理由が少し薄かったので、そこも補強してくれると尚よかったかなと。

まとめとしてはシナリオこそ平凡だが、キャラクターに着目して話を追ってみると良さも見えてくる。あとはシーンがおまけではない、しっかりとしたものが揃っているので、そこも評価点になるかと思う。
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