broadsnowさんの「冬のロンド」の感想

褒められる点は絵と声優のみ。CGの使い方も良い。設定はツッコミどころ満載。シナリオは中盤までは普通、それ以後は酷い。主人公の印象ははっきり言って悪い。テキストは『♪』を多用するのが苛つく。特に13話は主人公のセリフで多用され苛々が半端ない。長文は設定、シナリオおよび主人公の文句、不満点である
設定に関して
1、ルミアウラ語
ルミアウラ王国という架空の国が舞台は構わないが、言語まで架空のルミアウラ語とする必要ないのでは?英語やフランス語、スペイン語などが使われている設定でも充分だ(例えばインドでは英語が公用語とされている)。
無論ルミアウラ語というものがあっても構わない。しかし、ルミアウラ人ではないヴィクトリアの許嫁が主人公達と会話する(=ルミアウラ語を喋る)イベントの際は不自然な印象を与える。

2、ルミアウラの歴史
初代女王が建国したのが約5000年前とされているようだ。そして当代の王が第16代目である。

(参考)
現存する王室で最も古くからあるのが日本と言われている(日本の場合正確には皇室だが)。その歴史は(神話を含めて)建国が約2700年前、今上天皇陛下が125代目である。

日本の約2倍も古くからある設定なのに王がたった16人しかいないという・・・・・・。単純計算だと1代の王の治世は300年以上になる。長生きってレベルじゃない。
過去に王位に空位があったと仮定しても空位期間が尋常じゃないことになり、とても王国と呼べるものではない。

3、街と川の距離
ライフラインの水源が街から徒歩1時間以上の距離にある。当然ながら人間の生命活動として水は必要不可欠。それこそ作中でも毎日汲みに行っている。ならば、水源近くに街を形成するのが通常。いわゆる古代文明も川などの近くで栄えている。何故、徒歩で1時間以上の距離があるところに王国ができたのか・・・・・・



シナリオ及び主人公に関して
1、エロ本
幼馴染みから嫌がらせとしてエロ本が贈られてくるイベントがある。ヒロイン達が仕事に勤しんでいる間に仕事を何もせずエロ本を読み耽っているのは印象が良くない。しかもヒロイン達が仕事している間にこんなことするのは良くないから処分しようと言った後にも読み耽っている。有言不実行な人間である。

2、独り言
主人公は独り言が多い。現実でいたら危ない人間と呼べる程度の重症である。この時点で印象は良くない。そして不思議なのは、この独り言はどうやらルミアウラ語でしているらしい。ヒロイン達がその内容を理解しているからだ。この展開は非常に不可解でならない。

3、15話のヴィクトリアに対する主人公の発言
ルミアウラは他国の王族や資産家から援助を受ける為に自国の姫を政略結婚させるのが伝統的に行われている。そんな国民を飢えさせない為に政略結婚する姫達を娼婦呼ばわりするのは流石に失言が過ぎる。

4、結末
ヴィクトリアの許嫁と決闘し、勝利するところまでは納得できないことはない。だが問題なのはその後の投げっぷりである。
貧しいルミアウラでは現状、政略結婚をし援助を受けるしか飢えを凌ぐ方法がないとされている。その為、ヒロイン達には許嫁がおり、破談したヴィクトリアにすら新しい許嫁が出来ることも示唆している。
それなのにエンディングでルミアウラの問題を何ら解決できていないのも関わらず、ヒロインと結婚してめでたしめでたしと終わる。問題を提示しておきながらその問題を放棄した形で幕を下ろしている。
ライターは設定をもう一度噛み締めろ。


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