bichigusoさんの「水平線まで何マイル? - Deep Blue Sky & Pure White Wings -」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

グラフィック以外の見所は?
すまいるcubicアペンド導入状態でプレイ、ただし感想は別個で。
紫やageの変なアスペクト比のワイド画面と違い、初の16:9のエロゲではないでしょうか。
この頃は16:10と16:9のどっちがPC用モニタの主流になるかまだわからない時期でした。
というかむしろUXGAからの拡張仕様である1920×1200(16:10)の方がPC用として"素性が良い"ので人気だったと思います。
TVと同じため量産しやすかった1920×1080(16:9)の前に呆気なく淘汰されましたが。
エロゲをワイド画面にするとキャラの左右に空きが出来て宜しくないのではないか、という当時の風評のためか知らないが立ち絵の場面はメッセージウィンドウを画面右半分に表示するという試みがなされている。(正直凄く見難い)
システム面では、メッセージウィンドウが×ボタンでしか消せないのに透過率も設定出来ない。
選択肢後のスキップ継続設定が一か所を除いて機能しない。
既読スキップも判定が甘い部分あり。
それ以外は特に不満なし。

個人的に受け付けない演技のキャラが2人も居たのがキツかった。
間延びしてトロットロ喋る沙夜子、うわずった声でボショボショ喋る湖景、しかし好きな声優だけに勿体ないという葛藤があり…。
個別ルートは何とか我慢することにしてそれ以外ではボイスオフすることで対応。

主人公の発言が「」でくくられていたり地の文に紛れていたり落ち着かないのが混乱する。
まるでヒロインが空太の心の声に返答しているように見える。
会長が多いですが、他のキャラでも発生します。
というわけでテキストは読みづらい。

シナリオはどこを狙っていたのかよくわからない話でした。
萌えもなく、燃えもなく、かといってギャグでもなく、ストーリーも深刻ではない。
教官周りはトップをねらえ!のパロディ臭が濃いですが別に笑える類のものではなく。
トドメにHシーンは1回だけ。
ジュヴナイル書きたいなら最初から家庭用ゲーム機だけに的を絞ればいいのに。

中々面白くなってこなくて序盤は読むのが大変でした。
で、原因を考えてみたら上村。
まず名前ネタがしつこい、話し方も持って回っていて一々大仰なのが大変鬱陶しい。
気付いてからはこいつの出番は殆ど読まずに飛ばしてます。
期末試験で赤点取ったら活動停止でやばいやばいと煽っておきながら、結果が示されないのはどうかと。
どれだけギリギリでプラン決定して付け焼刃でも必ず大会に優勝してしまうのは、他の参加チームが可哀想でした。(陽向・湖景・沙夜子ルートでは、優勝チームの不正発覚で繰り上がり優勝)
エンドロールの終わりの方にちらっと記事が写るだけでエンドロール自体もスキップ出来ますから、CG閲覧モードを見ない人は負けたんだと思っていることでしょう。

良いところは話の短さ。
面白ければ長い方がいいですが、その逆は辛いですから。

朋夏は自分のルートでのみトラウマ爆発、大会本番では小手先技で回避するが寛解したわけではない。
派生症状である失語症は治ったのでそれで誤魔化されてしまった感じ。
思いが届かないと知ったとき髪を切る。(軽量化対策という名目で)
考えてみれば一番不憫なキャラ。
しかし全員クリアしてから改めてメインヒロインは彼女だなと思いました。

湖景と陽向は特に語るようなことはなし。
ハード面とソフト面で表裏一体、大会は準優勝だが繰り上がり優勝したという点も一緒。
他のキャラと違うところといえば、湖景だけ大会前にHがあり、唯一ベッドで初体験出来る。
陽向がメカに詳しいのは勉強して資格まで持っているからという話は何故か自分のルート以外で語られる。

麻里矢ルートは航空部の不満や折衝や嫌がらせがあるのかと予想しましたがその辺りは何もなし。
何と言ってもいきなりキスでポカーン。
それに至る過程の描写が欠けている。
それと浴衣姿を砂浜に押し倒して初体験って相当酷い記憶になると思います。
浴衣はダメにならなかったか、誰にも見られなかったか、砂は入らなかったか心配です。

沙夜子ルートはかなりマズい。
何もせず責任と結果だけ部員に押し付け、負けると勝手に解散する。
他のルートでは「何やら裏方仕事をしているらしい」という話自体はあったものの実働の様子は見られず個別でそれが見られると思っていたのですが、のんびり構えてるだけで本当に何もしてない。
これまでプレイしたルートでは皆それぞれ仲間として頑張ってきたものだと思っていましたが、結局沙夜子は部員を手駒としてしか見ておらず会を私物化して考えていた、優勝したから何も言わなかっただけだと気付き空しくなりました。
共通ルートで、人が真面目な話をしているのに笑いを堪えていたり元々印象が悪く好きなキャラではないですが更に魅力ダウン。
空太なら何でも出来る、空太に任せておけば大丈夫、としばしば言っていた理由も明かされず。
単なる根拠の無い憶測?
一応ハッピーエンド風ですが、「畳と彼氏は新しい方がいい」がモットーの人ですから空太が捨てられる日も遠くないでしょう。

総評としては、CG集以上の価値を見出せませんでした。

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