泣きゲーにありがちな「お涙頂戴」シナリオで終止していないところが良い。
まあ、お涙頂戴なシナリオも個人的には好きですけどね…。
ただ、そういうのが好きではない方にも十分お勧めできる泣きゲーだと正直思います。
この作品の特徴は、クリア順の制限がシナリオの描き方に大きく関与しているところ。
特定のキャラをクリアしないと次のキャラをクリアできないというシステムは、まあギャルゲにはありがちなシステムなんですがね。
特定キャラをクリアして残った謎が次キャラのシナリオで解明され、最終的に夢シナリオへと続きます。
クリアの度に謎が1つ1つ解けていくという快感を味わうことも出来ました。
個人的には、洋と夢の間に生まれた娘が「芽愛(メア)」だったのがグッと来ましたね…。
ここらへんの経緯は、ファンディスクのAfterStoryで詳しく語られますが。
絵も個人的には好みで、立ち絵の動きが結構可愛いです。それとデフォルメ絵。
欲を言えば、デフォルメ絵の閲覧モードが欲しかったですね…。
個人的に天体観測もリアルで好きなので、天体や星座に関する薀蓄が出てくるのも気に入りました。