校庭にあるモノリスという奇妙なタイトルは、場違いに立つ石柱のような強い存在感を主張するものと考えていたが･･･。たぶん気のせいだった
気になる方はあらすじをざっと見てみてください。
ギャグゲーだなとすぐわかるんですが、パッケージには白濁まみれの怒り顔の少女が描かれており、
煽り文句に「お前ら・絶対・殺す!!」とか書いてるので、
輪姦か複数プレイが自然とありそうな雰囲気が出ています。
なんだか面白そうだな、と思ってしまうわけですよ･･･。
実際はどういうゲームかというと、あらすじ以外の要素はゲーム内容に含まれてないです。
主人公とヒロインの公開セックスや、
射精一億回のためにエロゲーの中で分身したヒロインが世界中の男に足コキする展開があるだけで、
基本は主人公とヒロインの1vs1のHシーンしかありません。
この時点ではそれでも笑えればいいか、とまだ楽観できます。
ゲームは校内番長のヒロインが学校中の暴走族をダイナマイトで絞めるという破天荒なシーンから始まり、
ヤマタコ様というエロ神の起こす珍事件を鎮めるため、
主人公の日登実 吾空(ひとみ ごくう)がヒロインと衝撃的セックスをする羽目に･･･という、
まさにあらすじ通りの展開をしていきます。
はたしてどんな衝撃的なHをするのかと読んでみれば、
尿道にダイナマイトをぶっ挿して射精してみたり、
吾空がロングチンポや数珠つなぎキンタマ触手の怪物に変形してヒロインとめちゃくちゃにまぐあってみたり、
男子生徒達のシコシコの風圧で浮いたまま公開Hしてみたりとまぁ～すごいことになります。
そもそも事件のきっかけからして屋上チンポ肥大事件だの、
全校生徒キンタマ消失事件だの面白おかしいことになっており、
(こちらで勝手に命名してます)
スタジオ亀･･･頭の名に恥じない攻めた姿勢！イカスぜ！って感じです。
＜前置き終わり＞
プレイを進めるにあたって問題なのが、笑えそうな内容説明で前置きしてみましたが
Hシーンのテキスト自体がそんなに(･･･全然？)面白くないこと。
※人によっては地雷踏んだかもってレベル
本作の特徴は
・破天荒な番長ポジションの美少女キャラ
・物事のスケールがとにかく大きい
・事件発生⇒ぶっ飛んだHシーンの繰り返し
・射精させて主人公もろとも敵を倒す
のようにまとめられます。
この中のどこで笑わせにくるのか？というと全てで笑わせにくるんですが、
笑わせ方に非常に難があります･･･。
というのも、
起承転結の順に展開してオチをつけるのではなく、
起起起起起起起起起結ゥ！って感じなんですよね。
起起起起起起起起起結ゥ！です。
あまり起と起の間で爆笑が起きません。
その時々で笑わせるようなアイディアは豊富なんですが、
スケールが大きい話を持ってきたと思ったらまたスケールが大きい話･･･というように、
一回一回の笑いがぶつ切りになりがちです。
各方面のギャグゲーを全体的に劣化させたようななりそこないの感じが強く出ていて、
シナリオに上手く絡んでない笑いに感じました。
漸進的にHシーンが激しくなっていくとか、
スケールばかりが大きいワンパターン展開に飽きがこないようにして欲しかったなぁと。
非Hシーンではスタジオカメの特徴である間違うとループする選択肢の引き延ばしが健在ですが、
シナリオの中身が薄すぎて選択肢の方が楽しく感じたほど。
感情移入の点でも主人公は半ばゲテモノ、ヒロインは素でイキまくる淫乱で入り込むのが難しいです。
期待を煽っていた凌辱要素も全くといって無く、和姦が最終的に少しあるぐらい。ﾄﾞｳｼﾃｺｳﾅｯﾀ
Hシーンは主人公が触手化する抜きゲーに近いですが、
荒唐無稽で頭に入ってこない部分が大半なので実用性も高くありません。
CGは見た目のエロさよりギャグに走った感じが強く、
一味違う要素で値段分の質を確保した仕上がりかと。
そこを割り切らないで買うと少なからず後悔しそう。
ヤマタコ様の最終儀式を校庭で行うシーンは、
学校という場には異質な原初の交合＝モノリスを形成するかのようで
やっとこの作品のことを理解できたと錯覚しました･･･。
しかし、なぜか空が急にひび割れて空間の裂け目から女ヤンキーが落ちてきます。
「なんだオメェらぁ！」「あれは伝説の･･･」
彼女は一体･･･？
To Be Continued!! ※メーカー死亡で続かない
ヤマタコ様を鎮める儀式は何の意味があったのか、
伝説のヤンキーが登場して全部うやむやになりました。
投げっぷりを見るに次回に続く！も続かない前振りっぽいしｗ
そして校庭のモノリスって何だったんだよ･･･ｗｗ
攻略作りました→
https://seesaawiki.jp/erogekouryaku/d/%a5%b3%a5%a6%a5%c6%a5%a4%a5%ce%a5%e2%a5%ce%a5%ea%a5%b9