【バグが多すぎて製品版として成立していないレベルの同人妹おさわりゲー】
【総合評価】55点
【シナリオ】8/20点【原画】14/10点【音楽】2/10点【キャラ】7/10点【声優】6/10点【エロさ】18/40点
※バグの多さを考慮してエロさの観点で大きく減点
※前提として筆者はバグ修正前のVer1.0をプレイした上での評価
★良かった点
正直胸を張っていいと言えるのはスチルの良さといもうとの可愛さだけ。
▼その他細かい点で上げられるのは以下4点
①主人公の名前を決められるのは多いが、まさかいもうとの名前を決められるゲームは初めてだったので驚いた。
②これまでのおさわりシュミレーションゲーとは違って、アンドロイドという設定と最初から好感度がMAXという人捻りが加えられており面白い。
③CGのクオリティやアニメーションの動きは悪くない。声優さんの演技力は正直及第点と言ったところか。
④ところどころセリフに(○○)など、作者独特の感想のようなものが入っており、そこにセンスを感じるので楽しめた。
以下で結構辛辣に感想を述べさせてもらうが、十分魅力はあるゲームではあったと思う。
★悪かった点
とにかくバグが多く、確実に製品版として売り出してはいけないレベル。
1度オートモードにすると、クリックしても進まなくなったり、スキップモードにするとシーンが終わるまで解除できないなど多々ある。
特に酷いのはセリフとボイスがズレることが多々ある。シナリオを楽しみたいのに正直かなり萎える。ズレが酷すぎてもはやボイスをオフにした方が楽しめるかもしれない。あとはシナリオで裸エプロンはどうですか?みたいなシーンなのに、実際の立ち絵はめっちゃ服着てるみたいなバグ。自分で立ち絵の衣装を設定できるのは素晴らしいがそこは強制裸エプロンにしてくれよ。
あとは一緒にお風呂に入れるようになりましたからのお風呂コマンド押しても「もっと仲良くなれば一緒に入れるようになるかも?」の1点張りで、いくら好感度を上げても発生しない。
しまいにはえっちイベント中に何のコマンドも効かなくなる始末。ひどすぎるのでエンディングを適当に回収して途中でやめた。
シュミレーション面について
1日のコマンドがワンパターン過ぎてシュミレーションでステータス上げていくって感じじゃないのでゲーム性が全く面白くない。
おはなしを選択しても何か会話に応じた反応が帰ってくるわけでもなく、ただなにかのステータスが上がるだけ。さらに会話も1日1回しか出来ないので虚無。
UIUXもなかなかに酷い。エンディングを見返せない点や、解放されたプレイを押しても何も起きない。
全ルート解放後に、エンドレスモードが解放されるが、いくら押しても再起動をかけても全く反応しなかった。
プレイ中のボイスがないのもおさわりゲーとしてかなりの減点。さらに、プレイ中のセリフパターンが少なく反応もイマイチ。
そして1番致命的なのはSE面がないこと。挿入時やバイブの音など何もかもない。基本SEはないと思った方がいい。
総評としては、CGやキャラデザは凝っておりいいのに、バグやゲーム性で全てを台無しにしているゲームと言える。申し訳ないが、今後のアプデで解消されてもまたやろうという気は起きないレベルでひどかった。ただし、定価1980円でさらに50%オフの980円で購入したので値段相応かと言われれば頷けるかもしれない。
同サークルで自作が出るのであれば、しっかりとデバッグを行ってバグがない状態でのリリースを願う。