【なんとなく生きてきた主人公と逆張り少女の生徒会選挙物語】
【総合評価】81点
【シナリオ】44/50点【原画】13/20点【音楽】16/20点【キャラ】8/10点
※声優がない分シナリオに10点加算の特別配点
★よかった点
350円でこのクオリティ、買って損する人はこの世にいないと思う。まさに破格。
1シーン1シーンがスチルで進んでいくので、短編映画を見ている感覚で非常に凝っており満足感がすごい。
BGMはOP曲以外フリーBGMらしいが、雰囲気と絶妙にマッチしていてめちゃくちゃいい。
シナリオは2時間程度の短編なのにメッセージ性が強く、1つ1つのテーマも深くて陳腐さを全く感じない。起承転結がしっかりしていて話がまとまっているので、読み進める手が止まらなかった。日常パートがなく、すらすら話が進むので余分なシーンが一切ない。話の内容や三好が逆張りをする理由など全てにおいて説得力があるし、話のオチも素晴らしい。全くこの展開は考えていなかったので、めっちゃ笑いました…ｗ
ヒロインの三好は一見めちゃくちゃ変なやつで最初は全く魅力を感じなかったが、徐々に徐々に惹かれていくキャラ。照れ顔が可愛い。内に秘めているものは大きいが、筋が通っていてブレないというか推せる。
クリア後に解放されるおまけ要素もひとネタ仕込まれていて面白い。筆者はクリア後に必ずスチルを見る風習があるので、未使用イラストやミニゲームなども用意されており思う存分に楽しめた。しかも未使用イラストも全てめちゃくちゃいい。。。
★悪かった点
悪い点はマジで思い浮かばない。
購入する前からわかっているのでなんの文句もないが、やっぱり声がないのは残念。せっかく個性豊かなキャラ達が多いのに物足りなく感じるのは致し方ない。