【主人公の願いから生まれた“カミサマ”と恋するお話】
【総合評価】75点
【シナリオ】27/40点【原画】18/20点【音楽】15/20点【キャラ】8/10点【声優】7/10点
★よかった点
ヒロインは主人公の願いから生まれたカミサマという設定の女の子「ミコト(主人公命名)」で銀髪赤目の自分の癖に刺さる激かわキャラだった。
ななかまい先生のイラストはどれも美麗で素晴らしいの一言。
また、立ち絵のある登場人物は姉とミコトのみだったが、姉ちゃんのギャグ線が高くていいキャラしていたため満足できる。CV.早瀬ゃょぃが非常に合っておりさすがの演技力だった。表情差分が多かったり、キスシーンでは急に近づいてくるなど演出も細かくこだわりを感じる部分もあってグッド。
★悪かった点
シナリオ面については、前半の展開はよかったが短編ものという点もあってて展開が早すぎて陳腐に感じた。キャッチコピーで“願い”奇跡”を語っているのに、奇跡というものにはご都合主義を感じてしまう部分があった。特に、ミコトと再会する部分が重要なのに、ぬるっと戻ってくるところや再会後を後日談でまとめられたのが残念だった。
筆者はパッケージ版でもともとR18版をプレイしたが、各種配信サイトだとR18要素がそもそも追加パッチのため致し方ないが、後日談でまとめてHシーンを連打してきて抜きゲーっぽさを感じたため、これなら最初から全年齢の方がよかったと思った。
ただし、シーン数とプレイ内容も豊富ではある。
システム面では、バッグログからシーンジャンプができない点やボイスの延長設定がないなどノベルゲーとして最低限欲しい設定がなく、悪目立ちするポイントが多かった。一番言っておきたいのは、シナリオの終わらせ方についてで、最後いい雰囲気で終わるのかと思いきや、まさかの突然の聖水プレイで中途半端に終わらせてきたところが非常に残念。絶対蛇足で付けたものだし、終わらせ方が漫画の打ち切りかって感じで今作最も大きなマイナスポイント。全年齢版にはないと思うので、結論R18版よりも全年齢版のプレイをお勧めする作品といえる。