【小悪魔幼馴染との純度100%のイチャラブ恋人ゲー】
【総合評価】84点
【シナリオ】15/20点【原画】8/10点【音楽】7/10点【キャラ】10/10点【声優】10/10点【エロさ】34/40点
★よかった点
ちょっとポンコツ気味な小悪魔幼馴染がえっちぃ誘惑をして恋愛に興味がない主人公を振り向かせるラブコメ。抜きゲージャンルらしいが、意外とシナリオもしっかりしており普通にかなり楽しめる。直近でゴリゴリの抜きゲーばかりやっていたので感覚がバグっていただけかもしれないが。
とりあえず夏和小しか勝たん。夏和小の良さをよくわかってるセリフが多い、「ふにゃあぁ!?」とか「うにゃあぁぁぁ!」とか。どこかのツインテロリ巨乳そのものって感じで好みにドンピシャ。今年はヒロイン最強候補が多い。ただし、完全に夏和小補正がかかっているため、声優が変わってしまうと怪しい。夏和小がCVをやれば全てのキャラが最強になれるのかもしれない。
衣装違いの立ち絵や表情差分が豊富でコロコロ変わるのでプレイしてて飽きないし、えちシーン以外の通常のスチルも結構豊富で凝ってる。そしてすべて可愛い。
シナリオ面も、『こあくまちゃんの誘惑!』といタイトルなだけあって、付き合う前から付き合ったあとまでしっかりとコンセプトが守られているので期待通りの内容。また、意外とヒロインとの恋の駆け引きがあったり、いちいち主人公と芽衣ちゃんのやりとりが幼馴染らしく微笑ましい上にクスッと笑いを誘ってくる。抜きゲーには基本用意されていないことが多い、過去の回想や好きになるまでの過程がちゃんと描かれているのもポイントが高かった。芽衣サイドのシーンがところどころに挟まり心情を深堀るのもいいし、なによりも恋愛下手なので少女漫画を参考書にしてるという点も可愛いくて推せた。
まさかの選択肢の連続と2種のエンディングが用意されていて驚いた。ルートによってプレイ内容がガラッと変わり、全くエンディング内容が変わるのも新鮮でどちらも素晴らしい終わらせ方だった。
UIUXの面もとにかく素晴らしい。最近では、ゲーム起動時のソフト開発会社を読み上げるボイスやタイトルコールさえしない作品が増えているが、システムボイス含めて全てが備わっていて素晴らしい。加えて、ゲーム起動時の注意喚起(この作品はフィクションですのお決まりのやつ)で、こあくまちゃんが突然出てきて説明するというオタクが喜ぶ要素があって感動。
さらにさらに、夏和小好きにとってはたまらないお気に入りボイスを登録できるシステムも搭載されており、近年まれにみる文句のつけ所が一切ないシステム面の充実度だった。マジで全エロゲ見習ってほしいレベル。
★悪かった点
目立った悪い点はない。強いて挙げるのであれば、クラスメイトで芽衣の親友の「草津凛音」も十分可愛いのに、声がないのは不自然すぎる上に残念すぎた。芽衣に特化した分致し方ないとは思っているが、幼馴染がいてこっちでもなにか展開があってもおかしくない設定なので今後別の作品で出てくるんじゃないか?と思った。
シナリオ面でマイナス要素を上げるのであれば、意外と主人公が落ちるまでが早かったこと。タイトル通り小悪魔ちゃんの誘惑というコンセプトは守り通されていたが、もっと引っ張ってもよかったかなぁといった印象を感じた。