【愛は最大の呪いか。雰囲気よしの伝奇もの作品】
【総合評価】76点
【シナリオ】14/20点【原画】9/10点【音楽】8/10点【キャラ】7/10点【声優】5/10点【エロさ】33/40点
★良かった点
文章力がわかりやすく、すらすら入ってくるので読みやすい。また、ホラー要素はほとんどないものの雰囲気が非常によく惹きこまれた。
プレイ内容やシーン数は莫大な量でフルプラの抜きゲーとしての満足度の高い作品だったと思う。キャラ数も8名と多く属性も全く違うので好みのキャラが必ず見つかるはず。複数人でのシーンも多いのもよかった。筆者は圧倒的に籠女推し。ひぐらしのなく頃にの曲にしか聞こえないOP主題歌『闇恋華』が作風と非常にマッチしており大分神曲だったし、BGMも数は少ないがサントラを売り出しているだけあって印象に残りやすい曲が多かった。
★悪かった点
筆者はホラーや伝奇ものが好きでこの作品に注目していたが、抜き特化と言っても過言ではないシナリオのため、前情報ほとんどなしでプレイした身としては正直残念だった。シナリオが単調で毎回ワンパターンだし、物語に起伏がなく驚きがないので飽きやすい。抜きゲーとしては良作だが、シナリオゲーとしては全てにおいて中途半端で物足りない。タイトルと作風の雰囲気に惹かれた分残念だった。とにかくゴリゴリの抜きゲー。想定の50倍抜きゲーだったのでシナリオ面に期待して買う場合は注意。
選択肢によってエンディングが変わる式で8人分用意されているものの、「梓・朱理・籠女」以外はHシーンで終わるのでないようなものだった。
ストーリーやキャラ設定がとってつけたようなものばかりで。驚きの伏線などもなく、無理やり感を感じてしまうのでご都合主義感が半端ない。声優陣は名が売れているのは数名で演技もややに感じてしまった。