百合ゲーとしての評価補正込。シナリオが上級生組と同級生組で落差があるのが残念で仕方がない
八咫烏作品ということもありゲーム要素が強いパートがあります。
但し3D戦闘アクションは同人レベル。グラフィックが粗い、ハメ可能、必要のない技多数、結果爽快感皆無で単調な仕様。
戦闘スキップができるのが救いです。あと、その花の玲緒参戦はどうなってるのか・・・。
シナリオですが、下級生組は全体的に雑でまとまりがない。
縁子はまだキャラ的にあの扱いも納得できる部分もありますが、他の1年はメインヒロインのように見せておいてアレはちょっと。
逆に上級生組は本筋に深く関わるせいか良くできていて、特に奈岐ルートは他と別格に力が入っている。
奈岐だけEDが2つあり、初回は絶対にバッド、他ヒロインの誰かを攻略後トゥルー可能となり、
ラスボスと戦う場合他ルートでもあるシーンで一人だけCGがある。
エピローグでルートヒロイン以外の女性キャラのエピソードが描かれるのも奈岐ルートのみ。
と、完全にメインヒロインである。
奈岐とのイチャつきぶりも良く、バッド及びトゥルーラストはそこそこ熱い王道展開もある。
何故他ルートもこの水準で出来なかったのか・・・。
もう1点不満点を。体験版の部分までは主人公フルボイスであるのに対し、その後からは戦闘とHシーンのみのパートボイスとなっています。
ワード数で費用が嵩むことから制作費の都合かと思いますが、通常は事前に知らせておくべき事項です。
声優が合っていないなら兎も角かなり良い感じであった為、良いシーンにはボイスがあればなぁと思いつつプレイしてました。
何だかんだでそこそこ楽しめはしましたし、百合ゲーは商業での存在自体が珍しいため八咫烏には頑張って欲しいところですね。