古谷実の漫画みたいなの想像してたけど実際はだいぶ違った
こんなにあっさり風味のノベルゲーをプレイしたのは久しぶりで何と言ったらいいか・・・・。
寝取り男に制裁をくだす男、間男スレイヤーというのタイトルに惹かれて購入しましたが、
なんと言うべきか描写は実にあっさりで、主人公は正義の代行的復讐に憑依されてはいるけれど、
物語的に「もう戻れないところまできている」という危機感はあまりない。
描写やテキスト量（シナリオの長さ）が足りないというよりも意図的に淡泊になっている。
ちょっとしたミスリードあり、精神的な成長あり、かと思いきや血の匂いがする後日談ありと、２時間もないプレイ時間の中にしっかり面白さは詰まっています。
けれど綺麗にまとまりすぎていて物足りなさを抱いてしまうというか、
この作品の楽しみ方ってどんなものだろう？と考えていくと恐らく主人公の笑彦と平家の関係を楽しむものなんだと思う、いわゆるキャラゲーなんだと思う。
それにしてはあまりに短すぎる。よくできたストーリーの上にキャラクターをのせて魅力的に見せられているけど、
楽しみ尽くすには至らなかった。
ちなみにＢＬ要素はほぼない。登場人物はほぼ全員男ですけどキスシーンすらないから安心（？）していいんじゃないですかね・・
せっかくなら笑彦と平家がキスくらいするところは見たかったナとか思ってしまうのはまあそれだけ作品に魅力があるということでしょう 別にホモじゃないです
あと５００円以下の同人ゲームに何言ってんだって感じなんですけどシステムがちょっとヘチョイ、マウスホイールでメッセージ送りできないなんて今時めずらしいくらいじゃ・・・