「ヌキゲー」というよりは「AV風味のおかず」だけど、出来はすばらしい
pin-pointの作品は、ベスト系を除けばほとんど購入している事実に気が付いて唖然としたり。
どれも気に入ってはいたけれど、感想を書きたいと思うものではなかった。
…というのも、この輪姦媚薬中毒に限った事でなく、
ビッチ系から凌辱、寝取られ、どのジャンルでもこのブランドの作品に「ストーリー、シナリオ」というものは、
もう、本当に皆無なので、
書くとしたら「抜けました」だけになるというw
ディスりではなく、端っからブランドが「深いストーリー」「キャラの内面的な魅力」
という要素は眼中になく、そんな暇があるならエロシーンに回すわ!
的な吹っ切れが感じられるので、ある意味狙い通りなんだろうなあ。
じゃあピンポイント作品には何があるのか?
というと、
・一流のグラフィックとボイス
・そのジャンルのいいとこどり(控えめな言い方ですが)のシチュエーション
・お下品特化の吹っ切れたテキスト
の三つで、
一言感想にも書きましたけどこれはゲーム、ADV、ノベルとして楽しむというより、
ただの電脳紙芝居…一番近いものを挙げるならAVでしょうか。
女優(この場合は絵と声優)が好みで、シチュエーションが趣味に合うなら買って損はない、と。
これは自分が「同人」に求めるものとはちょっとずれるけれど、
まあ、ズレでも股間はびんびんでしたからね。
ピンポイントさんには、本当にピンポイントに頑張ってほしい次第です。
同人って言うか、インディーズって表現する方がぴったりくるかな。
この作品の一番の魅力は井硲六郎さんの絵でしょう。
むっちりした沙也香の身体や魅力的な表情だけでなく、
輪姦に参加する下衆な男たちの身体や醜い表情などもバッチリで、
沙也香の可憐さとの対比がとんでもなくエロかったです。
枚数は基本少なめだけれど、差分がたっぷりある(表情だけじゃなくて結構身体が動く)
し、シーン自体の尺がいい意味でネチっこく長いので「足りない」とは思わなかった。
立ち絵も可愛いなあ。
序盤で輪姦ビデオをクラスメイトに見られて真っ赤になってるシーンは、
立ち絵だけなのにやたら興奮した。
薬が切れてジャンキー気味な表情もいい味出してる。
声優のヒマリさんは、「おほぉ!」系ではあまり評判を聞かない(と思っていた)
のですが、とってもいい演技です。
フェラ音はいつも通り神憑り的にエロく、
嘔吐したり、変な歌を唄わされたり動物の鳴き真似をさせたりのシーンも、
キャラの声を崩すことなく演じててすごかった。
勿論苦痛系のうめきも、快楽に狂うあえぎ声も。
雰囲気的に感想を投稿した中で近いのは「euphoria」の叶とか、
「淫夢みるさなぎ」のあやめか。(どっちも「おひぃー!」系)
サトウユキさんのようなダウナーな喘ぎよりは、
御苑生メイさんのハイテンションな喘ぎに近い。
他の人も触れていましたが、結構(この作品に限らず)「ん?このシチュエーションどこかで見たな…」
というがちらほらあるんですよね。
そういうあちこちからのおいしいとこどりはやり口はちょっとずるいと思うけど(笑)
抜群の絵と声でやってくれるものだから、怒りはなりをひそめてしまう。
……いえ、そういうものを歓迎ばかりしていたら、やがてヌキゲー畑は食い合いって枯れ果ててしまうのでは?
という不安もあるんですが……。