マニアックなヌキゲーとしての評価…かな。シナリオは面白いけど趣味ではなかった。
他の人の感想で面白そうだったのと、体験版をプレイしてみて続きが気になったので購入した。
思ったことは、シリアスな展開とマニアックなエロシチュは相性が悪いのかなあ?
ということ。
ハード(水責めHとか、縛ってスパンキングしたり、首吊りファックとか)
なものはさほど違和感がないし、
グラフィックや声の一流さで非常に価値のあるもになっていたと思う。
けど、どちらかというと快楽重視、フェチ要素重視のシチュになっちゃうと、
変に緊張感がそがれてしまう。
合歓の×ンコうどん食いとか菜月の赤ちゃんプレイとかが最たる例で、
後からシーン回想で観るぶんにはとてもいいんですがw
先が気になる展開の中でやられてしまうとなんとも言えない気持ちになった。
そういった違和感を増大させる原因になっていたのが、
この作品のライターさんの筆致にあると思う。
「バキッ!ボコッ!ドカッ!」
など、擬音をそのままテキストで表示し、
この作品は主人公の一人称で進むけれど、ト書きの中で
「だって、ありえないだろ?!」とか
「やった!やったぞ!!」とか、
「!」を多用して興奮している様子を表現されているけれど、
これはシリアスなゲームには合わない。
多少臨場感を犠牲にしてももう少し冷静な視点でいてくれた方が、
違和感なく入り込めたのでないかなあ、と思う。
絵、声、音楽はものすごく気に入っている。
システムもすごく使いやすいし軽い。
シナリオは自分の趣味ではなかったけれど、
エロに関してはハードなものが好きな人は買って損はないと思う。