久しく手にしていないアトリエかぐやをなんとなく思い出した
実はCLOCKUPのゲームはこれが初めて。
アニメ塗りのCGに惹かれて購入しました。
この「えろげー!」で思ったのは、
Hの尺を長く取ってあるぶん、H中の会話や反応でヒロインの性格を上手く表現しているところ。
ちょうど「ナスおま」の頃のアトリエかぐやを思い出させるようなノリ。
凌辱、調教であればHに入る前とのギャップなどが大事ですが、
ことお馬鹿なヌキゲーではそれを邪魔と思う人もいるはず。
この作品はそこのところを上手にすくいとっていた。
共通パートや日常ネタは、
取るに足らないことばかりだけれども不快につまらないわけでなく、
テンポもよい。
同じCLOCKUPのeuphoriaの感想を書いたときに、
「!」や「?!」をト書きで多用する筆致はシリアスなゲームには合わない、
と書いたのですが、
逆にひたすら明るいこのゲームにはマッチしていました。
そしてかぐやと違うと思ったのは、マニアックなシチュへの踏み込みと、
主人公の積極性。
和姦ヌキゲーだと、どうしても恋愛面でもHでも主人公は受け身で、
ヒロインがご奉仕…という展開になりがちな気がするのですが、この主人公は調子にのりやすい、明るく性欲が強いエロゲー好き、
という設定を上手に生かして、
(時々暴走してたりしたが。
あとたまにシーンに入るといきなりヒロインに対して命令口調になるのが気になった…)
変態シチュエーションもこなしていた。
こなして、と言ってもサラッと流すのではなく、
「臭い…だが興奮する!」という具合に、変態紳士。
このノリを終始維持してくれたので、面白かった。
絵は排泄物も汁も肉感もエロエロしく描写されている。
ゲーム終了後のオマケやスタッフコメントも充実していてよかった。