始まりは恋人の死、合言葉は「奇跡なんて起きない」、シナリオは人の死やその周りの苦悩等を描いた作品、@7年製作が早ければ超名作扱いされてたと思う
オールクリア済み
物語の根本的にどうしても複数主人公にしかできなかった作品、これで主人公が一人だったら話が破綻するので仕方ないとは思いますが…感情移入しずらいというのがちょっとなぁとは思いました
私個人的には「奇跡なんてない」というお話は大好きでして、そもそもご都合主義とか奇跡が起こってみんなハッピーってのは心は休まるんですが、先が読めて残念で仕方がないんですよね
その点このゲームはよかったと思いますが、如何せんルート縛りがうっとおしかったと思います
プロローグ→3人クリア→沙希→全員のアフター→Aster
って感じになっていますので沙希にさっさと行きたかったのにお預け状態でイライラしました
シナリオはまあよく他のシナリオとの統合はとれていました、ああそこに繋がってたのかって思う所は多いです
ただ、雛ルートと美幸ルート(特に両アフター)のかねあいはちょっと微妙だったかなぁと思いました(やればわかる不自然さです)、そこだけが非常に残念
あとは人の死とその周りのお話になるのでどうしてもお涙頂戴になるのは否めません
まあでも2000年度あたりにでていれば超名作扱いされたと思います
でも泣けはしますが衝撃的にはちょいと弱いかなと思います
エロは濃くもなく薄くもなく、普通です
シナリオゲーなんでまあしょうがないかと
歌はOPED共に良いです、内容とかなりマッチしています
もっとゲーム内のシーンなんかでピアノverで流すんでなくて、曲自体を流してしまった方がいいんじゃないかなーとは思いました
総評としてはバグをフル無視すれば良作くらいにはなるんでないでしょうか?
メーカーのRUSK自体活動をもうしていないっぽいので、中古購入しかできませんけどね
中古値段は大体2k~4kあたりでまでで買えると思います、この内容だったらお買い得ではないかなぁ、あと買う方は絶対パッチを当てるようにしてください、そして必ず最後までやってくださいね
あと青山ゆかりさんの演技が本当にすばらしいです、沙希ルートの慟哭はマジ必聴だと思います、ファンならそれだけでも買う価値があるんでないかなぁと思ったりもしました