警句的表現が時々出てくるので、ちょっとした人生の格言探しに。
統一感のある美しい…世界観、CG、音楽、演出。
シナリオ以外は素晴らしかったです。
この作品も多人数視点を採用している訳だが…
一つの事柄を取り上げ、キャラ間の葛藤を描くことに多用される。
一人称形式で充分に理解可能な部分までも、懇切丁寧に説明してくれるのだ。
先生が国語の教科書を淡々と解説する感じ。
これは読み手の思考放棄を促す物でしかない。これが眠くなる理由。
嫌になるほど親切かと思えば、大切な設定の詳細については説明不足。
それによって考察ではなく想像の方向で頭を働かせることに。
つまりは深くカタハネの世界を理解しようとすると自己製作の域に達してしまう。
とはいえエロゲとしては及第点、それ以上のシナリオです。