無敵の「お姉さま」
とにかく主人公がイイ!自分的エロゲ主人公ランキングではベスト5入りは間違いなしの無敵ぶり。なによりも極端な性格でないところがたまらない。声優さんのたどたどしさも、そういう風に演じているのだと思えば逆に好印象。処女ではないけど私もたしかにお姉さまに恋をしました。ええ、本当に。
シナリオも舞台背景の描写など含めて、非常に高レベルだと。というか、ライターさんはもしや女子校出身者?初めての体育のシーンで、ロッカールームが生臭いという表現を見てそんな気がしました。生理の描写も妙に克明だし…
ストーリーは奏のルートがお気に入りです。あの名台詞「恥を…恥を知りなさいっ!!」も聞けるし、奏ちゃんとってもイイ子だし、エロシーンが一番多いし。なによりこのルートがこのゲームのタイトルと一番マッチしてる気がするから。その次は貴子ルート。他の人のルートだと主人公を助けたり、ヒロインを助けたりと大活躍なのに、自分のルートでのあの無様なデレっぷり。降誕祭を境に、貴子ルートとそれ以外のルートの彼女は全くの別人になってます。定義上ツンデレに属しているようですが貴子はツンデレじゃないです。なんかもっと別の属性を持ったキャラです。私的にはこの二人を最初と最後に持ってくるのがベスト攻略順な気がしました。
絵は、その、決して悪くは無いんですが、スキキライはハッキリしそうだなあと…私はキスシーンの時のアップの絵はすごく好きなんですが、それに立ち絵も良いと思うんですが、イベント用の一枚絵が残念で仕方ない、というか奏ちゃんのイベント絵はほぼ全部人物の大きさが狂ってる。小学生を犯してるようにしか見えません。
総評として全体的には間違いなく100点なのですが、絵とCD版からの追加要素の少なさに-10点しました。PS2版にあった正月の里帰りに奏を同伴する話が無かったのが、非常に残念です。それでも、瑞穂ちゃんは無敵のお姉さまですよ。