悶絶級の破壊力を有する傑作。これで泣けない人は黙って眼科に通って下さい。
世界観のスケール、だーまえ幻想節での精彩はAIRに引けをとるものの、その辺の「良作」と謳われる作品では全く歯が立たないだろう。AIRの問題点であった日常パートの倦怠感も見事に払拭され、プレイヤーを飽きさせないテキストになっている。
音楽は大変高いレヴェルであるが「夏影」級の劇的美旋律が無かったのが残念。
ギャグはkey史上最高。シナリオの構成度も完璧と称するに値し、「家族愛」「人と人の繋がり」をバックボーンにライターが作品を通して何を伝えたかったのかが伝わってくる。
OPへの繋ぎ方には鳥肌が立った。いかに評価が厳しい方でも、最後までプレイすれば60以下は付かないと確信しています。