吸血鬼モノ。とにかくヤリまくるが、最後に解き放つ展開があり気持ち良かった。
吸血鬼の少女に惚れてしまった、女子学園の先生の話。ふと吸血鬼の少女キリエの家に招かれてしまう。キリエは先生に忘却の暗示をかけるが、しかし先生はキリエに招かれたことを覚えていた。そして先生はキリエをレイプする。そしてキリエは先生のチ○ポに惚れる。そして様々なシチュでヤリまくる。
八宝備仁先生の描く原画がキレイで、抜ける。しかしテキストは「チ○ポ」「チ○ポ」と連呼するばかりであまり抜けない。その「チ○ポ」の表現を工夫しているのがなおのこと憎い。
この作品のよさは終盤に詰まっているだろう。吸血鬼という外部の存在に触れ続けて、徐々に社会からはみ出していく主人公。そうしてボロボロになった末についに学園からクビを言い渡される。その帰りに車に轢かれてしまい、死の淵を彷徨う。そうした末にキリエは主人公を吸血鬼にして、永遠の旅にでる。
果たしてキリエは主人公のなにに惚れたのだろうか。結局ペニスではないだろうか。その点でもやもやする。
が、私はマゾなので、キリエのトゲトゲした発言に気持ち良くなってしまった。人間の枠からはみ出たキリエという存在に私自身見入られ、だからこそ最後、キリエと共に旅に出た主人公のことをうらやましく思った。