私は大変なネガティブ人間のため、常日頃「死」ばかりを考えてしまうようなヤツだ。
しかしこのゲームをプレイして「死」が怖くなくなった。
死を恐れるから、「このまま生きていて一体自分は何ができるのだろう、何を残せるのだろう」と暗い思考に行ってしまうことに気づいた。
利己主義な私は、とにかく「生きる」ことに意味を見出したかった。
そうだ、一瞬一瞬を大切に生きて、数少ない周りの人たちとの繋がりを大切にして、ちょっとがんばって、好きなことをして。誰かを好きになって。
それだけでいい。そんな当たり前のこと。
そんな当たり前のことがどれだけ大切で、必要なことか、このゲームで教えてもらったような気がする。
人生を生かすも殺すも自分次第だ。
私は何を弱気になっていたのだろう。
これからはイカルのように自分に素直になって、好きなように生きていきたいと思う。
・片霧烈火さんの主題歌も含め、音楽が本当に素晴らしかった。音楽鑑賞ページのたくまる氏のコメントを読んで更に好きになったBGMも多い。
シーンごとの演出も素晴らしい。ボリューム調整、流すタイミングなど。
キャラ個別のBGMがある、というのも個人的にとても好み。
・唯月一氏の絵の雰囲気がゲームによくマッチングしていてより作品の世界にのめり込めた。ショタネ申。表情の差分も十分すぎるほどあって、見ていて楽しかった。
こういったストーリーでゴツゴツ大根アゴのBL絵だったらイメージはかなり変わっていたと思う。
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CGが少なめなことと、修正パッチを当てても誤字やボイスの不具合が目立つことが気になってしまい残念だったが、ゲーム全体のクオリティでカバーされているので問題はないだろう。
個人的にはおっちゃんが欲しい。ください。