27時間36分で2周目をクリアしました。改めて考えると本作の問題点は結構多いですね。とはいえ、こうした欠点にも関わらず本作への愛は変わりません。
後半の悪役登場後はストーリーが荒唐無稽に感じられました。戦略シミュレーション部分の設計も課題で、戦闘間隔が空きすぎる上に、いざ戦闘が始まると連続で何戦も続くのがプレイ感覚的に苦痛でした。やはり無双ものの領地拡大ストーリーがたまらなく好きなんですよね。現在から見れば「超展開」は特別目新しく感じませんが、平穏な日常描写で築かれたキャラクター造形は圧倒的で、数年経った今でも鮮明に記憶に残っています。
リメイク版は『仮面』二作に比べゲームのチュートリアルが改善され、戦略シミュレーションとして最低限の完成度は保てています。ただABボタンの配置を逆転させたのは誰の発案? キーコンフィグもできないのに、最初の頃どれだけ操作を間違えたことか。エンディングの演出力は相変わらず強烈で、二皇編のあの宙ぶらりんな別れシーンより数段優れています。そういえばどうしてクーアだけ続編で登場しなくなったんでしょう? 実際にプレイするまで彼女の存在すら忘れかけてましたが。BGMの表現力はやはり抜群ですね。