本格推理系に見えたりするがSFでトンデモなADV。KID infinityシリーズと呼ばれている三作目にあたる本作であるが、洒落にならないほどのルート分岐と既読メッセージ完遂率で明らかになる本編中の真相の糸口・・・超絶難度なADV、内容を理解しようと思えばやりこまねばならず、やりこもうと意気込むと苦行と化して楽しくなくなるという地獄の無限ループが待っている。この苦痛に全てを達成した時の答えは見合っているのだろうか・・・?
infinityシリーズはinfinityに相応しいループという題材を毎回扱っている訳だが
本作は・・・プレイヤーがこのゲームをループしてプレイするというなんじゃそりゃ?というテーマになっている。
あまり、そういう理念や理屈っぽい部分を抜きにして気軽に読み進めると苦痛も無く
結構な秀作という感じで終われて精神衛生上はよろしいのではないかと思ったりする。
打越、中澤コンビはシナリオに酔いすぎなんじゃないのかな~とか思うが、踊らされている身なので今後も躍らせてください。