2001年の作品だが、往年の香り漂う古い作り・・・シナリオは秀逸だがフラグ立てが難儀で流れに乗りにくい。シナリオボリュームが小さいのが不幸中の幸い。というかボリュームに厚みを持たせて、フラグ立てを緩めて欲しかった。 【追記】批評体制を加点重視に切り替えた為、69→85の大幅UPとなりました。システム劣悪、難易度高すぎという欠点を鑑みてもシナリオの良さは現在に至るまでのソフトの中でも群を抜いていると思います。
システム周りが劣悪、選択肢誤入力率98%以上・・・
既読スキップとオートモード、BGM、Voiceの音量調節を完備して
Window表示形式とクリア後の前回行動時のキャラログ表示を採用してリメイクして欲しい。
回想シーンの代わりにアルバムモードなる物があって、懐かしい気持ちになり逆に新鮮に感じた。
そっと私を抱き締めてくれた腕は 痛いくらいに少し震えていたね
あなたへの想い伝え切れなくて にじんでく世界に ひとみ閉じるけど
もし最後の願いが叶うなら おねがいもう少し
このままでいさせて あなたを感じていたい
と挿入歌何度も聴きすぎて憶えちまったよ・・・。゚(゚´Д`゚)゚。
キャラ別感想
森野 大気 ★★★★★
終盤までの展開が、朝起こしにくる以外には細々としたイベントばかりで吸引力に欠ける。
舞台に合っていると言えばその通りなのですが・・・もっと挿話が欲しい所。
終盤にドドッと話が進むので、頭と心のバランスが取れなかった事が悔やまれる。
いい話なので感情では泣きたいのだが、頭、理性の部分で急にそんな事言われてもなぁ・・・と感じる部分がある
HappyEndとBad?SadEnd?と言うべき二つのシナリオの差異が選択肢部分での整合性というか、
動機付けに不満が残る。選択に大差はないのにシナリオ変わりすぎ・・・
虹掛 美雨 ★★★★★
Flutter of birdsは美雨SADシナリオの為にあると言っても過言では無いと思う。
唯一突っ込ませてもらえば、エンディングで「羽ばたいてね」と言われたのに
エピローグでも間隔を開けずに同一メッセージを繰り返すのはいかがなものかと・・・
終盤の乙女チックな美雨は序盤の「泣き濡れろ」「砂をかめ」の美空イメージを
嬉しくも悲しく吹き飛ばしてくれます。
水川 空 ★★★★☆
祐作「じゃあ、一緒に暮らそうか」
空「そういうこと祐作は冗談で言ってるかも知れないけど私なんか真に受けて本気にしちゃって突然そんなこと言われても困るとか言いながら実の所は待ってましたとばかりに舌なめずりだぞコラ♪(一息で)」
祐作「女の子らしい恥じらいの中に、ハンパじゃない凄みを感じたので今のナシ」
のくだりに尽きます。
南田 白風 ★★★★☆
なんでシロップちゃんの時は挿入歌が2回入るんだろう?
製作側の力の入り様?それとも勘違い?
しかし、エピローグでも羽ばたきを強調しているし、製作陣の人気が高かったのかしら?
美浜 つばさ ★★★★☆
締めはちょっと暗かったけど(SADENDの時)
ルート確定までのシナリオは良質な物が多かった。
挿話バランスが良好。
離加等 メー ★★☆☆☆
メーシナリオだけ、異質さが際立っている
ライターさんの暴走だろうか?
空とメーはEDテロップでも絵が無いし、本筋とは分けて考えるべきなんだろうな・・・
ていうか、何歳ですか?犯罪の予感
神楽 琴羽 ★★★★☆
一番バランスの取れているシナリオだと思う。
起承転結のバランス、Hぃシーンへの移行タイミング、医大生としての主人公の位置づけ。
ごまかしの無いど真ん中の病気(他ゲームではあまり見られない原因不明では無い病w)
そして、ちょっと掠れた主役にはなれないCVに萌え。
朝比奈 めぐみ ★★★★☆
この茂美シナリ・・・じゃなくて、めぐみシナリオは○○病棟とか△医者等の
エロナース話ではなく看護婦苦労話がメインという異色なストーリー。
メーシナリオを削ってでももっと力を入れてみても面白いと思うのだが・・・
見合い相手の人物像がいまひとつはっきりしないので、その辺をもっと掘り下げて欲しかった。
とにかく優しかった人としか分からないので、主人公との差が明確じゃないと
泣き落としされても泣くに泣けないです。
2001年の作品だが、往年の香り漂う古い作り・・・シナリオは秀逸だがフラグ立てが難儀で流れに乗りにくい。シナリオボリュームが小さいのが不幸中の幸い。というかボリュームに厚みを持たせて、フラグ立てを緩めて欲しかった。 【追記】批評体制を加点重視に切り替えた為、大幅UPとなりました。システム劣悪、難易度高すぎという欠点を鑑みてもシナリオの良さは現在に至るまでのソフトの中でも群を抜いていると思います。