熱中できる作品だと思います。
このゲームを知ったきっかけは絵が気に入ったから。そして体験版は2章までプレイ。
体験版の時点でシナリオを重視した作品、また内容からしてBAD ENDもある事が容易に想像できた上で購入しましたが、
予想していた以上に重たいシーンが多かったかなと思います。
途中で妃と理央がいなくなった時は、”これどうやって終わらせるの?”みたいな感じになりましたが、
最終的にはうまく終わらせたかと思います。(妃も居て欲しかったですが…)
又、自分は夜子がお気に入りだったので夜子が成長していけると思える内容で終わった所は良かった。
ただ、魔法の本を破り捨てなかった13章ラストで「夜子とクリソベリルの二人が並んだ絵で"TRUE END"」と表記されている事に
すこし抵抗がありました。あそこは"クリソベリルEND"の方が良かったかと思います。
最後に印象に残ったシーンを1つ。
そのシーンはクリソベリルが夜子に「四條瑠璃が死んでいて、紙の上の存在である事」を伝えるシーンです。
直前に瑠璃が夜子に伝えた言葉、クリソベリルがそれを否定し真実を告げた後の「瑠璃を都合のいい存在として、
未来を書き換えてあげればいい」「当の本人が死んでいるのならその存在は勝手にしてもいいんじゃなくて?」というセリフ。
この一連の中での夜子の表情の変化と2人の声優さんの演技(クリソベリルの表情変化もあれば良かったですが)が、
私の中では強烈に印象に残っています。