Trueルートはそれなりに楽しめたけど、個別ルートが物足りない。
プレイ順序 :暦→夕姫羽→ニコル→晴→奈月→True
好きなキャラ :奈月
体験版をプレイした時点で少し作りが雑な印象を受けていましたが、その通りの展開になってしまったかな。
【シナリオ】
・暦ルート
イチャラブが割と多く思ってたより可愛かった。ゲーム前後で一番好感度が上がったキャラでした。
ストーリーの方は暦の現在・過去の境遇から自分のやりたい事を見つけていく内容だが、所々でストーリーに入ってくる数式や関数
そして、暦の師匠である律華のような人間が絡んで難しく考えようとするシナリオがあまり好きでないという事もあり、それ程
印象には残らなかった。
・ニコルルート
やはり最後の敵が出来てきてからが急展開すぎたと思います。
そこまではニコルの置かれた状況、主人公・同好会との関係など順序立てて進んでいたと思うけど、敵が現れてからは一気にそして
ワンパターンな展開で進んだのが残念だった。
さらに傷ついた主人公おいて祖国へ帰るニコル。何やってんだよ!
・晴ルート
父親の過去の件から悩む晴、そしていじめ とシリアス要素が多めのストーリーでした。
ただ、後半の「父親を信じたいからカルマルカに接続する」→「やっぱり怖いと躊躇う」→「結局接続しない」という一連の流れは
ありきたりですが、この間の晴の心情はよく描けていたと思います。
「カルマルカへ接続する」という目的とは逆になっていますが、このルートでは接続を望まない方を選んで良かったと思う。
「何があっても信じ続ける→真実を知る→仲直り」の方が終わり方も綺麗だし。
・奈月ルート
発売前から一番楽しみにしていたルートだったけど、かなり退屈な内容でした。
講演会の為に二人で頑張るのはいい事だし、最後の転校問題も戻ってくる形で終わるので、晴とは逆で明るい感じで進むのは良い。
ただ、ストーリーの起伏が少なくてダレてしまう。
後、残念だったのが嫉妬の描写が少なかった事です。「ほんたに先生の絵+嫉妬+澤田なつさんの声」を楽しみにしていたので、そういう
シーンをもう少し作って欲しかった。
・Trueルート
ひたすら物語の設定説明でしたが、展開が少し駆け足過ぎたかなと思います。合間に説明以外の日常シーンを入れても良かったかな。
内容は奈月の母親の件や、理事がカルマルカ接続の為に未来ではなく奈月を利用してくる事など、先の読める展開もありましたが、
読みやすいしうまく纏まっていると思う。
・その他
個別に入ってから「魔可」の描写がほとんどありませんでした。「暴食」「色欲」なんかはシナリオに組み込むのは難しいと思い
ますが、「嫉妬」なんかはもう少し使い道があったと思います。
ある雑誌で「主人公たちの”能力”を役に立たないものにしたのは、能力バトルに発展させたくないから」という記事がありましたが、
個別ルートではシナリオ面でも役に立たない設定になっていました。
【絵・音楽関連】
CGは可愛い絵が多くて満足しています。お気に入りの絵は表情が気にいっている2シーン。
・奈月…七夕祭・講演会で喋っているシーン
・ニコル…洞穴内で主人公と話しているシーン
好きな音楽は【地平線のその先に】【風の道】【in the future】
【その他】
・杏を攻略させて欲しい!
・Trueで未来のCGがあと2,3枚は欲しい。巫女服とか。
・蓮の男設定はいらない。立ち絵は結構気にいってる。
最後に、期待していた物とは違う結果になったけど、キャラが可愛いからいいや という事で納得しておこう・・・