「隠恋ぼ」&「通心ぼ」が可愛くて楽しかったので、名前の似ている本作もプレイしてみましたが、全然違いましたね。かすってもなかった。腋毛とか生えてた。まあ冗談はさておき。タイトルの割には実母一強のゲームではない(というか正直、実母のルートが一番消化不良かも)ですが、その分ヒロイン全員に違った魅力があり、バランスの取れた良作でした。
グラフィック(17/20)
キャラデザは良かったですね。程よく熟れ、腹がやや弛み、ケツがデカい。ダサい「おばさん下着」が幾つかのシーンで見られるのも良かった。毛に関しては全員に陰毛完備と一部に腋毛。ジャングル大帝のようにはなっておらず、見苦しくない程度に収まっています。服装差分に関しては数は多くはないですが、無理して着たパツパツのブルマやメイド服などもあり、努力は買いたい。背景絵は簡素で特筆すべき点は無し。
エロ(41/50)
千尋18(2)、明穂24(3)、睦美11(2)、温子11(2)で合計64枠。カッコ内の数字は複数人プレイの回数です。本番比率は高め&卑語も多め。ただしストーリー展開の都合上、コンドーム着用や外出し等の好ましくないシーンも散見されたのは残念。仕方ないっちゃ仕方ないんだけど。あと個人的には、折角の年上オンリーのヒロイン構成なのだし、全員に授乳手コキ的なシーンが欲しかったですね。実母の千尋など、スケベ下着つけて乳首丸見えの状態で手コキしてくれるシーンがあるんですが、主人公側が乳首吸わなかったからね。授乳手コキ失敗とか意味わからんよね。誰でも出来るもんなんじゃないの? 小学校中退くらい意味不明なんだけど。
各ルートで、他ヒロインに関係が露見し、なし崩し的にそのヒロインも誘って複数人プレイがある(バッドエンド扱い?)んですが、その内容も、もう少しグチョグチョの汚いセックスにして欲しかったなあと。熟女ふたりとの貪り交尾の割に大人しめというか、はっきり言って萌えゲーの3Pくらいの濃さしかなかったのは残念。
とはいえ、シチュエーションの背徳感は強いし、(詳しくは後述しますが)童貞喰いおばさんのビッチぶりも凄まじい。全員にベロキスカットが用意されているのもグッジョブ。といった具合に良い点も決して小さくない。総合すると十分にオカズとして評価できる内容だと思います。
ストーリー(13/20)
意外にもキャラ個性に応じてシナリオがキチンと書き分けられていて若干おっぱげました。正直プレイ前はタイトルの通り実母の千尋が一強ヒロインで、他のヒロインは踏み台ないし、おまけシナリオ程度かなと思っていたくらいだったのですが。まあ逆に言えば軽くタイトル詐欺ではあるんだけどねwということで全員の感想を軽く。攻略順に行きます。
温子は不倫エロの王道的展開。夫との関係が冷え切っており、若いチンポコにドハマリしてしまう熟女と、間男からの下克上で旦那から妻を寝取るガツガツ主人公という感じ。まあ本当に目新しさはないですが、基本に忠実ですよね。幾つかトリッキーなルートがある本作なので、こういう安定の話を置くことで、上手くバランスを取っている印象でした。良い采配だと思います。
明穂は変態ババア日本代表みたいな凄まじい性欲を発揮しており、童貞喰いをライフワークにしている人でした。他のルートでは一応は主人公とヒロインが恋愛関係を結ぶ流れなのに、この人だけ例外でしたからね。主人公の童貞を食った後も平然と他のキープ君たちともセックスしている描写があり、しかも他のキープ君で満足できなかった後に主人公が呼び出されるという展開までも。ちなみにこの変態は、他のルートでも(バッドの複数プレイで)しゃしゃり出てくる始末で、本当にセックスの気配に敏感すぎて普通に引きました。ぶっちゃけ、このルートまで終わらせた所で、「通淫母」というタイトルの割に、実母よりこの明穂の方が強いなと確信しました。
というワケで、実母が頑張る話も見たくなったので、お次に攻略したのが千尋。しかしこのルートが一番作りが甘く感じましたね。やっぱりタイトル詐欺じゃないか(呆れ)。というのも、傲慢な夫(つまり主人公の実父なんだけど)というネタはもう温子ルートでやったし、それにしたって、主人公が憤慨するのも説得力がない。千尋もたしなめていたけど、父がどんな人であれ、一人暮らし&大学まで通わせてもらっておいて悪しざまに言いまくるのは……という感情がどうしても出てしまうよね。温子の夫は赤の他人だからアレだったけど、実父でやると話が変わってくるよねぇ。そしてまた温子と違って夫(父)との直接対決もなく、寝取った爽快感もなく、何となく現状維持の宙ぶらりんなエンドになってしまった。これなら父を優しい人にして、家族三人で話し合う展開→母(妻)を父子でシェア3Pとかの方が斬新で面白かっただろうな。或いは子供の頃のシモの世話の話なんかをもっと掘り下げて、大きくなった今もしてもらう系のプレイがあっても良かったかな。食べてもらったりとかね。いずれにせよ、いま一歩。
そうなると(多分トゥルー的なヤツなんだろうなと思いながらも)消化不良感を拭いたくて、相姦ルートを続けてプレイ。ただここでも微妙に当てが外れました。というのも、このルートは裕紀くん(主人公の親友で、明穂の息子)が主役で、変態実母が色んな男とまぐわう様を指を咥えて見ているだけの寝取られ~主人公と千尋を巻き込んでの両想い化までを主体に描いているんですよね。主人公では明穂を攻略できなかったのは、このルートの為でした。本当の想い人と結ばれてよかったね。という感じなので、つまり千尋の方はオマケ的で、やはり弱い。というか、やっぱメインヒロインは明穂の方じゃね? と思ってしまう。
で、成り行き上、オオトリになってしまった睦美ですが、この人が一番ビックリしたかも。ていうかこのゲームに処女が居るとは思いもしなかった。確かに一人だけ相手が居ない状態でのスタートですから、可能性はゼロじゃなかったんだけど、上手くしてやられた感がありました。まさか初々しい可愛さをガサツな叔母ちゃんに兼備させるとは。熟女ゲーでギャップ萌えを食らう不思議な感覚。叔母ちゃんの方が主人公を好きになった動機付けが弱いものの、まあそういう小さな欠点を覆えるほどギャップ一本で押し切られた感。やっぱりね、他の男に既に中出しされているような女はダメですよ。羊水が腐ってるんです。ハッキリわかんだね。
総括すると、実母の千尋が一番アレだけど、他は全然悪くない、どころか寧ろ抜きゲーのシナリオの中では上々の出来。その千尋も母親エピソードをチョコチョコ散らして背徳感を出す努力の跡なんかも見えるので、悪い印象まではいかないんですけどね。まあ何より明穂が強すぎたよね、正直。息子に命令されて腋毛茂らせながら騎乗位で腰振っているシーンとか本当に汚かったし。他の二人も王道とトリッキーで好対照になっていたし、良い布陣だったと思う。実母に期待しすぎなければ全然アリのゲーム。
音楽(2/10)
ボーカル曲は無し。歌われても困るけど。BGMは13曲。特記事項は無し。
合計(73/100)