「うん、知ってる」は一歩間違えたら煽りになるリスキーな口癖だと思います。
水緒里の「うん、知ってる」の口癖。最初は近親者に対する信頼と理解をアピールしているのだと思っていた。
しかし、共通中盤から外に出て誰を相手にしても「知ってる」「分かってる」と仕切りにアピールする。
使い方からして、相手への言葉を遮り主導権を奪う常套句という印象が芽生える。
何なんだこいつは…煽ってるのか?神として自分は聡明であると大きく見せたいのか?
いやいや、答えを焦るな。個別で口癖の理由が明かされるかもしれない。
「神様はちょっと調子に乗ってるぐらいで丁度いいもん」
個別序盤の水緒里の言葉である。なるほど、神様が謙っても仕方ないわな。
しかし「うん、知ってる」を口癖にするのはどうかと思うぞ。
次第に水緒里の口癖は、相手を見下す煽りの常套句という印象が定着する。
イチャラブやHシーンでも口癖が出るので、段々イライラするようになる。笑顔を見るだけでもムカつくようになる。
作り手側の理屈としては「うん、知ってる」は、その都度で意味が異なっているのだろう。
それこそ関西人が「アホ」という言葉を使う時と同じように
相手との関係、会話の文脈とタイミングによってニュアンスが変化する。
それなのに、なぜ乱用したのか。煽りにしか聞こえないタイミングで使わせながらも
「どう?水緒里って聡明でしょ?」みたいな雰囲気を出されると耐えられない。
妹スキーのシスコンだけど水緒里は無理。主人公も「良いお兄ちゃん」とは違う気がする。
こんな薄気味悪い兄妹もどきより、前作の久万里兄妹のが好きだ。篁のが良いお兄ちゃんをしていた。
・総評
全体的に作り手が何をどう楽しませたかったのか、良くわからない作品だった。オッパイだけは100点。