本当に古臭いフツーのギャルゲー だがラストの1つのトリックが全てを引っ繰り返す みさおBエンド→(他)→ルゥ→みさおAエンドでのプレイを強く推奨
古いです。発売は2002年ですが90年代のギャルゲーかと思うようなテイスト
共通ルートでのイベントも本当に古臭い。特に悪友キャラには時代を感じさせます
いいところは
突然送られてきた《レゥ》に対し主人公の《恭介》がいいお兄ちゃんが出来ているところ
松岡由貴さんの声と《恭介》との関係により、レプリスの《レゥ》の魅力を大きく高めています
主題歌は当時としても新しい曲調ですね。BGMもGood
それ以外は普通の学園モノギャルゲーという印象が強かったです
レプリスという近未来的要素はあって、個別ルートでは伏線もちらほら
悪友の彼女という《もとみ》ルートまであったりするんですが、それでも学園モノの枠を超えてはいません
《みさお》Aエンドまでは
■■ここから重度なネタバレ■■
《みさお》Bエンドと《みさお》Aエンドは台詞も絵も同じです
Bエンドは1週目からいけます。普通にハッピーエンドみたいな終わり方
Aエンドは特定のキャラを攻略してからでないと見れません
Aエンドで《恭介》が気づいてしまった《レゥ》可能性は非常に残酷な結末であり
《レゥ》を見て泣いている《みさお》を見る目も変わります
今まで1つの恋愛ギャルゲーだと思っていた「My Merry May」の価値観を全て引っ繰り返すほどでした
イベントタイトル「神への贖罪」。この意味に気づいたとき、1週間くらいはリアルでヘコんでいました
《みさお》Aエンド単体でも十分破壊力はあるでしょうが、同じシーンで5分も違わないハッピーエンドを見た後だと凶悪。
のに、罪に気づくか気づかないかだけでここまで変わるのかと感心させられた。トリックとしては最強クラスではないでしょうか
この精神的ダメージも《恭介》と《レゥ》が好きだったのが大きかったです
そしてこの《みさお》Aエンドの続編が・・鬱以外の何物でもないですね
みさおAエンド以外で60点。とにかく古いゲームですが《レゥ》は可愛いので平均点くらいは取れていると思います
みさおAエンドで+20点といった感じ。一発ネタの破壊力で勝負するタイプです
独占が好きな人には絶対におすすめできません
よく続編「My Merry Maybe」の前哨戦扱いされる本作ですが、ちゃんと完結はしています