大変グッドな新生ランス。手入れされた部分がどれもこれも当たりだった。ただ、わかっていたことだが――
戦闘は基本めんどくさい。正確に言うとスキル入れ替えがめんどくさい。
クールタイムで差別化するのはアリなんだけど、クールタイム短いスキルが結局使い勝手とDPS面で最善になりがちで、しかも枠がキツいので死にスキルが大量に生まれてしまった。
ダンジョン探索パートも、アイテムやスキルやHシーンのために結局しらみ潰しにカードめくらないといけないのが若干めんどくさい。でも、エンカウントが限られてるからそこまで問題ではないか。
上記2点で「面白さ」の評価には少しだけブレーキがかかる。
それでも十分に楽しめた傑作には違いなし。
特筆すべきはボイス。
「ランスにとうとう声つくんですか……」なんて複雑な心境だった発売前と違い、プレイ後は満足の一言。やっぱりボイスの力は偉大だ！
全体的に配役も演技も素晴らしく、ほぼ文句の付けようの無い出来。声優さんと音声スタッフはグッドだ。
メイン勢で特に良かったのはかなみ（CV：真中海）とマリア（CV：鶴屋春人）とリア（CV：萌花ちょこ）。途中まで完全にかなみゲーだったし、マリアの聞いてると元気が出そうなお声は大変素晴らしい。リア様も二面性が感じられる良いお声。
ランスと志津香は自分の中のイメージと違って終始微妙だったけれど、悪くはないはず。
これはランス10にもボイス欲しいと思わざるを得ない。（無いっぽいけども）
シナリオではラストバトルのシーンがとても印象的。そうきたかー！ みたいな。燃える！
9で魔人関連がほぼスルーされていた分、今回はガッツリ話に絡んできてくれて満足。
ただ、トーマも含め、もうちょっと規格外の強さや絶望感を出してほしかった感はある。
全体的に不思議と読みやすいテキストだった。
シィル大好きランスきゅんを満喫できたのでほくほくです。
一番好きなシーンはローラ×偽ウーくん。
ボイスのおかげもあり、臨場感のある面白くてエロいシーン。ランスで童貞のHシーンって激レアですし。
ところで、俺のミーキルちゃんのHシーンはどこに？