値段の割には、かなりの良作
【総合√】
面白かった、としか言えない。
AXLの作品に言えることなのかもしれないが
物語がきれいすぎる気がする。
これはいいことなのかもしれないけど・・・
今の状態では、更紗と和樹が昔会ってたのが
取ってつけたような設定に見えるのが少し残念。
有栖川みや美さんがものすごいハマり役というのも感じた。
ものすごく上手く表現できているのではないだろうか。
【霧子√】
1回Hで流して終わりだと思ったのに・・・
あれ?こんなはずじゃ、という展開。
最後の夢落ちは、サブキャラならではのものを感じた。
メインキャラじゃない分、扱いが微妙な感じだったが、よかったのではないだろうか。
【奏√】
「趣味が多いのは、寂しさを隠すため」
自分にあてはまる気がして少し悲しかった。
告白のシーンが案外さらっと行ったのにはビックリした。
もう少しあーだ、こーだと話してよかった気がしないでもない。
これが味だと思って受け取るが・・・
3つともENDまわったが
奏の奏らしさが出てよかったのではないだろうか。
起伏が少なく安心して見ていられる所が利点ではあるものの
逆に言うと、刺激に欠ける気がする。
奏が連れ去られたところもそうだ。
霧子先生が入ってくるのが早すぎて
(まぁ、一緒にいたからそうなんだろうが)
シリアスなシーンとしては物足りない。
これが、伏線となるかは微妙なところだが
奏が選ばれた理由がまったく謎である。
総合√で更紗がそのことを探るという面でふれているのだから
それを解き明かすところがほしかった。
→更紗√で「更紗に世界を知らせるために」これなのか・・・
なら別に奏である理由はあるのだろうか。
記念受験という意味なら、他にもいたのではないか。
【更紗√】
更紗に思いをよせてる描写がムリヤリすぎる気がする。
『身分違いの恋』という所で
更紗と和樹を真っ先に思いついて
自分でパニックになるというのは
なんとも言えない気分になってしまう。
『私は、人を愛することを知ったんです』
この言葉に全てが込められてると感じた。
更紗のツンデレには、いいものが込められていた。
はじめはイラッ☆としたキャラであったが
デレや過去を知ると憎めない。
縛られるものから開放を求める、素晴らしいかな。
人間の本能だと思う。
よくまとめられていて、キャラの良さもでていると思う。
【セーラ√】
一気に√やりきることになってしまったのは
筆者史上初なのかもしれない。
とんでも設定は(正確に言うとサンタのあれ)あったが
一気に進めるほどそれくらい面白いし、やって後悔はないと思う。
なにより、キャラを好きになれたのが大きい。
サンタの件だが・・・CGでは完全に顔が出てて
ばれるはずなのに、どうしてばれないのか。
寝ぼけてても・・・分かるレベルなのではないだろうか・・・
3√やってきて
初めてBADっぽいBADだったきがする。
前2√は時は戻らずとも、状況が戻る(仲直り等々)ことは考えられたが
今回は絶対戻らない。
悲しいかな、これが本当のBADであると思っている。
マイケルさんのキャラも、とても面白かった。
実際にあったら、ただのテンション高い変態なおっさんで終わっていただろうが
色々分かると、実はちゃんとしたおっさんだったことがわかる。
おっさんであることに変わりはないが(笑)
お母さんを使うのが1回だけとはなんとも贅沢な
終わりででてくればよかったのに・・・
【瑞穂√】
よくも悪くも瑞穂っぽい√かなと思った。
トトに相談したりする可愛いところもあったり
恥ずかしがり屋なところだったり
キャラとしては、ものすごくよかった。
ただ、対岸の火事みたいな気分がしたのが残念だった。
一番要となるところ(ようは終盤)は
最終的に奏VS六右衛門にもっていかれている。
ものすごく、他の人に応援される√という感じがある。
奏が最後にはあそこまで応援しているのに少し違和感が・・・
最終的に上手くおさまりすぎている気がする。
もう少しパンチが欲しかった。