純愛プラス卑語ゲー
香乃→すぴか→絢音→沙梨→櫻
付き合い始めで一波乱あって文化祭乗り切って終わり。
付き合い始めと一波乱はどのシナリオも概ね丁寧に描かれていた。
忙しくてゆっくりデートする暇もない文化祭という制約があるので、いちゃラブゲーにもなれず、
文化祭の描写が薄いカノすぴコンビのルートはシナリオより卑語の方が印象に残ってしまった。
文化祭での頑張りがそれなりに描かれた年上キャラは割と良かった。
年上キャラだったらヒロインの方が精神的優位に立てるので、卑語のやり取りも割としっくりするけど、
このゲームは同級生キャラがシナリオ上の空白で卑語が目立つというチグハグさ。
好きなものをあとに残すつもりで、カノすぴコンビを後回しにするのはお勧めしない。
絵は癖があるけど味はある。
通しプレイだと濃すぎと感じたHシーンも、プレイ後の抜き用としては結構優秀だと思う。
まさに普通の作品。普通の作品を丁寧に作ってみましたみたいな。
立ち絵の表情・口パクの演出はかなり優秀。
(新しいゲームは数こなしてないので、今時の標準が分からないけど。)
丁寧に作ってあるのは、再プレイ時に劣化が少なくて実感します。
分量が少ないのが残念ですが。
・香乃シナリオ
個人的には好きだけど、文化祭の3週間前にクライマックスが来てシナリオ的にはそこで終わっちゃうのって
どうなの。予想できないので肩透かしくらう。「星の王子さま」よく知らないとちょっと意味不明なところ多いかも。
ゲーム通して今一番印象に残ってるのは、ベタだけど、かのりんシナリオのすぴすぴ。