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soulfeeler316さんのALPHA-NIGHTHAWKの長文感想

ユーザー
soulfeeler316
ゲーム
ALPHA-NIGHTHAWK
ブランド
Liar-soft(ビジネスパートナー)
得点
80
参照数
795

一言コメント

手に入れたものによってと同様、失ったことを惜しむもの、手に入れたいと望むもの、喪失を嘆くものによっても、導かれ、授乳され、成長させられる。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

わたしはいつも、傍観者という役割が嫌いだった。
参加しないとしたら、わたしはいったい何者だろう?
――――《戦う操縦士》の物語






本批評はネタバレに配慮しておりますが、人によって「ネタバレ」と感じてしまう可能性も否めません。
その為、最後までプレイしてない方は、自己責任で読みましょう。
また、これはあくまで自己満足的な一個人の解釈であり、断定出来る物でない事を予め、ご了承下さい……










【目次】
1.感想

2.齎したリスペクト

3.後記と言う名の戯言

4.ソフマップ特典・FC特典・SS小冊子の内容















1.感想
まずは、ハッキリ言っておこうと思います。

凄く面白かった。

「物語」を読んでいる時って不思議で。
ライターがノリノリで綴っているか、適当よっこらアッチョンブリケとダラダラ書いているか、意外に結構分かってしまうモノです。
本作は間違いなく前者の部類、製作側が絶対に楽しんで作っていたと分かるエロゲ
世界観設定考えて、見合ったキャラクター造形駆使して、彼等彼女等の紡ぐ物語骨子創って、見合った形を独自の力で成し遂げていく。
作中にて散見される小ネタの数々は、作者自身が好きでなければ絶対導入出来ない程、多種多様且つ該博深遠
しかし、それは本作が突飛過ぎて万人向けでないカルト作品、と言う訳じゃなく。
特異な世界観でありながら、ボーイミーツガール(ガールミーツボーイ)から始まる成長物語は、Liar-softの中でもかなりの王道スタイルを貫いています。



知能と態度がまるで幼児な箱根ミリヤを視点へ置いた、封鎖区域とそこに取り巻く人々の物語
彼女については「分かれ」「察しろ」「理解しろ」と、読者故に思う糾弾も中々多く在りました。
主に勝手な振る舞いを一蔵に多くしてしまう所。この娘は想い人の事となると、矢鱈鈍感無知蒙昧
ミリヤはね、題材が題材だけにああやって振舞う性格にせざるを得なかったのかもしれませんが、あまりに子供過ぎる(詳細は2.にて後述)
「だってだって」に「だもん」が口癖、すぐ泣く、言い訳多し、その癖強気な所有りの頑固者
だからなのか、そうなのか知りませんが、ラストシーンに至るまで正直ヒロインとはあまり感じられなかった次第
しかし、そう感じられる位が「物語」を動かすには丁度良かったのかもしれません。
最後、彼の想いを理解した故に起こる彼女の成長はとても小気味好い。
本作の主人公と言えば間違いなく夜鷹一蔵ですが、そんな彼に付き従うヒロインとしては、中々悪くない成長を遂げたと言えるのではないでしょうか。
個人的には、それまでのシーンを覆す程の興味とまでは至りませんでしたが。


それでは、私が1番関心抱いた女性は誰かと言えば、これが自分でも結構意外だったんですが、ヴァネッサだったりするんです。
断じて、ゴンと同じ筋金入りのドMと言う訳では無く。
彼女が人間らしいエゴと色欲に塗れていても、狂人になれない常識人と言う立ち位置に、それは見事起因していました。
このヴァネッサと言う女、一蔵狂いの色情魔女でありながら実はかなりのナイーヴメンタル
何かと暴力に訴えて解決しながらも、肝心な所で実力発揮出来ず。
相手の気持ちなんて考えずに突っ走っても、最後まで維持出来ず。
居場所が分かってもすぐに駆けつけて掻っ攫わず、ゴンに一蔵の面影重ねたヘタレ性交生活
ウジウジ悩んで、辛く苦しくなったら引き篭もる事多しの、実にか弱き女性です。
彼女に惹かれた理由としては、その「どちらかと言えば弱い」人間味にあって。
強くあろうとしても「弱さ」が出てしまうキャラクターってヤツに、僕は俄然興味を惹かれました。
そしてそこを踏まえて考えてみると、ミリヤは「どちらかと言えば強い」
ヴァネッサはミリヤとの対比が実に顕著とも言えるのです。

      《ミリヤ》            《ヴァネッサ》   
   大事な場面も見逃さなくなる ←→ 肝心な所で実力発揮出来ないまま
     一蔵を信じ続ける    ←→  一蔵を信じ抜けなかった    
     未来を見通している   ←→   過去に囚われている
     一蔵の覚悟を重視    ←→   一蔵の生命を重視
       
相手の気持ち考えず突っ走る所は双方似ているし、「素直で可愛かった」(一蔵談)が本当ならば、昔のヴァネッサはミリヤと同じ少女だったのかもしれません。
この物語で分かるのはこれ位なもんですが、対比キャラクター構造は恐らく意図的じゃないでしょうか。
ミリヤは大人になりきれてない子供、ヴァネッサは子供になれなくなった大人だと感じます。


そんな「子供になれなくなった大人」に主従契約無くとも従う漢、ゴン
ミリヤとヴァネッサ対比です、一蔵とゴンも対比です。
彼のようなキャラクターって定番だけど、個人的には結構好きだったりします。
それは「何者にもなれない」「偽者」と言うキャラクター造型自体に、多く共鳴してしまうから。
個人主義が持て囃された結果、逆に個人の強みだけ求められる、アイデンティティーの乱造時代
そんな現代を生きる私の性格は、そのまま彼を好む嗜好へ変貌している事確実です。
オリジナルを超えるってのは、エディプスコンプレックス染みた通過儀礼の1つとも言えるので、まだ大人になりきれていない自分は、彼のように泥臭くても無様に足掻くキャラクターを「格好良い」と思ってもしまうのです。
ありがちなキャラクターで終わる所を、九財翼さんの好演と個人的嗜好により、とても魅力的なキャラクターに成ったと言えるでしょう。


そして、夜鷹一蔵
振り返ってみると、やはりこいつが本作における最大の魅力です。
正直、彼のような「人間」が主役でなかったら、ここまで面白くはならなかったと、確信を持って言える筈
闘志、諦めの悪さ、逃げない勇気、葛藤から来る彼の「生き様」
全てが青き星の如く輝いた過程、ブルースターを目指して猛進した軌跡は、とても強くて格好良かった。
多くの言葉は要りません、正に「主人公」と呼ぶに相応しい好人物でした。



そんな登場人物達が跋扈した、恐く蟲惑な魅力に満ち満ちた世界《ワンガンダイバーシティ》
危険は勇者の目には太陽の如く光り輝く。
読み進めていった開拓勇者気分が「面白さ」へ昇華して行く事に、興奮を覚えた作品でした。





2.齎したリスペクト
とは言え、多くの方が申されているように「短い」と言うのは大きなデメリット
しかし、それで本作をプレイしないのは少々勿体無く感じた次第
そう思う所以として、この『ALPHA-NIGHTHAWK』では、先人に対するリスペクトが実に上手く光っています。



【SF】
こっちはあまり詳しくないのですが、読んでいくと思い出す作品数点
あくまで「私」の数少ない知識で想起した作品故、参考にしているかは確定でない事、ご留意下さい。
『2001年宇宙の旅』
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
『スターシップ・トゥルーパーズ』
『銀河鉄道999』
『獣人島』
『キャウ・キャット・キャン』
『空の帝国』
etc……



【文学】
『ALPHA-NIGHTHAWK』は「宮沢賢治」と「アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ」をリスペクトして創られた作品
本作が高評価である所以は、この部分に深く依拠していると言えましょう。


《宮沢賢治》
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「おい。居るかい。まだお前は名前をかえないのか。ずいぶんお前も恥知らずだな。お前とおれでは、よっぽど人格がちがうんだよ。たとえばおれは、青いそらをどこまででも飛んで行く。おまえは、曇くもってうすぐらい日か、夜でなくちゃ、出て来ない。それから、おれのくちばしやつめを見ろ。そして、よくお前のとくらべて見るがいい。」
「鷹さん。それはあんまり無理です。私の名前は私が勝手につけたのではありません。神さまから下さったのです。」
「いいや。おれの名なら、神さまから貰ったのだと云ってもよかろうが、お前のは、云わば、おれと夜と、両方から借りてあるんだ。さあ返せ。」
「鷹さん。それは無理です。」
「無理じゃない。おれがいい名を教えてやろう。市蔵というんだ。市蔵とな。いい名だろう。そこで、名前を変えるには、改名の披露というものをしないといけない。いいか。それはな、首へ市蔵と書いたふだをぶらさげて、私は以来市蔵と申しますと、口上を云って、みんなの所をおじぎしてまわるのだ。」

宮沢賢治『よだかの星』
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まことのことばはうしなはれ
雲はちぎれてそらをとぶ
ああかがやきの四月の底を
はぎしり燃えてゆききする
おれはひとりの修羅なのだ

宮沢賢治『春と修羅』
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狐はちょっと眼を円くしてつっ立って音を聞いてゐましたがいきなり残りの葡萄の房を一ぺんにべろりとなめてそれから一つくるっとまはってバルコンへ飛び出しひらっと外へ下りてしまひました。
仔牛はあわてて室の出口の方へ来ました。
「おや、牛の子が来てるよ。迷って来たんだね。」
せいの高い鼻眼鏡の公爵が段をあがって来て云ひました。
「おや、誰か葡萄なぞ食って床へ種子をちらしたぞ。」
泊りに来て居た友だちのヘルバ伯爵が上着のかくしに手をつっこんで云ひました。
「この牛の仔にリボン結んでやるわ。」伯爵の二番目の女の子がかくしから黄いろのリボンを出しながら云ひました。

宮沢賢治『黒ぶだう』
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『よだかの星』は主人公、夜鷹一蔵の生き様
『春と修羅』の一部詩「序」「春と修羅」「春光呪咀」「小岩井農場」はストーリーを補完する描写
『黒ぶだう』はヴァネッサの人生を描いています。
前者2つは読めば分かると思いますので、難解童話「黒ぶだう」だけ少し語ると致しましょう。

この童話、普通に読んでも全く訳の分からない内容
何せ『黒ぶだう』は「寓話集中」と草稿に記されているように、多くの描写へ意味を込めています。
それぞれの込められたモティーフを理解出来なければ、本作の意図は掴めません。
そして、此処から掴めるのは自然と人間の調和、野生も家畜も共存出来る世界だそうですが、調べてもそう思えず、私が読み取れたのはドロドロな関係だけ。
赤狐=「島崎藤村」の擬人化的存在
黒ぶだう=島崎藤村の初恋の人「佐藤輔子」
島崎藤村(=赤狐)が初恋の人である佐藤輔子の心(=黒ぶだうのつゆ)を手に入れようとしたが、彼は結局盗み出せず、愛人の島崎こま子へと逃げる(=ひらっと外へ下りてしまひました)
仔牛は囚われ、リボンで隷属の証を植えつけられる。

そして、この内容を『ALPHA-NIGHTHAWK』に当てはめてみると……
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「黒葡萄には、牛のように気性の荒い女軍人が乗ってんだ……」

「あの女はわしらよりも余程凶暴な女狐じゃのう」

『ALPHA-NIGHTHAWK』第2話『夜鷹一蔵』「責任」より抜粋
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「仔牛&赤狐」=戦艦バオバブに囚われ、夜鷹一蔵の心を盗めず、ゴンへと逃げるヴァネッサと言う見方が生まれるのです(因みに、名前の「ヴァネッサ」は葡萄の品種の1つ、乗りこなしている機体「カベルネ」は赤ワイン用のブドウ品種、カベルネ・ソーヴィニヨンから取っているのでしょう)
上記の如き暗喩が「宮沢賢治」の場合、多くある次第
多くを見つけられた人はこれを好評と思えど、批判の対象にはならないと感じます。



《アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ》
サン=テグジュペリ要素の利用は、宮沢賢治より多いです。
STX軍(サンテックス)は「アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ」の愛称
セル乗員の別称「戦う操縦士」は著者の同名作から取った呼称
章のタイトル「東方郵便機」はデビュー作『南方郵便機』のトウキョウ版捩り
《目には見えない大切なもの》《薔薇》《戦艦バオバブ》が『星の王子様』なのは言わずもがな
《コンスエロ》って名前も「アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ」の妻「コンスエロ・スンチン・サンドーヴァル」から頂いたモノ
《名誉のインターステラー計画》に選ばれた《名誉の操縦士》の1人である《アントワーヌ・ド・サガン》は、《アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ》と薔薇の一種《プリンセス・ド・サガン》を組み合わせた名前でしょう。
「宮沢賢治」より直截的且つ分かりやすく、読者に明示しています。

しかし、本作はただ名前だけをお借りしている訳ではありません。
ここがよく調べていると痛感する所で。サンテックスが生前に書籍で表した多くの言葉が、作中にて見事埋め込まれていました。
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君という人間は、君の行為自体の中に宿っている。
君の行為こそ君なのだ。
もうそれ以外のところに君はない!

サン=テグジュペリ『戦う操縦士』
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人に好かれるには、同情しさえすればいい。
でも、ぼくはめったに同情しないし、同情しても隠すことにしている。

サン=テグジュペリ『夜間飛行』
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愛はお互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである。

サン=テグジュペリ『人間の土地』
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人間たちはもう時間がなくなりすぎて、ほんとうには、なにも知ることができないでいる。
なにもかもできあがった品を、店で買う。
でも友だちを売ってる店なんてないから、人間たちにはもう友だちがいない。

サン=テグジュペリ『星の王子さま』
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他にもまだまだ多くありますが、限が無いので一例
上記の名文を明らかに意識しているストーリーが、作中にて展開されていた模様

七星電灯氏が如何にサンテックスと賢治を好きなのか、僕は本作だけでも至極よく理解出来たのでした(「七星」=『星の王子さま』の「地球を含めた七つの星」、「電灯」=『春と修羅』「序」に登場する「有機交流電燈」)



《余談》
他キャラ名前の由来
ジャン・レグルス……レグルスとは獅子座α星の総称。意味は小さな王(ラテン語)
リュネット……フランスのムードン天文台にあるグランド・リュネット望遠鏡から。小さな王を指し示す「フランス」の望遠鏡





3.後記と言う名の戯言
「宮沢賢治」と「アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ」には、実に多くの共通点があります。
生きた時代、取り入れる要素、そして伝えている思想
同時代の星空詩人として、文学界でも類似性が多く指摘されている彼等(詳細は畑山博『サン=テグジュペリの宇宙「星の王子さま」とともに消えた詩人 』PHP研究所,1997年.を参照)
そんな2人の存在を敢えて組み合わせ、作品に加える所に「この作者……出来る」と強く感じました。

「物語」を読むにおいて、最も重要な感覚は「充足感」だと思っています。
結局、人が造ったものをまた別の人が読むと言う構図において、最も大事なのはユーザーが「満足」出来たかどうかの一点に尽きるでしょう。
その点において、私の場合はこの上なく満足できました。
見てる読んでるだけで楽しくなる作品そのモノでした。
こういった挑戦的リスペクトを、作中随所で多く実感しましたから。

無難安牌とにかく妥協と、革新より保守を尊ぶ思考が浸透しているエロゲ業界
時代の先鋭を担ってきたのも今は昔の昨今
だからこそ、本作のように変わらず尖った作品を生み出し続けてくれる意味……ってのは、途轍もなく大きいんです。
当事者である七星電灯氏の手腕と野望が、名前の通り光ったゲーム
企画・ライター・原画と言う三種の神器併せ持った故に為し得た産物
そして、それを発揮させてくれた本作に、低評価なんてつけられる訳が在りません。

ただ、私だけ満足しても構いませんが、作者が本当に実力を「如何無く」発揮出来たかどうか。
それこそ、氏自身に是非とも訊いてみたい所
いや、面白かった面白かったんです、それは間違いなく言える。
しかし、正直まだまだ書き足りねえと思ってるんじゃねえかな、一読者として思う。
150%は出せた所を、80%位に落としたような印象
その根拠として何せ、折角出した設定でも上手く生かせてない部分がかなり多い。

・戦艦バオバブに眠るレオンラムダの設定
・戦艦バオバブの発祥
・レオンラムダとその親友、恋人にあたるハナコの経緯
・物語冒頭に出てきた一蔵の発言の意味(FC特典で少し明るみになりましたがまだ不十分です)
・チリンの存在意義
・一蔵とヴァネッサの関係
・ナユタとゴンの幼少期邂逅
・ナユタの裏話(メモリー個体として生まれてから脱走するまでの過程)
・宙飛ぶスパゲティモンスターの正体
・五次元オバケとは?
・《アントワーヌ・ド・サガン》とは……?
・宿屋のジジイ、アダムの正体
・夜鷹一蔵はハナコと接触して融合した3人目、では1人目と2人目は?


憶えているだけでも、こんなにある。
と、ここで思い出す、本作における七星電灯氏の見解
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七星電灯:
「元々、一番最初に提出した企画は『星の王子さまベース』のスペースオペラADVでした。
もう少しボリュームを落として、この物語の前日譚を描こう! と……思いまして。
それが本作『ALPHA-NIGHTHAWK』です」

『ALPHA-NIGHTHAWK』ブラックキャンパス出張版「開発ブログがスタートしました!」
(http://a-nh.blog.jp/archives/13089084.html)
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本作は「前日譚」
と言う訳で、これからの「本編」楽しみに期待しておりますの心境なのでした、終わり。


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もうけつしてさびしくはない
なんべんさびしくないと云つたとこで
またさびしくなるのはきまつてゐる
けれどもここはこれでいいのだ
すべてさびしさと悲傷とを焚いて
ひとは透明な軌道をすすむ
ラリツクス ラリツクス いよいよ青く
雲はますます縮れてひかり
わたくしはかつきりみちをまがる

宮沢賢治『春と修羅』「小岩井農場」パート九
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4.ソフマップ特典・FC特典・SS小冊子の内容
☆店舗特典
ソフマップ「初恋とファーストエンゲージ」
時系列は本編終了後
ミリヤが《ブルースター》のエンゲージショーへ赴いた幼少期想い出話
昔のヴァネッサのインタビューの続きも、ここで聞けます。

FC特典「ミクロからマクロまで~細胞宇宙ランデヴー~」
時系列的に第4話と第5話の間、一蔵とミリヤが初めて結ばれた次の日
風邪を引いたミリヤの、夢の中における話
『ALPHA-NIGHTHAWK』で最初に出てきた夜鷹一蔵の正体と、言葉の意味が少し分かる内容


★SS
SS小冊子「一蔵さん、呪いのビデオ見たんだよ~そして一週間後~」
時系列は本編終了後
《廃楽園》の皆のその後と、本編でチラッと触れた怖い物苦手一蔵君の話
花子も登場する。

Twitterキャンペーン参加記念SS「イライザの覚醒」
衝撃的内容
絶対に本編読破後、読む事推奨
取り敢えず、七星電灯氏が続編やる気満々な事が分かって満足でした。