熱いし、泣けるしで間違いなく良作ではあった。もっとエロゲ、ノベルゲーをプレイし始めたころにやっていればもっと泣けたと思うし、もっと高く評価していたと思う。
シナリオに関しては、噂通り２章終盤が神がかってた。まな可愛すぎだし、あのシーンは泣くだろ常識的に考えて。あと５章冒頭のお姉ちゃんが出てきたシーンは鳥肌ものだった。いまいち気に入らなかったメタっぽい発言が伏線になっていいたとは。その二つの章に比べると、３章はやや劣るかな、灯花がうだうだしてるうちに若干冷めてきて、そのテンションのまま、見せ場にいってしまったので、いいシーンなのに少しポカーンになってしまって、そこが残念だった。親バカ京子さんには、笑わせてもらったし、灯花も可愛かったからいいんですけどね。
逆に不満な点、というか物足りなかった点は、話の構造上章立てて、順に進んでいくのは仕方なかったのかもしれないけど、そのため各ヒロインのENDを見る作業が煩雑になり各ルートに対する感動が薄くなってしまったように感じる。個人的には、多少ご都合主義、ブン投げ感があったとしても、穢翼とか後発のG線上みたいに、ヒロインを選んだ時点でそのヒロインのエンディングまでいってくれた方が、各エンディングが印象に残るから嬉しいですね。あとエンドロール強制なのも辛かった。
あとは皆がいうほど、とっつぁんサイコーみたいに感じられなかったのが私の敗因ですかね？