細かいところで不満はあるものの物語は綺麗にまとまっていた
３部作の作品にしては綺麗にまとまっていたかなといった感じ
雰囲気は最高だったけど、そのせいで無駄にハードルは上がっていたかな
最後までプレイしたけど殻ノ少女が一番好き
しかし真崎のせいで紫と兄の絡みが少なくなったのは一番の悪手だと思う
1作目から兄を支えるポジションだったのに大学進学を機に一人暮らしして兄を放って真崎とイチャラブは流石にクソ
杏子もだがパラノイアに囚われている主人公を見放して他の男とくっ付いたとも取れるので印象は良くない
一番見たかった真崎と未散の会話が一切無しなのも意味が分からない
尚織も終始引っ掻き回すような動き方をしていた割には真相も大したことないし
そもそも尚織じゃなくて葛城シン動かしていた方がまだ納得できたような・・・
村の連中があまり殻ノ少女に関係していなかったことを考えると
真崎を助手にする展開は虚で終わらせておくべきだったのでは？
全然活躍しないし精神病の描写は何だったんだ
戦えるし可愛い歩を助手にする展開のほうが個人的には良かった
冬子と母親が起こすパラノイアとは結局何だったのか？
単為生殖の真実など掘り下げてほしかったけどそこも特に何も無い
もっと描写すべき部分はあったように思える
六識が犯罪者を作り出していた意図とか美砂との過去話も欲しかった
６年後という設定を利用して過程をすっ飛ばすのが良くなかった
ステラとの関係構築や杏子の葛藤も全部有耶無耶になっている
洒落たBGMで杏子と魚住の恋愛描写を見させられるのは正直苦痛だった
事件解決しても中途半端に謎は残すし、事件に関与した人物も老衰やら他殺で勝手に死んでいくし
最後までカタルシスが一切無い作品だった
虚までは楽しめていただけに残念
主人公は本当にお疲れ様