なろう系から、痛快さを消し去ると?
なろう系から痛快さを丁寧に削り取ると、この作品になります。
異世界でチート能力や現実世界の知識で無双すれば、なんでもなろう系になる訳ではない!
政治・経済のほうにまで中途半端にリアル寄りに話を広げるせいで、本当にそれで解決できているのか、あまりにもご都合主義すぎないか、という嫌~な読了感が残ります。
もっとキャッキャウフフな学園生活に徹したほうがいいのに、無駄に経営のほうに重点を置き、しかもクリエーターを育成する愉しさより、裏側の人間関係・金策よりの話にしています。
が、なにしろ中途半端なので、それが全く面白さにつながらず、力技で解決する度に徒労感が生まれるだけで、爽快さはまるでありません。
冒険活劇って、[悪役が大切だなぁ]と再認識させてくれる作品でした。
まあ、元からシナリオに期待してこの作品を買った訳ではないので、シナリオには目をつぶるとして。
雛祭桃子さんの絵にクロシェット風の塗りという異色の組わせで、ハーレム、3Pを愉しむ作品としては、ありではないですか?
ああ、パイズリはありませんね、その嗜好がないので、いわれるまで気づきませんでしたがw