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shiratoriさんの白詰指輪 ~四つ娘の花嫁 俺、全員選びました~の長文感想

ユーザー
shiratori
ゲーム
白詰指輪 ~四つ娘の花嫁 俺、全員選びました~
ブランド
あかべぇそふとすりぃ
得点
70
参照数
1875

一言コメント

『五等分の花嫁』の二番煎じと言われかねない本作。「芽が出て、葉っぱが生えて、実が膨らんで、花が咲く。わたしたちはそんな一輪の花――四人で一人の四つ子姉妹なんだから。ね?」。冒頭でのこのギミックが、最初、何を言っているのか分かりませんでした。(追記:5/25,7/25)

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

2020/05/25
◎総括
一箇月かかって、やっとプレイし終えました。オープニングムービーまでプレイした後、3週間、Web小説を読むのに熱中したのが原因ですが、私がそうせざるを得なかった理由が、本作の問題点というか、現状、巷で量産されている大部分のエロゲーの問題点なのだろうなって思いました。

具体的には、本ゲーム内容の全体構成を元に考えてみましょうか。

(全体構成)
開始--①--オープニングムービー--②--選択1--③--選択2--④--エンドロール--⑤--終了
 ①共通パート(四姉妹との個別エッチ各1回(20分×4人:ペッティングまで))
 ②四姉妹とセックス各2回(1時間×2回×4人:1回目は処女喪失)
 ③四姉妹と最初のデートでのセックス各1回(20分×4人)
 ④四姉妹と結婚式後のセックス各2回
   ((20分+40分)×4人:最初の1回は選択したヒロインのみイベントあり))
 ⑤四姉妹と安定期(妊娠5ヵ月頃)に入った時期のボテ腹セックス
   (1時間×4人。選択2で選択したヒロインのみイベントあり)

上記が、本作の大まかな構成とエッチシーンの時間です。
私は、②で一旦休憩となったわけですが、理由は「四姉妹とセックス各2回」がストーリーもへったくれもなく延々と8時間も続くことになったからです。まともな感性なら無理でしょ、これ。少なくとも私にとっては、ちょっとやり始めて耐えられそうもないと判断し「こりゃダメだ!」みたいな。②はこのゲーム、最大の山場ですね、悪い意味で。それで暫くweb小説に逃避していました(あぁ、やっぱりストーリーがあるって素晴らしいし、楽しい)。

その後、③にやっとこさ辿り着いて、ここは幾ばくかはストーリーらしきものがあって奇跡的に進めることができて、後は意地で④⑤と進めましたが、上記の構成ですから、ひたすらエッチシーンの連続。ライターさんも、いくら依頼されたとはいえ、良くも飽きずに書き続けられたものだと、逆に感心してしまいました。

やっぱり、私にはフルパッケージの抜きゲーは無理だ!と再認識させられた作品となったのでした。ただライターさんも、依頼された制約の中で、頑張った方ではないでしょうか。エッチシーンへの誘導はとても自然に進行するので違和感は全くありませんでした(よくあるでしょう、取って付けたように突然エロシーンが始まる、ふざけたエロゲー)。ただ、違和感はないのですが、やっぱりエロシーンの連続は、本当に辛いです。

今から8年前(2012年頃)までのエロゲーって、ちゃんとストーリーがあったような気がするのですが、最近のエロゲーって、本当にエロシーンの連続が最後までみたいなのが、多すぎる気がします。

実際、本サイトの本作に対するプレイ時間中央値は8時間です。本作のエロシーン総時間は19時間はあるのですから、これってつまり、エロシーンを強制スキップしたってことですよね。これが現実です。エロシーンがスキップされるような、エロゲーの存在理由を問われるような作品を作ってどうするんだよ。本サイトのご利用者は、抜きゲーを低評価する傾向があるとは昔から言われていますが、抜きゲーというジャンルを低評価しているのではなくて、ストーリーがなくてエロシーンも評価に値しないから低評価しているにすぎないと、私は思うのです。

ところで、私が本作以外に最近プレイしたハーレムエロゲーに、『セックスオープンワールドへようこそ!』というのがあります。この作品は作りが本作よりもずっと凝ってはいたのですが、悲しいかなやってることは全く同じ(ひたすらエッチ)で、予約特典に「立ち絵の裸パッチ」(正確にはこちらは「透けマタニティドレス立ち絵パッチ」)を付けるのまで同じ。最近のハーレムエロゲーのビジネスモデル(最後はボテ腹エッチで終わる等も含めて)は、どのメーカーも考えることは同じなのでしょうか。私にとっては、こんな特典つけられても、ぜんぜん嬉しくありませんけどね。そもそも、意味が分かりません。

私は、別にシナリオゲーでなければならないとは思っていないのですが(そもそもシナリオゲーの定義って何だ!?)、最初から最後までストーリーというかドラマ性というか、単なるエッチシーンだけではない物語性(ストーリーテリング)を求めているのです。エッチシーンを出すのなら、そこに意味や意義を見いだせる話を求めたいです(「好き」だとか「幸せ」だとか以外の理由での)。そういう作品、創ってくれることを望みますし、それが、昨今のエロゲーマーケットの縮小傾向を改善する一つの方策になるのではと思うのです。

(2020/7/24追記:最近、他のエロゲーの感想を書くために調査していて、本作の所属団体「ソフ倫」の倫理規程(平成23年10月1日施行版)」における「制作基準」が、正に私の指摘していることを、具体的に定義している素晴らしい内容だと知ったのでした。定義してあるのに、そのようなエロゲーは制作されず、認可され続けているわけです。そりゃ、エロゲーマーケット縮小していきますよね。自分達で定義した作品、創り出せていないわけですから)

それにしても、本作で一番ビックリしたのは、さも現在の日本を想定させる世界観なのに、一夫多妻が当然の様に認められ受け入れられている世界(パラレルワールド or 別の世界線)だったことでした。四姉妹全員を妻にすることに、何の柵(しがらみ)も制約も葛藤もないですし、四姉妹とセックスしまくっても、両家のご両親すら含めて誰も文句を言わない、むしろ推奨される倫理崩壊の安寧な世界なのです。所謂(いわゆる)、何でもありです。

エロゲーのお約束である何回ひたすら中出ししようが、当たり前のように誰も妊娠しないし、それ以前にそんなことで悩むことも考えることすらもしないし、妊娠させたいと思えば一発で妊娠、避妊なんて言葉が存在しない、ある意味とても清清しい天晴れな作品なのです。主人公が種馬であるという条件さえクリアすれば、ハーレムエロゲーは成り立つということを証明した凄い作品なのでした(笑)。


◎詳細(以下、時系列に記載)
2020/04/25
私、まだ序盤なのですが、面白いです。なので、点数も超暫定。徐々に追記していくつもりですが、あの作品『五等分の花嫁』に影響されたと思われる超安易な企画であることは、誰の目にも明らか。

実際に、早くも冒頭で、
 ???「そーそー。ほら、五つ子のラブコメ漫画あったじゃん。
     あんな風に姉妹同士で取り合いになるのがオチだって」

笑える。ライターさんも、だからどうしたどうにでもなれの開き直り状態。完全に遊んでいるだろう、これ(笑)。冒頭からこう書かないと、やってられないよね、ライターさんとしては。このライターさんの反骨精神は、ちょっとすごいかも。そりゃ、ライターとして今後の評価がかかっているものね。こんな安易な企画じゃ、下手したら、馬鹿ライターの烙印おされかねないし。良く仕事を受けたな。でも、笑える。

芽一の、両親に対する空気読んでるネタも絶好調。今後の展開に凄く期待できそうな、序盤でした。


2020/04/26追記
土曜日も仕事でぜんぜん進みません。昨日は、autoにしたまま座椅子で寝ちゃったし。そのため、本日も、未だにオープニングムービーにすら辿り着けていません。つまり、まだ序盤ってことですね。先は長そうです。途中で挫折しなきゃいいんですけど。私、『ぬきたし2』や『どっちのiが好きですか?』でさえギブアップしてしまったもので(いつかリトライしようとは思いますが……つまんないんだもの、ストーリーがっ!)。

さて、本作、この時期に制作してしまった以上、もうどう転んでも作品を評価する上での比較対象が『五等分の花嫁』との直接対決にならざるを得ない宿命を背負ってしまったも同然。恐らく、どんなストーリーにしたところで、二番煎じ(というより出涸らし)の烙印を押されて批判されてしまうことは必然。

だとするなら、もう勝ち目がないのかというと、本作には『五等分の花嫁』にはない強力な武器があるではないですか。そうです、これは18禁エロゲーなのです。エロは世界を救う。エロをどうストーリーに絡めて昇華させるかで、『五等分の花嫁』とも十分に戦えるのです――もし丸戸史明氏がシナリオを書いたなら……かずきふみ氏でも良いけど。

まぁ、丸戸氏やかずき氏でなくても、エロは戦略ミサイル級の攻撃力がある素材ですから、まともなライターさんならば、多少ストーリー上でのハンデを背負ったとしても、互角以上の戦いも不可能ではない筈?なのです。では、本作のライターさん(泰良則充氏)はどうだったのか。

かなり頑張っています。凄いです。伏線の張り方、言葉の意味や解釈の方法、ギミックの多用などなど、馬鹿ライターの烙印を押されないように、レトリックを駆使して足掻きまくっております。実際、会話文は面白いです。エロも効果的にストーリーに絡めて使っています。そもそも、設定上、四つ子は最初から主人公大好きMAX状態です。これを最大限に活用して、テンポ良く簡潔な文章でストーリーを進めていきます。援護射撃の演出(絵やサウンド「BGMやSE」、そして立ち絵などの動きやカメラワーク)も頑張っています――紙芝居ゲーにしては……。素晴らしいです。

でも、本作のライターさんの本サイトでの過去作品評価を見ると、
 「73点 共通のギャグと個別の温度さが大きすぎたのは減点だが、共通とキャラは良かった」
がたぶん標準的な評価だと考えられます。つまり、後半のエロ攻勢作戦の攻撃で、ぽしゃる可能性が高いと。さて、本作ではこれからどうなっていくのか、本当に楽しみです。

現時点で、書きたいこといっぱいあるのですが(既に八千字メモってるし)、今日はこの辺で。


2020/04/27追記
やっと、オープニングムービーまで辿り着いたので、一旦休止。ここまではいい線いってると思います。実のところ、ここまでで話がまとまっているというか完了しているというか。主人公に四つ子の全員が告白して、めでたしめでたしみたいな。流れでいうと、次のような感じ。

★★★四つ葉のクローバーの意味
正宗「四枚の葉っぱが揃った時の意味?」
芽一「うん。それはね――」
ト書き:芽一がにっこりと笑う。
芽一「『真実の愛』」
 ⇒ちゃんと、タイトルの「白詰」に収束させていくまとめ方が良いよね。四つ子、四つ葉のクローバー、花言葉で『真実の愛』と。

★★★考えることは一緒?
芽一「ふふ。やっぱりわたしたち四つ子だね? みんな考えることは一緒みたい」
みんな「「「わたしをお嫁さんにして下さいっ!」」」
   「これからたくさんエッチして下さい!」
 ⇒でも、ギャグは忘れないと。痴女が一人いるしね。

★★★四人で一人のみんなとの日々
ト書き:これからもみんなとの騒がしい日々が続いていくだろう。
ト書き:一輪の四つ葉のクローバーのような、
    四人で一人のみんなとの日々が――

そして、「ハーレムへようこそ」の扉が開いてエンディングムービーへ、じゃなかったオープニングムービーへ。でも、この時点でタイトルの「白詰」は消化してしまったのですから、後は「指輪」に至るまでのストーリーってことになるわけです。でも、大抵のエロゲーでは、この後はひたすらセックスしまくるだけっていうシナリオが多いので、もしそうだったら、目も当てられない状況に……。このままプレイするのが怖いです。綺麗にまとまったのですから、ここでお仕舞いでも良かったのではないかとさえ思ってしまいます。

因みに、一言感想に書いた「四人揃って一輪の花」のギミックとは、序盤の「四花にプールに落とされて帰宅後、風を引く正宗」のシーンでの地の文で、明確に説明されていました。

 ト書き:長女の芽一。次女の二葉。三女の美三実。四女の四花。
 ト書き:――この子のたちは四人揃って一輪の花だと、
     おばさんとおじさんがいつも言っていたのを思い出す。

「芽が出て、葉っぱが生えて、実が膨らんで、花が咲く」って、ちゃんと四つ子の名前の一文字とリンクしていたわけですね。だから「四人揃って一輪の花」だと。私なんか、最初、花の成長の例えなのかなぁなんて呑気に考えてしまったのですが、それだと「四人で一人」がよく理解できなくて、悶々としていたのでした。そして読み進めると上記の解答が。私は当初、安易な企画なんて思ってしまったのですが、実はそれなりに色々こねくり回して考えられた作品であったことが判明したのでした。

さて、今後の私のプレイ方針ですが、公式Webサイトで説明されている以下のコンセプトが成功しているのかどうかを、検証することでしょうか。

 ・ヒロインは四つ娘!
 ・シナリオは同時攻略の四つ娘ルート1本
 ・同棲から結婚までのセックスライフを堪能!
 ・愛溢れる濃厚なHシーン!

いやもう序盤で、十分に実現できているような気がします。問題は前半の質を後半も維持できているのかどうかってところですかね。セックスシーン連続でストーリーなしみたいなよくあるエロゲー展開になると、本当に辛いので、そうならないことを望みたいです。まぁ、今回はハーレムルート1本で個別がないみたいですから、期待したいところです。しかし、このコンセプトでシナリオに期待は、無謀ですかね、やっぱり。逆に、序盤が綺麗にまとまったのが、奇跡みたいな。

それにしても、最近、ハーレムルート1本に絞ったコンセプトが、徐々に多くなりつつある気がするのですが、気のせいでしょうか。一人以外は切り捨て方式よりは気分的にはすっきりするとは思うのですが、どういう理屈で、それをどう正当化(異世界なら一夫多妻制だからですみますが)するのかが、次の注目点ですかね。

2020/05/25追記
まさか、こんな作品に10件以上も一言感想がつくとは予想外でしたが、最新10件に入らないと、途端に誰にも見られなくなるため、現在、殆ど誰にも見られることもなくなりました。しかし、自分が読むために、ゲームもコンプリートしたので、感想を完成させたい思います。
以下、オープニングムービー後の感想を書く予定。乞うご期待(と自分に言う)。


○その他、徒然なるままに
2020/07/25追記
上記のように書いておきながら、二箇月間もほったらかしにしてしまいましたが、殆ど誰も読んでいない筈なので、実害は少なかったと思います(自己弁護)。もし、期待していた方々がおられましたなら、御免なさい。

そもそも、オープニングムービー後の感想って、良く考えたら、冒頭に総括を追記した時点で書いてしまったので、自分の言いたいことって、もう殆どないのでした。とはいっても、三万字以上もメモりましたので、メモにそって興味を引いた部分を、これまで書いた内容とダブらない範囲で抜粋しながら、時系列で記録に残しておきたいと思います(編集するのが面倒くさくなったともいう。いいんです、自分の備忘録ですから。それ以前に、プレイしてから数箇月が経ち、作品の内容が忘却の彼方状態で、上手く編集するのは無理だと悟りました)。

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◎オープニングムービー前

★フォント
テキストのフォントが、デフォルトでは“ハミング”でしたが、読みづらいので即座に“学参丸ゴ”に変えてしまいました。そもそも、私、デザイン系のフォントは好きじゃないのよね。明朝とゴシックで十分だと思っているので。それ以外のフォントは、読みやすいとはとても思えませんから。そもそも、本作の醸しだす雰囲気にフニャフニャしている“ハミング”は合っていないと思います。いや、確かに本作の内容はフニャフニャしていて、締まりがない作品ではあるのですが……。

★白詰
正宗「どこにいるのかわからない……」
 :
ト書き:幼い頃、5人で毎日のように出かけた秘密の遊び場所――
 :
ト書き:辿り着いたのは街外れの林の中にあるクローバー畑。
ト書き:今日からお世話になる四つ子姉妹たちと、
    幼い頃に最も多くの時間を過ごした場所。
正宗「やっと……帰って来たって感じがするな」
 ⇒冒頭で主人公が駅を降りて、四つ子姉妹の家に向かおうとして、展開、早。もう、タイトルの白詰の回収を済ませてしまったのであった。

★四つ子姉妹の紹介
冒頭での四つ子姉妹の性格付けの説明のためのストーリー展開は、上手いと思いました。私でもすぐ理解できました。
 二葉:花が好き
 美三実:変態(トイレに行くのが面倒で、部屋のベットの上で四つん這いになりながら、右手でペットボトルも持ちながら股間にあてがい、小便をする美三実)
 芽一:痴女(正宗の手を握って自分の胸に当てる芽一。「はぁはぁ……。妹たちがごめんね……? わたしで良ければ、はぁはぁ、責任とるから……!」)
 四花:天真爛漫(ト書き:後ろから女の子の屈託のないが聞こえてくる。この天真爛漫な声は――)⇒ここで早くも誤字脱字。屈託のない「声」がない。脱字。

★四つ子姉妹の母親は子供達と共犯
正宗「芽一のおじさんたちだけどさ。最初に聞いた時は
   おじさんの単身赴任って話だったよな?
   なのにどうしておばさんもついていったんだ?」
芽一「ああ……それはお母さんが少女漫画家だからじゃない?」
正宗「おばさんの仕事もはかどるから、
   おじさんについていったってことか?」
芽一「ううん。違うよ?」
芽一「女の子の心情を察するのが得意ってこと、だよ」
 ⇒ここで会話が終わりかよ。もっと、母親の「空気読んでるネタ」の伏線として、引っ張るべきだったのでは……。ライター、ドライすぎだろ。もう、『五等分の花嫁』の二番煎じ、というより出涸らし内容にしかならないから、好き放題書いてるよね。

★空気を読めない四つ子の親
両親の部屋を使ってもらおうとしたが、両親が鍵をかけていたシーン
芽一「そ、そんなことさせられないってば!
   うぅ、お父さんとお母さんのバカぁ……!!
   空気読んでくれたと思ったら全然読んでくれてない……!!」
 ⇒冒頭でぶった切った話を、ちゃんと伏線回収してるじゃん。このライターさん、できる人なのかも。ちょっと、このライターさんの文章の癖が分かってきたかも。

★実は空気を読む四つ子の親
美三実「手紙に続きがあってさ……。『小さい時みたいに
    娘たちの部屋に泊めてもらってね? その方が娘たちも
    悦ぶ――もとい、喜ぶだろうから』って……」
芽一「~~っっ!! ナイス気回しだよ、お母さんたち……!
   さっきは空気も読めないとか言っちゃったけど、
   最高に空気読んでるよ! 超読んでるよ!!」
 ⇒引っ張るな。このネタ!
 ⇒それにしても「悦ぶ――もとい、喜ぶ」か~。なんか、このライターさんは、発想が私の感性に近いものがありそう。意味の違いは、各自で調べようね。“喜ぶ”は、何かを「頂いた」という前提が必要ってところが、重要かな、かナ!

★誤字脱字
正宗「い、いや、芽一の部屋で寝させてもらうと思って……」
 ⇒もらおうと。脱字

★芽一との最初のエッチ(パイズリ+フェラ)
芽一「あ……ふふ。まだ精液溢れてきてるよ?
   んちゅぅっ、ちゅるるっ。んこくく……えへへ、美味しい」
正宗「そ、そんなの美味しいはずが」
芽一「あなたの精液だもん。あなたがわたしで
   気持ちよくなってくれて、出してくれた精液だもん。
   どんな味でも、わたしにとってはすっごく美味しいよ?」
芽一「ずっと……んちゅるるっ。飲んでいたいくらい」
ト書き:そう言って芽一が一滴残らず精を飲み干してくれる。
射精直後の敏感なチンコが震えてしまう。
芽一「すっごくえっちでやらしい味……。
   えへへ。飲むの、はまっちゃいそう」
 ⇒私、思うのですが、味や食感はともかく、ニオイはどうにもならんとちゃう。ゲームではニオイがないからって、無臭状態扱いは本当におかしいと思ってしまう自分がいる。

★学校の設備が凄い
 本作での学校設備が凄いです。服飾用のアトリエや演劇ホールがあるのです。実は私、地方に住んでいた時には全く想像もできなかったのですが、関東の都会の私立の高校や大学は本当に凄いのです。高校に本格的なパイプオルガンがある講堂とか、大学に本格的なクラシックコンサートができる講堂とか、少女マンガの空想の世界かよって思っていた世界が、実は本当に存在するということを知った時、正に衝撃でした。
 そりゃ、意識高い系の人達が、都会に沢山いるのは、仕方がないことですよね。そもそも、住んでいる世界が違うのですから、地方と価値観が違うのは仕方がないことなのです。正に『イソップ寓話』の「田舎のネズミと町のネズミ」なのですと、複式学級経験者の私は、のたまうのであった。

★痴女、芽一(学校の服飾用のアトリエで二人きり)
正宗「おっ、落ち着けっ……!!
   当たってるっ……!! む、胸が当たってるから……!!」
芽一「パイズリして欲しいってこと!?」
正宗「なんでそうなる!!?」
芽一「し、して欲しいならするよっ……!?
   大丈夫、ここなら誰も来ないからっ……!!」
正宗「ちょっ、やめっ……!!
   昨日のことは一旦忘れるんじゃっ……!?」
芽一「昨日のことは忘れても、まーくんへの愛は
   そのままだもん! 求められれば股も開くから!!」
 :
芽一「手料理をおいしいって言ってくれたじゃない!!
   あんなこと言われたら誰だってびしょ濡れだよっ!!
   世の女シェフだってみんな日々濡らしてるんだからっ!!」
 :
芽一「はぁはぁ……! 大丈夫っ……! もし裸になってる
   ところ見られても、採寸してたって言えばいいし……!」
芽一「そうだよ、採寸だよぉ……! 脱ごう、まーくんっ?
   何もしないから、はぁはぁ、何もしないから……!」
 ⇒何もしないって、女の芽一が言っているのが、笑える。逆転の発想、このライターさん、面白い。

★「…………」の解釈と読み方
二葉「う、ううん。正宗に触られるのは…………から」
 ⇒声優さんは、「…………」の部分を小さな声で「嬉しかった」と読んでいたけれど、こういう明確な言葉への変換は、やっぱり収録時に指示があるのかな。

★美三実と芽一から逃走(奥まった場所にあった休憩スペース)
美三実「はぁ……。ダメだね、正宗は全然ダメ。
    そんなにクソ真面目だといつか壊れちゃうよ?」
美三実「ほら、偉い人も言ってたじゃん。
    『働いたら負けだ』って!!」
正宗「まぁ偉い人なんだろうよ……お前の中ではな」
 ⇒こういうギャグは、わりかし好き。

★美三実の伏線
ト書き:というかアイツ、授業サボってるんだよな?
    なら俺が芽一や二葉と授業受けてる間は何してたんだ?
ト書き:選択制の授業だし、何も受けてないなら
    直帰しそうなものだけど……。
 ⇒何してるんでしょうね。後で、この伏線を回収するんだろうけど……。

★女子更衣室でのロッカー内での四花との最初のセックス(立ちバック胸揉み素股)
絵のロッカーが、どう見ても上下に分かれているのですが、その後の四花と正宗との隠れ時に、二人で立って入っている絵があるので、何か変? 背景画をミスりましたね。ところで、次の地の文はおかしくない?
ト書き:ぎゅっと四花の胸を鷲掴みにする。
    手の平に伝わる柔肉の感触に我慢汁が吹き出す。
ト書き:初めてマトモに触る女の子のおっぱいに、
    興奮と欲情が止まらない。
いやいや、芽一のおっぱい、散々揉みしだいていただろう。それにしても、ロッカー内に閉じこもって潮吹きと射精までしたら、ロッカー内、精液と愛液のニオイで、現実にはとんでもない状態になることが想像できるのに、この作品、無臭状態ですからね。セックスの生々しい臨場感は全く味わえないよね。と思っていたら、美三実との最初のエッチでは違っていました(後ほど記述)。

★声優さんの読み間違い
女生徒A「あ、あんた清純そうに見えて案外ムッツリなんだね……。
     まぁ気のせいなら気のせいで、早く着替えて食べに――」
 ⇒「食べに行こう」って読んだ。これは何か指示があったのかな?

★展開、早っ!
四花「二人も早く好きだっていいなよ~。
   すっごく幸せな気分になれるよ~?」
美三実「それは受け入れられたらの話じゃん、ったく……。
    つか展開早くない? 正宗も混乱しちゃうんじゃね?」
芽一「むしろ遅いくらいだってば! そもそも最初の計画では
   みんな一緒に告白する予定だったじゃない!」
 ⇒ライターも展開早いと思ってるんだなってことが分かる会話ですよね。テンポよく進むから、悪くはないです。これ、重要。

★声優さんの読み間違い
美三実「あ、まさか。私も正宗のこと好きだと思ってる?
    あはは、ないない。全くない」
 ⇒「正宗のことが」と読んだ。

★美三実との最初のエッチ(フェラ)
顔射されて
美三実「にしてもすげぇ匂い……えへへ。
    嗅いでると頭の中フワフワする感じ……」
美三実「味はどうなんだろ……んちゅっ」
ト書き:顔にかかった精液をすくって唇に運ぶ美三実。
    そんなことまでしてくれて、さらに胸がときめ――
美三実「――ぶふっ!? 何コレ、ゲロマズじゃん……!
    ぺっ、ぺっ! 芽一はこんなの美味いとかいってたの?」
正宗「ま、まあマズいだろうな……」
美三実「うげぇ~……。口の中ネバネバするぅ……。
    はぁーはぁー。息も生臭くなってるし……」
美三実「こんなの喜んで飲むヤツとか、んちゅるっ、ちゅば。
    変態じゃん……。やべぇよ……。んちゅっ……」
 :
美三実「ホント、クソマズい……んちゅっ。
    こんなの飲んでたら、そっこく、病気になるって……」
美三実「でも、ちゅるっ。なんかクセになっちゃうかも……。
    マズいけど……。んっ、マズい、けど……」
 ⇒やっと精液に対する普通の感想が出てきた。とは言っても、「匂い」じゃなくて「臭い」って書けよっていつも思うのですが……。因みに、声優さんは、「美味い」を「おいしい」と読みましたが、正しくは「うまい」です。「おいしい」だと「美味しい」となります。
(声優さんの読み間違い)

★収録ミス
美三実「ホ……ホント?」
 ⇒声優さんは、この後「だ、だったら……する」と追加で読んだ。ところが、この後、本当に
美三実「だ、だったら……する」
 ⇒つまり、ダブって収録されています。

★優柔不断な主人公
ト書き:みんなが幸せでいて欲しい。
    みんなに悲しい顔をして欲しくない。
ト書き:だから、選ばれた誰かの影で選ばれなかった誰かが
    泣くような真似をしたくなかった。
ト書き:俺にとってはみんなは家族以上に大切な人だから。
ト書き:だからこそ、二葉とも仲直りしたい。
    いや俺のことはいい。せめてみんなと仲直りして欲しい。
 ⇒ハーレムの主人公って、二種類あると思うんですよね。
   ①優柔不断
   ②剛毅果断。即断即決。勇猛果敢
  両極端は同類ってことですね。つまり、馬鹿と天才は紙一重と同じですね。ちょっと、違うか。①はブスな男の妄想で、②はブスな女の妄想ですかね(笑)。

★二葉との最初のエッチ(オナニー)
二葉はムッツリスケベであることが判明

ト書き:眼下に広がる二葉の秘部が夕焼けを受けて
    てらてらと輝く。物凄く……濡れてるみたいだ。
 :
正宗「い、いや。そこを見せてもらうのは
   二葉が初めてというか……」
 :
二葉「じゃ、じゃあ、ホントにここ見るのは初めてなんだ……。
   あたしのが、は、初めて……」
 ⇒テンプレ1。初めては重要だよね。
 :
二葉「目に焼き付けて……?
   あたしのオナニーするところ……」
二葉「あたしの恥ずかしい姿……。赤裸々な姿……。
   全部全部、あんたに知って欲しいんだ」
 ⇒テンプレ2。秘密の共有1(赤裸々)
 :
二葉「……3回……」
正宗「え?」
二葉「あたしが……その。一日に下着を替えてる数……」
二葉「あんたのことを考えてるだけで……すぐ濡れちゃうから。
   あたし、一日に何度も下着履き替えてるの……。
   休みの日は……その。もっと多く……」
二葉「ほ、他のみんなには内緒だよ……?
   こっそり洗って、こっそり乾かしてるから……」
 ⇒テンプレ3。秘密の共有2(内緒)
 :
二葉「芽一たちみたいに、あっ、んふぁぁ……!
   いつでも素直に言えないけど、それでも、あはぁん……!」
二葉「あたしだって、いつも思ってるから……!
   いつでもどこでもあんたにだったら触って欲しいって……!」
二葉「おっぱいでもおまんこでも、エッチなことじゃなくても。
   あんたが喜ぶことなら、なんでもしてあげたいって……!」
 ⇒テンプレ4。いつでも、どこでも、なんでも(「何度でも」ではないのは意外)
 :
二葉「みてっ、ふぁあああっ、見ててぇっ……!!
   あたしのイクところっ、あっ、あっ、イくところっ!!」
二葉「その目にたっぷりっ、ああああんっっ!!
   たっぷり、焼き付けてぇぇぇええええっっ~~!!!」
 ⇒最初のここ見るの初めてを受けて、最後はこの初めてネタで締める。計算ずくだねぇ。★
 :
二葉「遠慮しないでいいよ。なんでも言って?
   大好きな人のために、なんでもしてあげたいんだ」
 ⇒やっぱり「何度でも」ではなく「なんでも」なんだ。このライターさんの感性、面白い。普通と違う。★

★四つ葉のクローバーの意味
正宗「四枚の葉っぱが揃った時の意味?」
芽一「うん。それはね――」
ト書き:芽一がにっこりと笑う。
芽一「『真実の愛』」
 ⇒また、エロゲーで薀蓄を学んでしまった。

★考えることは一緒?
芽一「ふふ。やっぱりわたしたち四つ子だね?
   みんな考えることは一緒みたい」
みんな「「「わたしをお嫁さんにして下さいっ!」」」
   「これからたくさんエッチして下さい!」
 ⇒ストレートなギャグは、理解しやすいので、大好きです。

★四人で一人のみんなとの日々
ト書き:これからもみんなとの騒がしい日々が続いていくだろう。
ト書き:一輪の四つ葉のクローバーのような、
    四人で一人のみんなとの日々が――
 ⇒このライターさんも、――の後は、句点を打たない派なんだな。私は打つ派なので、違和感が……。ところで、廉価版として共通部分で終われば良作だったかもしれなかったのにって、思いました。

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◎オープニングムービー後

★芽一との初めてセックス
芽一「いつでも自由に触っていいからっ……!
   このおっぱいは、あなたのためのおっぱいだもんっ……!」
ト書き:パイズリの時にも言ってくれた言葉をまた口にしてくれる。
    俺だけのためのおっぱい、俺が自由にしていいおっぱい――
 ⇒テンプレ1(あなた専用)
芽一「もらってっ……? はぁはぁ、わたしの初めて……!
   あなたに捧げるために、ずっと大切にしていた初めて……!」
芽一「愛するなんたにっ、もらって欲しいのっ……!!」
 ⇒テンプレ2(初めて)
芽一「あなたの形にっ、大好きな人の形にっ、
   わたしの身体が変わっていってるのがわかるよぉ……!」
ト書き:芽一の大切な場所が、俺の形になっていってることが……!
 ⇒テンプレ3(あなたの形)

★四花との初めてセックス(打ち捨てられた教会で)
四花「四花、せっくすのことあんまり詳しくないから……。
   お兄ちゃんにもっともっと教えてもらいたい……」
四花「一晩かけて……教えてくれるかな?」
 ⇒「避妊を教えろよっ!」って突っ込んでしまう私がいた(笑)。
   1時間もあるから疲れるよ、このシーン。

★二葉との初めてセックス
 クローバー畑で。声優さんの声が高くなると、『ぬきたし』のヒナミが思い浮かんできて、困りました。やっぱり特徴的な喋り方って、時として困りますよね。特に有名な作品にメインで出ちゃったりすると、ずっと、その印象が重なってしまって。例えば、
  二葉「それはそれで恥ずかしいってば!?」
のような会話を早口でしゃべると、そのまんまヒナミみたいな。
 そういえば、先に私は「『ぬきたし2』や『どっちのiが好きですか?』でさえギブアップしてしまった」と書いたのですが、『ぬきたし2』はヒナミアフター途中で、『どっちのiが好きですか?』は芽愛ルート途中でなのです。偶然なのか必然なのか、どちらも二葉と同じ声優さんです。まぁ、声優さんの声で途中放棄したわけではないと思うので、偶然だとは思いたいのですけどね。

★声優さんの読み間違い
二葉「……って、こんなこと言っても信じられないよね。
   あんなに淫乱な姿見られちゃったら……」
 ⇒「見られちゃったから」と読んだ。ちょっと意味合いが変わっちゃいますよね。

★美三実との初めてセックス
・実三美は変態じゃなくマゾ
ト書き:やっぱりコイツ、マゾなんだっ……!
    痛いくらいが気持ちよくて、感じちゃって……!
美三実「ひっ、引っ張りすぎっ、あああっ、千切れっ……!!
    でもっ、はふぁっ、あぁっ、き、気持ちいい……!!」
 :
美三実「はぁはぁ……。お、押し倒されちゃった……」
美三実「なんかこれ、はぁはぁ、嬉しいかも……えへへ」
 ⇒本作の声優さんの喘ぎ声の中では一番良いかも。キャンキャンしてなくて。スムーズ。
 :
美三実「せ、専用だかんねっ? あっあぁあんっ……!!
    私のおまんこもっ、身体もつ、ふぁっ、ああっ……!!
    全部全部っ、お前のっ……!!」
 ⇒テンプレ1(専用1。「専用」って言葉が、マゾを示すのかも)
美三実「だからっ、はぁあああんっ……!!
    私の全部っ、お前の好きにしてぇっ……!!」
 ⇒テンプレ2(専用2。全部、お好きに)

★演出の手抜き
美三実「ふぁっ――あふぁああああっっ~~!!?
    おっぱいっ、ああっ、おっぱい揉まれてっ……!!」
美三実「はふぁぁあああっっ~~!!
    太股もモミモミされっ――んんんんっ、く、くすぐったっ!」
 ⇒絵は、おっぱい揉まないし、太股もモミモミしないし。

ト書き:美三実がぎゅっと俺を抱き締めてくる。
    俺も彼女を抱き締め返した。
 ⇒絵は、抱き締めないし、抱き締め返さないし。

私、良作の判断基準の定義が、やっと分かりました。
    良作:絵が文章に追随する作品のこと
    駄作:絵が文章に追随しない作品のこと
  つまり、どれだけ手間暇かけて作品を制作しているかで、作品の出来栄えは決まるってことですね。それ以前に、そういう制作方針である制作者達が、駄作を制作するわけがないとも言えますが……。

★誤字脱字?
美三実「え、えへへ、すっごく幸せ……。
    私、もう……はぁはぁ、死んでいい……」
 ⇒声優さんは律儀に「死んでいい」とテキストどおりに読んだのだけれど、幸せなのに、死んでいいでは、シャレになりません。普通は「死んでもいい」だと思う。ここはテキストを無視して、読み間違えれよって思ってしまいました。★★★

★子宮口の先
美三実「ついでに、んんんんっっ、もっと奥グリグリつ、
    子宮口んとこっ、グリグリして欲しいっ……!!」
ト書き:奥をゴシゴシする感覚も最高だ……!
    亀頭に当たる小さな穴がどんどん広がってきて……!
ト書き:亀頭のさらに先端がヌププと再奥のさらに奥へと
    沈んでいくのがわかる。
美三実「いたっ、痛い痛い痛いぃ~!!
    奥叩かれっ、おちんぽでガンガンされてっ……!!」
ト書き:辛そうにえづきながらも美三実が
    快感に酔ったような嬌声を上げる。
美三実「乳首引っ張られた時より、ビリビリするっ……!!
    あぁあああんっ、痛いっ、ああっ、気持ちいいっ……!!」
ト書き:チンポがさらに奥に入り込んで行くのがわかるっ……!
    子宮口が亀頭に噛み付いてきてっ……!!
ト書き:そして絶頂の瞬間、俺は美三実の再奥に
    ペニスを突き立てて――
 ⇒だから、いくらマゾだからって、医学的にウテルスセックスは不可能なんだってば。それにしても、このライターさん、擬音語や擬態語が好きだねぇ。★★★

★声優さんの読み間違い
美三実「大体あいつらも初体験の後、
    軒並み朝までセックスしてたんじゃんっ!
    私一人だけラブラブ煽りされるのおかしいよねっ!?」
 ⇒「してたじゃん!」と読んだ。声優さんの読みの方が、普通かな。

★芽一はビッチでなかった
正宗「芽一がみんなを焚きつけるために、
   いつも過剰なアピールをするって話だよ」
芽一「あはは、バレちゃってた?」
ト書き:悪びれることもなく、芽一が冗談っぽく笑う。
芽一「でもアレは仕方ないことだよ。
   しーちゃん以外、まーくんも含めて、
   みーんな恥ずかしがり屋さんなんだもん」
芽一「ならみんなのお姉ちゃん役として、
   わたしは範を示してあげなくちゃね。
   少しでも背中を押してあげるために」
 ⇒ちょっとびっくり! この設定が……。

★授乳手コキ
芽一「ふふっ。いいんだよ? 素直になっちゃって」
芽一「まだしばらくみんな起きてこないから。
   子供の頃に戻ったと思って……甘えてきて?」
ト書き:芽一が俺を抱き締めたまま、
    とさっとソファーに座り込む。
 ⇒誤字脱字?:どさっと★
芽一「わたしから、たっぷり甘やかしてあげる」
 ⇒この流れは「授乳手コキ」だよねって思ったら、やっぱりそうだった。ここまでは自然な流れで良かったかな。このライターさん、エッチにいたるまでの流れが自然なのが、いいよね。そこから1シーンが長いのが、私には困りものなのだけど。
ト書き:大きな膨らみの頂点を、そっと俺の口に含ませてきた――
 ⇒「授乳手コキ」の構図がちょっと普通と違うよね。普通は「膝枕」が基本だもん。この地の文とその場面の絵の構図が面白いです。シナリオどおり「俺の口に含ませ」も絵で反映しているのも良いし、特に手コキの指の握り方というか宛がい方も良いです。そっか、「授乳手コキ」って甘えん坊さんになることが重要な要件だったのか、なるほど。勉強になりました。

★おちんぽマッサージ
芽一「でも、もっともっと気持ちよくしてあげるね?
   芽一お姉ちゃんのおちんぽマッサージ、楽しんで?」
正宗「んっ、んふっ……んんっ……!」
ト書き:快感で腰が浮き上がる。ゆっくり扱かれているのに、
    チンコがとてつもなく敏感になっていて……!
芽一「はぁはぁ、どう? おちんぽマッサージ気持ちがいい?」
正宗「ああ……! めちゃくちゃ気持ちいい……!
   毎朝、んんっ、してもらいたいくらいだ……」
芽一「えへへ、もちろんしてあげるよ?
   毎朝でも、毎晩でも、して欲しい時にしてあげる」
 ⇒テンプレ(いつでも、どこでも、何度でも)
芽一「学園でして欲しくなった時は、保健室でも行こっか。
   こっそりベッドを借りて、よしよししてあげるね?」
 :
芽一「はぁはぁ、えへへ……。たっぷりしーしーできたね?」
芽一「おっぱいにも素直に甘えられて、
   チューチューできて、えらいえらい」
 ⇒今までプレイしたゲームの「授乳手コキ」のシナリオの中では、一番、良いかも。「授乳手コキ」が何たるか(つまり「赤ちゃんプレイ」だってこと)をきちんと分かって上で、書いているよね。ただ、このシナリオ上の唯一の欠点は、芽一に対する「笑顔」の言及がなかった点かな。これは重大なミスですね。「授乳手コキ」シーンの最後は、ヒロインの「笑顔」で終わらなきゃ。罰金です(笑)。「授乳手コキ」の三大要素って、
 ・母性愛
 ・赤ちゃん言葉
 ・天使の笑顔
だと思うのです。

★芽一はやっぱり変態痴女
芽一「うん。おまんこにもあなたの精液入れっぱなしのまま、
   あなたの精液でベトベトになったショーツを
   履いて行きたいの……」
ト書き:つまり、俺とセックスした証拠を残したまま、
    学園で一日過ごすってことか……!?
 :
芽一「あなたの精子……えへへ。ずーっとおまんこに
   入れたまま、ショーツに付けたまま、一日中過ごしちゃう」
ト書き:幸せそうに笑って、芽一が告げてくる。
    学園で芽一に会っただけで勃起しそうだ……。
 ⇒これって、芽一的には、純愛なのだろうか。ふと、疑問に思ってしまった。「変態痴女の純愛」という二律背反になりそうなテーマで、何か芸術作品が創れそうな気がしてきました(笑)。いや、マジで。

★四花との初めてセックス(フェラからの……)
声優さんの読み間違い
四花「ま、別に良いけどさー。二人して昼飯ブッチした時点で
   みんななんとなく察してたし」
 ⇒「良いんだけどさー」と読んだ。美三実が言うのならこれだろうけど、四花のしゃべりじゃないよね、たぶん。


◎全員が学校から帰宅後
★誤字脱字?
美三実「…………」
 ⇒声優さんは、「問題は……いつどこで仕掛けるかだよねー。部屋に呼ぶのは、あまりにも露骨すぎるし」と読んだ。なんだこりゃ? 声優さんの台本上はこうだったんだろうけど、そうでなかったら、声優さん、想像力を膨らませ過ぎってことに……。

★お風呂の温度
芽一「そうしてそうして? ――って、あれ?
   なんだかお風呂の温度、下がってるよ?」
二葉「ミミじゃない? あの子、熱いお風呂苦手だし。
   入る時に温度下げて、戻すの忘れてたんだよ」
芽一「なら追い炊きしておくね?
   まーくんは熱い方が好きでしょ?」
正宗「ああ、悪いな」
ト書き:芽一が給湯器のスイッチを押して、
    風呂のお湯を温め直してくれる。
美三実「あぢぃぃぃぃ~~!!!?」
 :
美三実「つか、長湯してても大丈夫なように湯の温度
    下げてたってのに、急に上がるし……!」
ト書き:ああ……追い炊きしたな。
美三実「やっと終わったと思ったらさらに上がるしっ!!」
ト書き:ああ……四花が温度上げてたっけ。
 ⇒普通、給湯器って風呂場にメイン、キッチンにサブのコントローラーがあると思うのだけれど、だとしたら、美三実も我慢してないで、風呂場で設定変えれば良かったのにと、常識的なことを考えてしまった。そもそも、設定変更後のコントローラーなんて、じっと見続けているわけないだろうし。まぁ、風呂場に潜んでいることを悟られないようにしたかったってことなのでしょうけれど。だったら、少し時間を置いて設定を再変更すれば良いだけだし。以上を踏まえて、ここのシナリオは、考慮不足かなって思いました。

★おまんこの味
ト書き:二葉の愛液とはまた味が違う……!
    どっちかというと酸味が強い。でもそれが美味い……!
 ⇒この比較記述は面白いかも。

★二葉との2回目のセックス
特に何も語ることなし

★4人それぞれの個別授業
★芽一と学校の服飾用のアトリエで二人きり(二回目)
芽一「生涯に一度しか使わない衣装だもん。
   最初に見た時の感動を覚えていて欲しいし……」
正宗「生涯に一度……!? 最初に見た時の感動……!?」
ト書き:芽一は勝負下着を使い捨てるタイプだったのか!?
    た、確かにそれはそれで趣がある……。
 ⇒いや、こんな勘違いする朴念仁、この世にいないから。いくらなんでも、この設定は無理すぎだろう。この後、ウェディングドレスってことが判明するわけだが、それにしてもね。

★二葉と演劇授業
特に書きたいことなし

★美三実とさぼり場所で
正宗のリンゴIDを使って不正課金しようとした現場を押さえられての開き直りシーン

美三実「き、聞きたいこと!? ちょっと待って、さっきのは
    マジで冗談だよ!? お前の気配感じたからネタで言った
    だけで……! 流石にお前の金なんか使ってないってば!」
正宗「いやそうじゃなくて――」
美三実「精々1万くらいだよ!!」
正宗「使ってんじゃねえか!!?」
美三実「しまっ――……てか、なんで私がキレられんの!?
    こちとらタダでヤらせてやってんじゃん!?
    風俗で同じことしたら3万はかかんよ、もっとかかんよ!?」
正宗「最低な逆ギレだな!?」
美三実「へっ、これから私とヤる度に5万課金させろや」
ト書き:……どうして俺はこんなヤツを
    好きになってしまったのだろうか。つか、まず金返せ。
 ⇒内容は悪くないんだけど、なんだろう、この会話シーンに対する虚しさは……。

★四花とプールで水泳競争
特に書きたいことなし

★「正宗+4人」で帰宅
 ここでゴールデンウィークでのデート話
 そして4人の誰と最初にデートに行きたいかの選択メニュー ★★★★

★★★★★ハーレムエロゲーの主人公は絶倫という前提条件があることを改めて自覚しました。

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①芽一:遊園地デート。お化け屋敷コース⇒観覧車でセックス
芽一「だってぇ、うぅ。真っ暗で、誰もいなくて、
   こっそりエッチするにはバッチリな場所だったんだも~ん。
   下見の時に気づかなかった場所だったしぃ……」
 ⇒下見しているのかよ。これ、突っ込むべき会話だと思うのだけれど、スルーするし。

★パレードを無視してガラガラの観覧車へ。観覧車故障でエッチ
芽一「乳首もいじ――んっ! えへへっ、んんっ!
   んちゅっ……ちゅぁ、んはむっ、れるるっ……!」
ト書き:言われるまでもなくコリコリの乳首もつねり上げる。
    芽一の唾液がグッと熱くなって、甘みが増していく。
 ⇒乳首、いじってくれない。地の文にまで乳首をいじることを書いているのだから、絵もそうなるべき。これは確実に手抜きですね。


②二葉:植物園デート
二葉「ミツバチが蜜を吸いに来てくれるってことは、
    良い花が咲いてる証拠なんだよ? あたしも
    自分の育てた花にミツバチがやってくると嬉しくてさ」
 ⇒ミツバチを見て、「良い花が咲いてる証拠」なんて発想したことがなかったので、ちょっと新鮮。エロゲーだったら、普通もうちょっと違った発想になるよね。密に群がるミツバチ。ハーレムだ~って。

ト書き:ピンク色のツツジの花より、よっぽど顔を桃色に
    染めながら二葉が花弁に手を伸ばしていく。
二葉「ん……ちゅ~……」
ト書き:そして慣れた様子でツツジを摘み取ると、
    花弁の根元を咥えて可愛く吸い始めた。
ト書き:こうして見ると、口元に花を咲かせているみたいで
    なんだか面白い。
 :
二葉「わぁ、甘くてすごく美味しい……!
   正宗も吸ってみたら――って。なに笑ってるの?」
正宗「いや二葉の口からツツジが咲いてるみたいだったから」
 ⇒ここの描写の絵が、なんか新鮮。地の文そのままの描写で。★★★

★声優さんの読み間違い?
二葉「でも、その……すぐにここまで濡れたわけじゃないよ?
   た、確かにさっきのキスで物凄く溢れてきたけど……」
 ⇒「すぐに濡れてたわけじゃないよ?」と読んだ。ぜんぜん違うじゃん。何かの指示?

★二葉の蜜
正宗「俺も二葉のエッチな蜜、吸いたい……。
   二葉のエロいおまんこを好きなだけ食べたい」
二葉「うん……。食べて……?
   あたしのいやらしい蜜、吸って……?」
 ⇒やっぱり、蜜からこの発想に繋げるのか。もう少し捻りを効かせてほしかったかな。


③美三実:ゲーセンでデートからのクローバー畑
★親父ギャグ
正宗「いやなんか良い匂いすると思って……」
美三実「あ、それリセッ○ュだわ」
正宗「リセッ○ュかよ!?」
美三実「いや私、ファブ○ーズよりリセッ○ュ派なんだって」
正宗「そこにツッコんでねえよ!?」
美三実「……まぁお前が突っ込むのって、
    いつもアソコかアソコかアソコにだけだもんね……」
正宗「唐突な下ネタやめて!?」
 ⇒無理くり下ネタ(笑)。

★★★結婚願望
美三実「でも、あっ、ふぁああっ、あはぁん、
    一番なりたいのは、あっ、はあぁんっ……!」
美三実「お嫁さん、だけど……!」
 :
美三実「だって、あっ、ふぁぁんっ……!
    チビの時からの、あぁん、夢なんだもん……!」
美三実「お前のお嫁さんになることがっ……!
    あっ、あっ、あっ、なることがぁ……!」
美三実「だから、お嫁さんにしてっ……! いくらでも
    エッチしていいから、ヤりたい放題していいからっ」
美三実「お前のお嫁さんにぃ……!!」
ト書き:どれだけ「好き」と言われるよりも幸せな言葉を
    美三実が言ってくれる。彼女への愛しさが燃え上がる。
 ⇒美三実だけ、他の3人と違って、結婚願望を明確にしているよね。他の3人は大好きで幸せなだけだけれど、美三実は違う。これはポイント高いかも。


④四花:ぶらぶらデート(ショッピングモールやゲームセンターやらを回って公園でブランコ休憩)からの学園プール
四花「四花のおまんこプール、はぁはぁ……!
   お兄ちゃんのせーしでいっぱいになっちゃったぁ……」
ト書き:のぼせたような顔で四花が見上げてくる。
    プールには四花の膣内から溢れた白濁が漂っていた。
 ⇒現実には、プール内の精子で他の娘が妊娠したりする場合もあるわけで、これってどうなのって、ちょっと思ってしまった。と思っていたら、その後、暫くして、
正宗「ああ。……でもそれはそれとして心配が。
   プールの中で出しまくっちゃったし……」
四花「大丈夫大丈夫。あの後プールの水もちゃんと抜いて、
   一緒に掃除もしたでしょー? 心配ないよ~」
 ⇒ちゃんと、フォローの会話を入れていて、クソ笑った。なんかの制約? 自転車の二人乗りシーンや、未成年者の喫煙、飲酒シーンを入れちゃいけないみたいなのと同じな……。

★24時間365日
四花「さっきも言ったけど……四花のおまんこプールは、
   24時間365日、お兄ちゃんを待ってるから……」
四花「お兄ちゃんがどんなにスケベでも……えへへ。
   大丈夫だよ……?」
 ⇒24時間365日って高可用性システムかよって。あっ、やっと分かった。だから、HAクラスタリング実現のためのハーレム仕様なのか。高スペックだな(笑)。
  それにしても、このゲームの世界、避妊って考え方が皆無で、男にとっては理想郷だよね。そもそもハーレムが何の躊躇いもなく最初から許容されている世界だし。

★クローバー畑の意味
シロツメクサが生えるのは、地力が低い土地の可能性が高いとのこと。
 利用法1 緑肥作物として土を肥やす
 利用法2 グランドカバープランツとして他の雑草が生えるのを防ぐ <-- これ
 利用法3 天敵を呼び寄せて害虫対策

★声優さんの読み間違い
芽一「けど、まーくんの方が気にしてたりしたら……!
   こうしてわざわざ待ち合わせるわけだし……!」
 ⇒「待ち合わせてる」と読んだ。

★四姉妹とのすれ違い
主人公がこそこそ裏で何かしていることに四姉妹の不安が募りっていう良くあるパターン。

★四花との脱衣所でエッチ
この場面の絵、四花の右乳房の描写が変、というより手抜きでしょう。どうもオッパイは単体の部品だったみたい。その結果、左右の乳房が上下に互い違いに揺れている描写にしたかったのかもしれないのですが、右乳房が上に揺れる描写を示すのに、上下反転させて貼り付けたみたいなのです。そのため、非常におかしな描写になってしまったのです。この構図だと、この後、右乳房を下側から主人公の右手が揉む形になるのかな。さて、どうなるのだろうか――結果、どうも上半身をズームアップした時に、右乳房の乳首が見えるようにしかっただけみたいです。

★美三実と夜の公園でエッチ
・美三実はドMでド変態のシーン
美三実「公園の真ん中で、全裸になって……。
    犬みたいに四つん這いになって、ア、アソコも丸出しで……」
美三実「ご主人様に……リードも引かれちゃって……」
ト書き:自分の首に付けられた首輪とリードを見て、
    美三実がプルリと震える。
美三実「死にそうなくらい恥ずかしいけど……。
    ご主人様に飼われてるみたいで嬉しい、です……」
美三実「これからもっと恥ずかしいこと命令されるかと思うと、
    はぁはぁ、ものすごく興奮しちゃい、ます……」
 ⇒この後、尻叩かれて放尿しながらアナルセックス、正しくドMでド変態でした。アナルセックスは、事前に絵で肛門描写を強調していたから、セックス始める前から判断できましたね。文章だけでなく、絵も伏線張りながらのセックスシーンへ。配慮が行き届いているよね。他のエロゲーでもそうですが、アナルセックスにおける肛門強調描写は配慮するのに、文章内容に絵が追随していかないのは何故なのかと、いつも思ってしまいます。

★誤字脱字&演出上の手抜き
ト書き:リビドーの赴くまま、二葉の胸を鷲掴みにする。
    絹のように柔らかいの彼女のおっぱいを揉み回す。
 ⇒衍字:柔らかい。「の」が余分。
 ⇒ここの絵、「胸を鷲掴み」で「揉み回す」と書いてあるのに、そうしてくれない。
ト書き:根元からおっぱいを掬うように揉みながら、
    コリコリの頂点を指先でそのまま摘まみ上げる。
 ⇒揉まないし、乳首を摘まみ上げてもくれない。
ト書き:ペニスを突き込みながら両乳首をきゅっと摘まみ上げると、
    今度は二葉が上半身をガクガクと起き上がらせた。
ト書き:小さなマットの上で二葉がのたうち暴れ回る。
 ⇒単に最初からマットの上で仰向けになっているだけで、何の動きもない。
ト書き:彼女の再奥に焼けるような熱い精液を注ぎ込む。
ト書き:その瞬間、二葉は一際強く痙攣し、のたうち回り、
    そしてビクビクビクと状態を浮かして――
 ⇒誤字:「状態」は「上体」が正しい。
 ⇒絵は痙攣しないし、のたうち回らないし。なんなの、これ。

★芽一とのお預け焦らしエッチ(居間で)
芽一主導エッチなので、芽一のエッチ中の解説も自然で、なかなか良かった。
後は、特に書くことなし。もう、エッチシーンが嫌になってきました。限界です。

★誕生日プレゼントのシーン
声優さんの読み間違い
二葉「そういえば今日だっけ?
   ふふっ、覚えててくれてたんだ?」
 ⇒「くれたんだ」と読んだ。

★指輪
四花「わ~! 4人お揃いの指輪だ~!!
   えへへ、ありがとう、お兄ちゃん!!」
 ⇒ここでやっとタイトルの後半部分に辿り着く。
正宗「……ちゃんとみんなにプロポーズしたくてさ」
正宗「みんなせえ良ければ、その結婚指輪を受け取って欲しい。
   俺のお嫁さんになって欲しい」
正宗「なんの取り柄もない俺だけど、
   みんなのために必死に頑張るから
正宗「みんなを幸せにできるようになんだってするから。
   絶対に幸せにしてみせるから」
正宗「今こそ幼い頃の約束を、みんな揃ってお嫁さんに
   するって約束を、果たさせて欲しい」
ト書き:自作した結婚指輪を改めて差し出す。
ト書き:四つ葉のクローバーの装飾をあしらった指輪を。
    四人揃って幸せにするという誓いを込めた指輪を。
正宗「受け取ってもらえる、かな?」
 ⇒指輪、四つ葉のクローバー装飾なんだ。こういうところはきちんと考慮するのね。まぁ、シナリオは、けっこう頑張ってはいるのですけどね。ただ、エッチシーンが多くて長くて、げんなりしているだけで。

★芽一の悔悟
芽一「殺せぇえぇ~~!!
   誰かわたしを殺してぇ~!!」
美三実「なんで!!?」
芽一「だってだってだって~~!!
   まーくんがプロポーズの準備をしてくれてたって言うのに、
   わたし、浮気してるだなんて疑っちゃって!!」
 ⇒誤字:ここでの「いう」は、漢字で書くなら「言う」ではなく「云う」が正しいのではないかと。ただし「云う」は常用漢字ではないので、 現代表記では、<言葉として実際に声に出す>という場合は「言う」、<そう言い表せる>という場合は「いう」にするみたいですけどね。
  調べてみると、外国人からの質問には、次の回答がありました。
   言う => 自分の言葉を話すこと。Speaking your own word.
   云う => 誰かの言葉を引用すること。Quoting a word other person said.
   謂う => 特定の課題について自分の意見を述べること。To make a statement about a certain topic.

★結婚式の準備
芽一「だって待ちきれないんだも~んっ!!
   ――あ、お母さん? 突然だけど明日みんな揃って、
   まーくんと結婚式挙げるから二人とも帰ってきてー?」
二葉「さ、流石の行動力だね……」
美三実「つか急に言われても色々と戸惑うだろ……。
    ……いや、あのバカ親ならあっさり全部受け入れるかも」
四花「お兄ちゃんのお母さんとお父さんも呼べないかな~?
   ちょうど日本に帰ってきてたりしなーい?」
芽一「えっ!? 一時帰国してるまーくんのお父さんたちと
   ちょうど飲んでる!? なにそれ奇跡みたいな確率だよ!!」
二葉「つ、都合良すぎて怖いんだけど……」
美三実「天の思し召しじゃない……?」
 ⇒展開早っ! ご都合主義、ここに極まれり。

正宗「いや、実はGW中に芽一たちのお母さんたちに会いに
   行ったり、うちの両親にも連絡取ってたりしててさ。
   そのせいかも……」
芽一「へっ!? それってもしかしてGW中に二日留守に
   してた時の話!? ――えっ!? 娘さんたちを
   僕に下さいって言われた!? あげちゃった!?」
 ⇒そんな伏線、あったんだ。「あげちゃった!?」っていう、芽一の素っ頓狂な会話が、良いアクセントになっているよね。

★お嫁さんにして下さい
芽一「じゃあ、みんな。揃って迎えよう?
   わたしたちの愛するお嫁さんを。せーのでさ?」
二葉「あたしもそう言おうと思ってた。
   ふふっ、やっぱりあたしたち四つ子だね?」
美三実「いつかみたいに一人だけ
    違うこと言わなきゃいいけどね~」★
芽一「い、言わないってば!」
四花「えへへ、それじゃ行くよ?
   みんな合わせて合わせて~?」
四つ子「せーのっ!」★
みんな「わたしをお嫁さんにして下さい」★
ト書き:4人で1人の花嫁が微笑みかけてきてくれる。
 ⇒「せーのっ!」からみんなの言葉へって展開、去年発売された『セックスオープンワールド』のラストと全く同じだよね。ラストの締め言葉としてのテンプレなんですかね、これは。
 ⇒因みに、一つ前は「四つ子」で、その次は「みんな」。この違いは何?
 ⇒また、美三実が、以前の芽一のギャグ(考えることは一緒?)のことを言っているのですが、こんなオープニングムービー前での一言ギャグを、ここまで引っ張られても、覚えている人いるんかいなと。私、興味を引いた箇所をメモっていて覚えていたから違和感なかったけど……。更に、以前のギャグの時は、複数人の同じ会話文は「「「」」」を使っていたのに、ここではそうしていない。この違いは何?

★最後の言葉
芽一「これで名実共に夫婦だからね? あ・な・た?」
四花「あ、メイずるーい。一人だけそんな呼び方して~!」
芽一「えへへ、だってずっとこう呼びたかったんだもん。
   小さい頃からずっとずっと。やっと叶っちゃった」
二葉「だったらあたしも……読んでみたいな?
   あんたのこと……あなたって……」
美三実「よ、呼ぶならさったと呼んじゃおうよ。
    早くしないとバカ親たちが来ちゃうかもだし……」
四花「それじゃあ、これもせーので言おう?
   これから始まる四花たちの新婚生活の記念に!」
芽一「ふふっ、そうだね。じゃあ行くよ? せーの――」
みんな「愛してるよ? あ・な・た?」
 ⇒しかし、ここの会話文での「?」は何が疑問なんだ? どういった使い方なんでしょうね。 ★★★
 ⇒因みに、「愛してるよ? あ・な・た?」のテキストが表示されないんですけど。これは不具合? それとも演出? バックログを見たらちゃんと記述があったので、表示されないのは不具合ってことになりますよね。バックログにテキストの記述があったから、「?」は何ってことになったのですがね。実は愛していないかもっていう深い意味が……なわけないですよね(笑)。

★結婚式後の孕ませエッチ
芽一「ね、あなた。わたしたちみんな。孕ませてくれる……?」
芽一「みんなね? あなたのものになりたいの……。
   本当の意味で、あなたのお嫁さんになりたい……」
二葉「子作り……してくれる?
   あたしたち、みんなと……」
美三実「……欲しいんだ。お前の子供……。
    お前との、愛の証……」
四花「四花たちの準備はもう……万全だから。
   あなたのものになる準備はできてるから……」
みんな「わたしたちを、孕ませて……?」
ト書き:うっとりとお願いしてくるみんなに頷き返す。
    俺も孕ませたい。愛する妻全員を孕ませたい――
 ⇒「お嫁さんになる=孕むこと」っていう定義が、ちょっと新鮮! ★★★

★★★誰と愛し合いたいのか選択
芽一「えへへ。じゃあ、わたしたち……お部屋で待ってるね。
   いいよね、みんな? 今日くらいは選んでもらっても」
二葉「うん。あなたが一番孕ませたいと思ってるお嫁さんに、
   一番元気な精子を注いであげてほしいな」
美三実「たとえ順番が後でも絶対妊娠しちゃうよ。
    ……それくらい子宮火照ってるもん」
四花「ふふ、そういうことだから自由に選んで……?
   誰から愛し合いたいか、あなたに選んで欲しいな?」

(選択)
 ・芽一と愛し合いたい
 ・二葉と愛し合いたい
 ・美三実と愛し合いたい
 ・四花と愛し合いたい

全て芽一お手製のウェディングドレスを着た「花嫁姿」でのエッチ
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★芽一との初夜(正常位)
 特に書くことなし

★二葉との初夜(座位)ムッツリスケベ 20分
声優さんの読み間違い
「アタシのエッチ花嫁姿、
 あなただけにじっくりじっくり見せてあげる、ね……?」
 ⇒「エッチな」と読んだ。

★手抜き
二葉「んぁ、あぁ……えへへ、あったかい。
   根元までずっぽり繋がってる……」
 ⇒「根元までずっぽり繋がってる」って、そうなっていないのですけど。そもそも、挿入前と構図が全く同じだから、そもそも根元までずっぽり繋がるようになるわけがない。

★美三実との初夜(後背位)
 特に書くことなし

★四花との初夜(騎乗位)天然の小悪魔

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★美三実の台所で裸エプロン 30分
裸エプロンからのご奉仕フェラ2回
ト書き:ブルブルと震える美三実をさらに感じさせようと、
    ぷっくりと膨れあがった乳首をグリグリと弄っていった。
美三実「あっ、あっ、あっ、あっ!!
    乳首、んぁあっ、ダメっ!」
美三実「今そこ、あぁんっ、敏感でっ……!
    ふあぁぁっ、引っ張っちゃヤっ……!!
    はぁあんっ、つねってもヤぁっ……!!」
ト書き:硬く勃起した乳首のコリコリ具合が気持ちいい。
    弄れば弄るほど膣内が濡れて、強く締まってくる。
 ⇒絵はズームアップはするけど、乳首弄ってくれないし。


★二葉のアロマオイルマッサージ(オナニー足コキ&騎乗位2回)45分
声優さんの読み間違い
二葉「でもいざ今夜、芽一にあなたのお世話代わって
   もらったら……! 魔が差しちゃって……!」
 ⇒「今夜」を読まなかった。

二葉「つらひんでしょっ? おちんぽこんにゃに
   ガン勃ちさせへっ、えへへっ、おちんぽつらひんでしょっ?」
 ⇒辛いのは、おちんぽじゃなくて、このシーンが長すぎることです。本当に辛いです。更に、二葉のキャンキャン声が延々と続くのも本当に辛いです。二葉の声優さん、私にとっては本当に鬼門ダ!


★四花の新妻ドスケベプレゼント(おっぱいオナホ⇒リボン緊縛後背位)45分
つまんないです。声優さんの演技も下手。更に長いよ~!

誤字脱字
四花「四花がダメって言ってもっ、あぁっ、んぁあっ……!
   無理やり感じさせちゃうようなこと、したかったのっ?」
正宗「っっ! そうかも、してないっ!!」
 ⇒「しれないっ」だと思う。

美三実「や……。自分をプレゼントって……」
二葉「流石にそれは……」
芽一「う、うんっ……!」
芽一・二葉・美三実「また先を越された!」
         「「露骨すぎない?」」
 ⇒やっぱり、一人、他の姉妹と歩調を合わせないギャグを噛ます芽一だった(笑)。


★芽一の口移し食事(お風呂での新妻んこ)60分
他の姉妹が寝静まった夜帰宅後
芽一「ふふっ、言ったでしょ? たっぷりたっぷり、
   わたしの身体で癒やしてあげるって」
芽一「おまんこだってそのためにあるんだよ?
   お嫁さんのおまんこは、旦那さんのおちんぽを
   癒やしてあげるためにあるんだから」
芽一「どう? 入浴していかない?
   わたしの新妻んこで……おちんぽスッキリさせてあげるよ?」
 ⇒「新妻んこ」って(笑)。この発想力が素晴らしいです。★
 :
芽一「じゃあ準備するね? あなた専用のおまんこ温泉」
 :
芽一「どうぞ、あなた?
   わたしの新妻んこ温泉で、おちんぽ綺麗にして?」
 ⇒「新妻んこ温泉」にまでパワーアップするのかよ(笑)。★
 :
芽一「わたしのおまんこは……
   あなた専用の秘湯なんだから。ね?」
 ⇒確かに秘部なんだから「秘湯」であることは間違いない(笑)。★
 :
芽一「……そうだよ? ふふっ、わたしのパイズリ温泉」
芽一「おまんこ温泉が熱々のお風呂だとすると、
   露天風呂みたいな心地がしない?」
 ⇒次は「パイズリ温泉」かよ(笑) ★
芽一「んふぁ……えへへ。かなりおちんぽ張ってきたね?
   おちんぽの疲れが取れて、ムラムラしてきちゃった……?」
芽一「なら……そろそろパイズリ温泉だけじゃ
   満足できないよね……? パイズリフェラ温泉に入ろ?」
 ⇒最終的には「パイズリフェラ温泉」にまで進化するのかよ(笑)。★

★3P(正宗、芽一、四花)30分
ト書き:芽一と四花が悪戯っぽく微笑みながら、
    俺のチンコを両側から挟み込んでくれる。

★★★正宗の足の指、長すぎてビックリ! これはいかんだろう。

★3P(正宗、二葉、美三実)30分


◎ラスト
美三実「ふふっ、5Pとかむしろ旦那の方が辛そうだけど。
    でも、それくらいしてもらわなきゃね?
    私たちみんなをお嫁さんにしちゃったんだから」
花嫁たち「これからも、たくさんたくさんエッチしようね?
     あ・な・た?」
 ⇒最終的には、芽一の言葉に帰着するのか。


◎エンディングロール後
二つの選択肢で確定
胎ボテエッチ
・芽一:授乳手コキ⇒正常位セックス:60分

★★★選択
『ありったけの愛を注ぎ込む』
『ありったけの愛をぶっかける』

・『ありったけの愛を注ぎ込む』
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★手抜き1:絵が文章に追随しない
ト書き:芽一の身体に覆い被さって抽挿を続けながら、
    乳首から垂れ続けているミルクを啜り飲む。
芽一「ひぃあああ――乳首っ、あぁあんっ、パクってされてっ!
   あぁああああっっ、お口の中で転がされてるっ……!!」
 ⇒ここ、暫くこのシーンが続くのですが、乳首を転がさないし、ミルクを啜り飲まないし。

★手抜き2:結婚指輪が描写されない
ト書き:芽一がこれでもかと俺の手を握ってくる。
    その左手の薬指に付けた結婚指輪が煌めく。
 ⇒絵では、手を握り合っている構図なので、結婚指輪が描写されない構図になっている。完全に配慮不足じゃないの。

★手抜き3:フィニッシュシーン
ト書き:そして俺は芽一の乳首を咥えながら、
    あの初夜のように子宮へチンコを突き立てて――
 ⇒だから、乳首を咥えろよって、心底思います。

★手抜き4:エクストラモードをすべて開放
誰かのルートを一つ終えると、「立ち絵鑑賞」が全て開放される。それどころか、他の姉妹の「CG観賞」や「シーン回想」も全部開放されるんですけど。いいのか、この仕様で。まぁ、ありがたがる人もいるかもだけど。
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・『ありったけの愛をぶっかける』
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声優さんの読み間違い
芽一「みんなに帰りが遅くなるって伝えておかないとね?
   ふふっ、きっとズルいって言われると思うけど」
 ⇒「言われちゃうと」と読んだ。ただ、もう片方の選択肢の同じ文章では、「言われちゃうと」になっています。ということは、ライターさん的には、微妙に2つのルートで言い回しをわざわざ変えたけれど、音声収録では同じ文章シーンだと思って、使い回ししたってことなのかな。

・二葉:座位
声優さんの読み間違い
二葉「な、なんて、言ってみたりもしたりして……」
 ⇒「みたりもして」と読んだ。選択のどちらでも同じ。

・美三実:後背位(放尿あり)
ト書き:ベットシーツに染み――いいや、黄金色の水たまりを
    作った美三実が幸せそうに微笑む。
美三実「ちょっぴり意地悪だけどさ?」
 ⇒私、意地悪シーンって大嫌いなんですけど。こういう自分を優位に立とうとする精神が、そもそも大嫌いです。
ト書き:数か月分の性欲が溜まったペニスを
    一息に美三実の再奥へと沈ませる。
 ⇒これはちょっと検討不足かもしれませんね。何しろ、後3人の嫁がいるのですから。今回のゲームの作りに問題があるから、こうなると思うのですが……。ハーレムゲーなのに、ハーレムになっていないって所に。実際に、美三実はこの後のシーンで言っているのです。
美三実「みんなのことも早く孕ませてあげてよね?
    あいつらにももっと幸せになってもらいたいんだ」

・四花:お風呂でエッチ
★妊娠数箇月
絵が、妊娠数箇月の腹の膨らみ具合じゃないだろう。少なくとも半年以上。設定、間違ってないでしょうか?

★子供生みたくて結婚
四花「四花、おバカだから。自分がお兄ちゃんの
   お嫁さんになりたがってる理由もよくわからないまま、
   お兄ちゃんのお嫁さんになりたがってたんだ」
四花「四花はお兄ちゃんと一緒にいるだけで幸せだったから。
   好きって言って愛してもらえるだけで幸せだったから」
四花「でもね……? あの結婚式の日、わかったの」
四花「四花はずっとお兄ちゃんの子供生みたかったんだって。
   そのために四花はお嫁さんになりたかったんだって」
 ⇒子供生みたいから結婚したのか。一見、正しいこと言ってるみたいだけど、これは理由としては変。子供生むためだけなら結婚する必要ないからね。やっぱりバカなのか。

★授乳手コキ
構図が授乳手コキの亜種なのか。ちょっと、面白い。実際に乳が出るのだから、文字どおり授乳手コキではあるのだが……。ちょっと新鮮かも。しかも、ボテ腹だし。

★花は「大好き」の象徴
四花「二人でキレイな『大好き』の
   花を咲かせようね、お兄ちゃん?」
四花「ううん、あ・な・た? えへへ」
 ⇒ここでの「花を咲かせる」って、成句としての意味(①成功して名声を得る。②盛んにする。はなやかにする)ではなくて、本当に開花させるの意味ですよね。なんか、紛らわしいので、別の言葉にした方が良かったのかもと思ってみたり。

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以上、もしここまで読んだ方がおられましたら、長い時間拘束させてしまい、ご愁傷様でした(笑)。