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shiratoriさんのChronoBox -クロノボックス-の長文感想

ユーザー
shiratori
ゲーム
ChronoBox -クロノボックス-
ブランド
NO_BRAND
得点
97
参照数
29673

一言コメント

本作の「やる」「やらない」の判断は簡単です。本作とは無関係に、あなたがDQNネームの登場する作品として連想するストーリーが受容できるなら「やる」、受容できないなら「やらない」です。いいですか、受容できるなら「やる」、受容できないなら「やらない」ですよ。大事なことなので二度言いました。(2017/06/13:「本作の評価」内容の記述を強化。2017/06/22:コピーライト表記について追記)

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

◎最初に思ったこと
DQNネームから連想されるとおり、ピンポイントでターゲットユーザーを絞ったニッチ作品です。好きな人は、カルト作品降臨とかのたまうかもしれません。

そもそもタイトルからして怪しさ満点だよね。“Chrono”って何(なん)だよって。最初に思いついたのが“Chronograph”。本作をプレイすれば“時計”や“時間”のギミックに思いを馳せるよね。そういう感慨に耽(ふけ)っていて、ある時ふと思った。もしかして、もしかしなくても“黒の”ってことなのかって(笑)。とてつもなく脱力した。ダブルミーニングにも程がある。

つまり、ターゲット外のユーザーがプレイすると、確実に火傷しますので、色々な意味でご注意ください。それでもプレイしたいのなら、自己責任です。ちゃんと、警告しましたよ。いやもう、いかれた中二病設定には、大人成分などありゃしない。

作品のイメージとしては、私がプレイした作品から考えると、
  (『CROSS†CHANNEL』+『euphoria』+『素晴らしき日々』)÷3=『ChronoBox』
みたいな。はっきり言って、私はどれも評価できていないんですけどネ! 『素晴らしき日々』なんか、特に(笑)って書くと、総攻撃くらっちゃうのかな。

最初、一昔前のB級エロゲーのチープさを彷彿とさせる様な作りに面食らってしまいました。起動して「ChronoBox 起動メニュー」の何ともいえないチープさ加減に、なぜか後ろめたさを感じてしまったのです。その後の警告画面やその後の処理も、何でしょうかね、このチープ臭は。

また、パッケージのスクエア形状も、店頭販売でのディスプレイ上、問題があるのではとも思いました。タイトルに関連づけたのは良いとして、これも作りがチープな感じを受けるんですよね。なんかイメージ的に表面の黒光沢から、化粧品の箱を連想してしまうというか、軽っ!みたいな。私は、黒つや消しで重厚感を持たせたパッケージにして欲しかったですけどね。


◎本作のコンセプト
本当に、何でこんな作品、作っちゃったんでしょうね。私、このゲームをプレイする直前に、制作者のことをちょっと勉強しちゃいましたよ。なぜなら、登場人物達はDQNネームで読めないし、あっ、これは普通にやり始めたら、爆死するって思ったからです。つまり、私自身が「やる」「やらない」の判断において、境界線上のユーザーに位置付けられる存在だったわけですね。

制作者の桜庭氏は、ツイートで、次の様に書かれています。
2016年10月17日
 この度、桜庭丸男は信頼できる仲間と新ブランド『NO BRAND』を立ち上げて、新作『クロノボックス』というゲームを作りました。私は企画・シナリオ等を務めました。
2016年11月29日
 クロノボックスのキャッチコピーの「屍ね――」は、登場人物の屍が由来だったんですね。最初期の企画書では「死ね」ってキャッチコピーで提案させていただいたのですが、多分りょーちんDの工夫で漢字を変えて「屍ね」で通してもらいました。最初期案のキャッチコピーが生き残るのは割と珍しいと思う。
2016年11月30日
 クロノボックスは桜庭企画で数えると第2弾に当たります。第1弾がその『駄作』という作品でして、私のルーツとなった初企画作品です。両作とも、私の根幹にある書きたいものは同じです。単純なエロやグロではなく、そこに導く人間のもっと深い感情がどうしても書きたいんです。そのための18禁です。
 そしてクロノボックスは『駄作』の個人的なリベンジだったりします。当時は色んな大人の事情や自分の力量不足で出来なかった事を、クロノボックスにぶつけています。全然違う世界の作品ですが、セルフオマージュみたいな形で書きました。両作とも、私の大切な子供で、大切な青春で、大切な通過点です。

なるほど、本作の原点は『駄作』にあるわけですね。では、『駄作』とは何なのかと思って調べてみると、次のとおりです。
2015年09月15日「『駄作』を生んだシナリオライター桜庭丸男に迫る!」
http://dengeki-hime.com/2015/09/15/5086/
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「人間らしさを追及した結果描かれたバケモノによる物語」
――ヒロインの顔面を殴ったり、身体にナイフで穴を開けて挿入したり。
桜庭 そういったシーンを、心理描写をしっかり加えて成立させるのが僕の作品コンセプトのひとつです。そのシーンには何が理由として必要かと考えた時、ドMだからとか、クスリで痛みを感じなくなっているとか。必然となるキャラの設定を作り込んでいきました。
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なるほどなるほど、良~く分かりました(笑)。この延長線上にあるのが『ChronoBox』なんですね。

とはいえ、そもそも「エロやグロに導く人間のもっと深い感情」とは何なのでしょうか。結局、これらの文面から分かったことは「エログロがテーマであり、それを成立させるためには、エログロに至る当事者達の心理描写が不可欠で、その極致が『死』」だってことですかね。

心理とは人間の心について理解することですが、登場人物達の心は――結論として狂っているので――そもそも理解不能なのではないかと思ってしまいます。恐らく本来は考え方が逆で、「狂気(または人間のもっと深い感情)がテーマであって、エログロはその一要素」でなければならなかったのでは……。

いやもう、このコンセプトで、一体全体どう評価したら良いのでしょうか? 


◎本作の評価
私は、「『夢から醒めた現実』構成のストーリー作品は、ラスト50ページでコケる」の法則を唱えているのですが、それを確信したのが、昔、サンリオSF文庫で出版されたクリストファー・プリーストの『逆転世界』を読んだ時でした。つまり、さんざん異世界描写をし続けた挙句のラストの落ちが現実世界となった場合、洒落じゃなくて、本当に落ちの落差があり過ぎて、唖然としてしまうのです。本当は落下傘が必要なんです。

でも、なぜか殆どのライターは、落下傘なしに断崖絶壁から飛び降りるストーリーにするんですよね。その結果、大事故(=大コケ)になるわけですが、本作品もその流れを踏襲している様に思います。ただし、本作のラストがそれほど大コケしているわけではありません。でも、現実世界に戻した時点で、駄目です。その時点で、それまでの延々と構築した世界を全否定して、一気に破壊してしまうのですから。「夢か現(うつつ)か幻か」でいいじゃないですか。

私の個人的な考えでは、この手の作品が成功するためには、『夢から醒めた現実』構成ではなく『夢から醒めた夢』構成でなくてはならないと思っています。つまり、「現実回帰」ではなく「現実逃避」を終着点にするべきなのです。そうすることで、話の余韻を楽しみつつ、新たに広がった世界に、我々は一歩踏み出せるんです。営業的な見地から考えるのなら、シリーズ化できる余地を残せるってことなんです。それなのに何でって、いつも思ってしまいます。そういう意味では、例えば『沙耶の唄』なんかは、エンドを3パターン用意して、上手く処理していたかなって思います。

さて、この作品、ラストまでやってネタバレした後に、もう一度、最初からやり直して、各シーンを検証し直さないといけない作品だとは思うのですが、如何せん、散々ループした後に、再度、最初からやる気力など、私には微塵も残っておりませんでした(検索すれば、詳しく解説してくれている奇特な人達が沢山いるみたいですから、敢えてもう一度やり直す必要性もないと判断)。本当なら、自然に意識させることなく、プレイヤーを再検証に導くゲーム構成であるべきだったと思います。つまり、私にそう思わせた時点で、高評価できない作品となったわけですが、それでは何で97点もつけてるのって、疑問に思われるかもしれませんよね。

私のサマリーにも書いておりますが、私の評価での90点は、作品内容の出来とは無関係で、「私に良い意味での初めて体験や驚きを与えてくれた場合」につける点数なのです。その場合、内容評価は一の位で示しますので、本作は70点台の出来となります。

最初に、内容評価がどうして70点台なのかについて、ご説明いたします。まぁ、簡単に言ってしまえば、狂気度がぜんぜん足りません。ぬる過ぎてヌルヌルです。ベタベタ感が必要なんです。だから、イチャイチャ程度じゃ駄目なんです。もっとベタベタしなきゃいけないんです。だから滑ってるんです。ここ、真面目に書いてますよ~。

例えば背景画――ギフト側から見た世界、恐らく、この世は斯くもきらきら、ぎらぎらに逆立って見えていることでしょう。なぜなら、私は昔、図書館で、精神障害者が描いた絵を掲載している画集を見たことがあるのですが、感電して毛が逆立ったような猫の顔が描いてあって、更にその色彩感覚がゴッホの「ひまわり」のように、いっちゃってました。なぜ猫であって犬じゃないのかって疑問はあるのですが、やはり猫は、あの世とこの世を繋ぐ橋渡し的な存在だからかもしれませんね、ドラえもんも猫だし――ってあれは未来だろっ、しかもロボットだし……。ここ、更に真面目に書いてますよ~。

私はSF作品が大好きなので、他の作品の感想でも書きましたが、私の思うSF魂(SF作品なら、空想の世界描写を存分に見せてナンボでしょう)を実現してくれる作品を高評価します。本作をSF作品として捉えるなら、狂気の世界描写を存分に見せてこそ、ナンボなんです。価値があるんです。

つまり、何が言いたいかというと、一部を除けば、基本的にノーマル描写なわけです。もちろん、左右逆転させたりしていますが、その対応感覚がたぶん常人の発想なんです。インパクトがぜんぜん足りないんです。そもそも色彩感覚が常人とは違うんです。あの世は左右逆転しているのではなく、逆立っているんです。感電しなくちゃいけないんです。スパークです。更にドロドロでベタベタでメタモルフォーゼなんです。『沙耶の唄』なんです。

というわけで、アブノーマル作品の筈が、実は単なるノーマル作品でしたという落ちだったことが露呈したため、良くて70点台が妥当かなって思いました。つまり、結論からいうと、カルト作品ではなかったということですネ!

次に、何が90点なのかですが、今回は、「誤字脱字がない、声優さんの読み間違いがない」です。何それって思うなかれ。はっきり言って、ここ何年も、修正パッチの適用なし状態で、こんなにも品質管理がしっかりしている作品を、私はプレイしたことがありませんでした。どれもこれも、誤字脱字や声優さんの読み間違いなんて当たり前、間違ってて何が悪いって主張している作品ばかりなのです。もう、金払っているユーザーを舐めているとしか思えません。まぁ、エロゲーユーザーなんて、社会のクズかゴミでしかない存在なのかもしれないので、舐められて当然なのかもしれませんが……。

今回、新ブランドを立ち上げて最初の作品なので、相当、気合を入れてチェックしたに相違ありません。その心意気や良し。私は十分に感銘を受けました、作品内容にではなく。ただし、明らかな不具合はないのですが、境界線上の不具合はいくつかありました。


◎境界線上の不具合
境界線上の不具合、すなわち間違いとは言い切れない問題ってことです。そのため、けっこう考察しがいのあるものばかりですので、全部挙げてみたいと思います。

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1.「おかされる」の漢字の使い分けが不明
あざみ子「つつじ子を性欲と禁欲のスパイラルから救ってあげてっ!
     身体が侵される前にっ、心が冒される前にっ、色々犯される前にっ!」
 ⇒熟語にして考えると、侵入、冒涜or感冒、犯罪
  漢字辞典の同訓意義で調べると、次のとおり
    侵:いつとはなしに、そろそろと、ひそかにおかすこと
    冒:頭にものをかぶることから、物事をものともせず、めくらめっぽうに進むこと
    犯:家畜などが人の畑を踏み荒らすように、理不尽に他の領分に踏み入ること
  で、元の文章を見ると、やっぱりよく分かりません。
  私なら、エロゲーだから、
    身体が犯される前にっ、心が侵される前にっ、色々冒される前にっ!
  ってなるのですが……。

2.指示語の使い方が変
あざみ子「ここのお店に用事があるって事……?」
 ⇒あざみ子と主人公がつつじ子を尾行し、つつじ子がお店に入ろうとしているシーンでの言葉です。つまり、この時点でつつじ子とは、ある程度、距離が離れているわけです。そのため本来は、近称を示す指示語「ここ」は間違いで、遠称を示す指示語「あそこ」が正しいと思います。とはいっても、我々の日常会話でも指示語の使い方など、はっきりいって滅茶苦茶なので、あざみ子が「ここのお店」と言ったところで、文章として正しいのであれば、文句のつけようもありません。この場面、あざみ子的には「ここのお店」と言いたかったって解釈すれば良いだけの話ですからね。

3.気になったライターの癖
ト書き:霍って誰の手の上でも踊れるな。一種の才能だと思う。
 ⇒他の場面にもあるのですが、このライターさんは、「手の上で踊る」って使い方をします。しかし、普通は「手の平(掌)の上で踊る」か「手の平(掌)で踊る」だと思います。西遊記上は、"手"じゃなくて"手の平"ってところが重要かと。

4.気になったイベント演出
ト書き:三人で校舎裏でタバコを美味しくいただいたのだった。
 ⇒校舎裏でのフーカ、霍、那由太の三人でタバコ(タバコ形状のチョコ?)を美味しくいただくシーンがありますが、霍はタバコをくわえるのに、フーカがタバコをくわえません。そのため、文章との整合性上、違和感が……。因みに、同内容のイベントはもう一つあって、
天美「ぽりぽり……あ、ホントだ。これチョコだ。おいしー♪」
 ⇒体育倉庫で不良練習に励む霍に遭遇し、タバコ(こっちはシガレットチョコだって書いてありますね)を貰ってのシーン。霍はくわえるのに、天美はくわえず小躍りして喜ぶ演出にしてるし。

5.誤字脱字?
猶猶「はい……猶、この前商店街を一人で歩いてたんですよ。
   買い物の帰りで……時間は夜の20時くらいだったでしょうか」
 ⇒24時間制では、ある時刻に対して朝、昼、夜とは修飾しませんよね、区別できるので。従って、「夜の20時」とは通常は言わないと思います。実際、声優さんは「夜の8時」と読み直していました。しかし、別の作品でも「夜の20時」みたいに書いて、声優さんが12時間制で読み直しているのがあったので、シナリオではこの様に書く慣習があったりするのでしょうか?

6.「寂謬」って何。日本語?
ト書き:こんなあたしでも、その寂謬を紛らわすくらいの力になれてると自負出来たから。
 ⇒内容から考えると、恐らく「寂謬」は「寂寥(セキリョウ)」の間違いだと思われます。そもそも「寂謬」って何? なんて読むの? 謬(ビュウ)は、誤謬って言葉からもわかるとおり、「あやまる」って意味ですからね。意味不明です。恐らくライターさんは、本当に間違って覚えていると思われるのですが、私も断言できない国語力のなさが、恨めしい。

7.声優さんの読み間違い? ①
夜々萌「年上のお姉さんの唾液……。
    欲しいでしょ? かけられたいでしょ?
    心の奥まで……汚されたいでしょ……?」
 ⇒私は、「汚す」の読み方について、いつも熟考します。「よごす」なのか「けがす」なのか。今回の場合、声優さんは「よごされたい」と読みましたが(たいていの声優さんは無条件に「よごす」と読むんですけどね)、厳密には「けがされたい」が正しいと考えます。なぜなら、汚されたい対象が「心」だからです。
  日本人の私ですら気になるのですから、外人さんなら尚更で、YAHOO知恵袋では、次の様になっていました。
-------------------------------------------------
質問:「汚す」の読み方について
日本語に大興味のある外国人です。「汚す」という単語は、どの場合は「よごす」といいますか。どの場合「けがす」といいますか。あるいは、いつも「よごす」で発音すればよいでしょうか。
ベストアンサー
「よごす」物理的な、visibleなよごれをつけること
     例:靴をよごす、服をよごす、カーペットをよごすなど
「けがす」精神的、感覚的、感情的なinvisibleなよごれ(日本人的感覚かな?)をつけること
     例:名誉をけがすなど
ベストアンサー以外
「よごす」は「部屋を汚す」「服を汚す」のように、主に具体的な名詞に対して用いられます。
「けがす」は「名誉を汚す」「心を汚す」「家名を汚す」のように、主に抽象名詞に対して用いられます。
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8.声優さんの読み間違い? ②
筮「いきなりキスとか絶対無理ですって……! 夜々萌先輩、
  他人事だと思って無責任な事言わないでくださいよー!」
 ⇒他人事を「たにんごと」と読んだ。正しい読みは「ひとごと」。しかし、最近は「たにんごと」と読む人も多いため、完全に間違いとも言いきれない。いえ、本来は明らかに間違いなのですが……。(2018.11.3追記:『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2』第五話を見ていたら、聆牙(小西克幸)が思いっきり「たにんごとみてぇに、よくもまぁ」って言ってた。脚本の虚淵氏もがっかりだろうなぁ。というより、今や「たにんごと」が正しい時代なのだと、改めて実感)

9.声優さんの読み間違い? ③
筮「自分のおまんこで、はふっ、好きな人のおちんぽを
  射精に導けるって、すごい自信になるのっ……!
  胸張って歩けるんだよっ、だ、だから、ひっ!」
 ⇒これは本当に読み間違っていて「導けるのって」と読んだ。ただし、私は声優さんの読みの方が良いとは思うんですよね――文章のリズム的に――「のっ」って韻を踏むのは。声優さんも、このノリでしょう――無意識にね! たぶん。
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どうでしょうか、境界線上の不具合。おそらく、制作者側は、どれも変だとは今も思っていない筈です。ある意味、境界線上の不具合(しかも9つだけ)くらいしか、私には発見できませんでした。素晴らしい品質管理です。今後とも初心忘るべからずの精神で、頑張っていただきたいものです。


◎ちょっと不親切な事柄
ここで、制作者側も気がついている筈の不親切な事柄を、二つほど述べたいと思います。

(1) ChronoBox -クロノボックス- アペンドパッチ
私は、ゲームをプレイする前に説明書はけっこう読む方です。そのため、最初「ChronoBox 開始メニュー」の「その他の開始オプション:」にある『お読みください』(readme.txt)を読んだのですが、そこには、
 > ■初回限定版お買い上げのお客様へ
 > ・SECRETフォルダ内にある『readme_append.txt』をお読みください。
との記述があり、『readme_append.txt』を読むと、
 > ChronoBox -クロノボックス- アペンドパッチ
 > パッチを起動すると、「ChronoBoxアペンド(体験版再録)セットアップ」が起動
 > ■パッチ内容
 > ・タイトル画面からジャンプ出来る『EXTRA』内容を強化しています。
 >  ※本パッチは本編に影響するものではありません。
と書かれてありました。

しかし、readme なんか読まない人も多いだろうに、余りにも不親切なんじゃなかろうか。現に、5月28日になって、次の様にツイートされていました。誰か苦情でも言ったんですかね。
NO BRAND @NO_BRANDtw ・ 5月28日
本編に影響はありませんが、"初回パッケージ版"にのみ「SECRET」が存在しますので、クロノボックスをすでにクリアされた方は探してみると良いかも?まぁほんの些細なものですけど、EXTRAが強化されますよ(D:りょ)

readme の文章から推察するに、初回限定版のみの特典ではなくて、単に初回限定版では導入済み状態にできなかったので、アペンドパッチとして提供しましたってのが、真相でしょうか。もし通常版が出たら、標準で導入されている様な気がします。

(2) 本編ゲームデータDL用シリアルコード
本作品サイトには、でかでかと「アンケートハガキ『本編ゲームデータDL用シリアルコード』につきまして」と掲示してあるのですが、 最初、何のメリットがあるのか分かりませんでした。「製品をダウンロード」って、「メディアあるのに何で?」って。

殆どのゲームで採用されていて一般化しているのならいざ知らず、「本製品をシリアルコードを利用してプレイいただくためのご説明」と利用方法だけ書かれても、何のことだか、さっぱり分かりません。私は最初、修正パッチやおまけソフトを入手するための新たな儀式なのか、はたまた新手の認証方法なのかとか、いろいろ考えてしまいましたよ。

普通だったら、最初に、何故この処理が必要なのかの目的を書くのではないでしょうか。目的を説明しないで、いきなり利用方法だけ説明されても、全くもって「?」状態ですよ。

何か情報がないのかと NO BRAND のツイートを遡って読んでみたら、「ドライブのないPCでもDLしてゲームデータをインストールする事が可能」って書いてありました。しかし、そんな人は、直接DMMで買えば良いのではとも思うし、初回限定版パッケージ用の各店舗特典目当てのマニア向けなんですかね。そもそも、DVDドライブ等を持っていないマニアが、この世にいるとは思えませんが。まぁ、最近のノートPCはDVDドライブがついていないのが多いための対策なんでしょうけど、説明が余りにも不親切すぎると思いました。


◎コピーライト表記について(2017/06/22追記)
書こう書こうと思っていて、ゲーム自体には直接関係ないので、書き忘れてしまっていたことがあったので、備忘録がわりに追記しておきます。実は、素晴らしい品質管理なのに、笑っちゃう記述間違いがあります。これを書くと、本当は90点つけたの取り消すべきじゃないのかなって思ってしまうくらいの間違いです。

私は、ゲームを最初に起動した時から、ゲームのタイトル画面を見て、ずっと違和感を感じておりました。それは、ゲームのタイトル画面右下に表示されているコピーライト表記です(ゲームクリア後に変更される開始画面にはコピーライト表記なし)。コピーライト表記での必須要素は、「©または(C)」「著作物を最初に発行した年」「著作権者の氏名」の三点だけですが、この順序でなくてもよいです。よく、著作権表記の最初と最後に、『 Copyright 』と『 All rights reserved. 』を目にしますが、必須ではありません。

では、本作品はどうかというと、次の三種類の表記がありましたが、最低限必要な三要素が全て揃っていないため、どれも正しくありません。

 例1)COPYRIGHT NO BRAND 2016. ALL RIGHTS RESERVED.
     ⇒ ゲームのタイトル画面右下での表記
      「©または(C)」がない
      それ以前に2016の後のピリオドって……
      2017年5月発売なのに2016とはこれ如何にですが、体験版が最初ってことなのかな?
 例2)Copyright HOBIBOX/NO BRAND All rights reserved.
     ⇒ readme や readme_append での表記
      「©または(C)」がない。「著作物を最初に発行した年」がない
 例3)NO BRAND ロゴの下での ©HOBIBOX
     ⇒ よく目にする表記形式だけれど、「著作物を最初に発行した年」がない

こんな出鱈目なコピーライト表記をするくらいなら、いっそのこと表記をやめたらって、心底思ってしまいました。日本では『著作物には自動的に著作権が発生』なので、法律的には全く無意味なのですから。


◎各周回ごとの感想
最後に、各周回ごとの感想を書きたいと思います。

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1週目:姫市 天美(ひめじ あまみ)
特に書くことなし

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2週目:フーカ・マリネット

★志依が屋上にいるシーン
どうやって屋上までと思っていたら、ちゃんと、
  那由太「志依って、その車椅子で階段とかどうしてるんだ?」
って会話があった。

★切羽詰まる
このライターさんは、「切羽詰まる」という言葉が好きらしい。ちらほらと使っています。
 他の作品でも別のライターさんが使っていたし、この言葉はエロゲーシナリオでは必須語彙の一つなのでしょうか?

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3週目:玖塚 つつじ子(くつか つつじこ)、玖塚 あざみ子(くつか あざみこ)

★「なぶる」について
ト書き:それまでのフェラと精飲に中てられて
    激しい情熱を纏った二枚の舌が、陰茎を嫐り回す。
 ⇒なぶるって、「嬲る」と「嫐る」の二通りの漢字があるのですが、ちゃんとシーンに合わせて「嫐る」を使っているのが良いですね。こういうところが、きちんとした品質管理ができていると思うのです。

★射精カウントダウン
ここまでで、エロゲーの色々な手法のオンパレードなのですが、どうせなら射精カウントダウンもやればよいのにと思っていたら、いきなり文章中で、「私達が、射精のカウントダウンしてあげる」とかなってるし、本当に抜かりがないですね。サービス精神満点です。

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4週目:玖塚 つつじ子(くつか つつじこ)

ト書き:人間は皆、誰しもギフトを持っているはずなんだ。
    ギフトの凶暴性こそが人間を人間たらしめる純然な証。
 ⇒このあたりに、ライターである桜庭氏のコンセプトが現れているわけですね。

★DQNネームのこと
まころ「うちのクラス、珍しい名前の人多いなって」
 ⇒DQNネーム前提で、物語が構成されているってことを作中で語っていると思うと、笑ってしまいます。

★間接的な表現が Good!
ト書き:お互い、恥ずかしいのを我慢して。
    無理しながら、目を合わせている。
    床に逃げない。今夜は、想いを視線に乗せてぶつけ合う。
 ⇒「床に逃げない」って間接表現は、素晴らしいです。エロゲーで、久しぶりに普通の小説みたいな文章を目にしましたし、読後感を持ちました。

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5週目:由芙院 御伽(ゆふいん おとぎ) + 夛里耶 猶猶(たりや なおなお)
特に書くことなし

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6週目:由芙院 御伽(ゆふいん おとぎ)
特に書くことなし

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7週目:四十九 筮(つるし うらな)+ 彬白 夜々萌(すぎしら ややも)

★どういたまして
筮「…………どういたまして」
 ⇒声優さんは書いてあるとおりに読んだが、誤字脱字なのか、わざとなのかが、実は今一判然としない。
  (後に「どういたましてっ」や「どういたましてぇ」ていう台詞があるので、わざとだと判明)

★筮は、スポーツ好きの今とは違って、幼い時分は自作の絵本を制作するほどの文学少女?だったらしい。因みに、幼馴染に自作の絵本を読んで聞かせてあげているシーンの絵が、幼い頃に見えない。小学生後半くらいに見えます。声優さんの声もそれに合わせて、幼さ成分が足りてないし。ここの演出は失敗している気がします。

★現金な事
那由太「いいんじゃないかな。自分の根底になってる存在と
    似ている異性に惹かれるなんて、むしろ素敵な事だよ」
筮「そう? 那由太あんたいい事言うじゃん。
  こういう時優しい男って、ポイント稼げると思うよ」
ト書き:現金な事言うな。
 ⇒「現金な事」って何? 
  ここでの現金とは「利害関係によって態度や意見を変えること」、要するに手の平返しを意味していると思います。だとすると、筮の言葉のどこが手の平返しなのか。那由太に鞍替えしたっていうのなら理解できるのですが、単に褒めてるだけのどこが現金な事になるのでしょうか。

★それにしても、このライターさん、漢字を重ねますね。読みづらいから、普通だったらそうならない様に、片方を仮名書きにするとか、考慮すると思うのですが……。

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8週目:四十九 筮(つるし うらな)

★背景画が全て、鏡に映した様に左右反転している。
 島の背景画が、これまでと逆
 寮から学校までの通路も逆、歓迎会後の登場人物達のパンも逆
 学校の下駄箱シーンも逆(昇降口らしい)
 那由太とボトルシップの道具を買いに行くシーンの背景画も逆
 ドラッグストアの看板に書かれている店名(ニッコリドラッグ)も左右反転
 那由太の部屋も鏡に映した様に左右反転
※何かの伏線? 誰か解説とかしていないのかな。まさかのバグだったら、笑っちゃうぞ!

★ちょっと前のシーンから、那由太の腕時計が割れていることは薄々感じてはいたのだが、ここでアップ状態に

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9週目:木ノ葉 まころ(きのは まころ)+ 安楽村 晦(あらむら みそか)+ 高梨子 小鳥(たかなし ことり)

★背景画が元に戻っている

★いい話
まころ「音楽を通じて仲間を作って……その仲間と思い出を
    共有するの。それこそわたしの求めていた音楽。
    人と人を繋いで、笑顔にする……それが、音楽」

★テンプレの話
志依「くふふっ……早速彼女達と秘密の共有が完了して
   いるようね。異性が親密になる第一段階だわ」
 ⇒「秘密の共有」は、定番テンプレだよね

★背景画がまた反転している。なんなんでしょうね。

★★ここまでの話の構成で分かったこと
 ⇒この作品は、主人公の贖罪のために、女を贄とする作品ですね。女は贄なので、ペナルティは女が負うことになる訳です。男のためのエロゲーだから、女がペナルティを追う設定なのは別に悪くはないのですが、個人的には、お互いに高めあって成長していく話の方が、一般受けするし、プレイする方も気分が良いと思うんですがね。
  こういった一方的搾取構造をとる作品は、時にカルト作品に分類される傾向があると、個人的には思っているのですが、カルトだから、ある意味、ちょっと危険な作品といえるかもしれません。
 ※プレイ途中で書いた文章そのままですが、後から振り返ってみても、意外と的外れでもないですよね。

★楽園祭の打ち上げでホールケーキを四等分して分配するシーン
まころ「女子の胃袋はブラックホールなんだよ」
ト書き:そう言って、第一象限から順に分配していくまころ。
 ⇒「第一象限から順に分配」という表現が、新鮮でした。普通、こんな表現しないですから。この場合、まころから見てだと思うので、背景画でのテーブルでの座り順から考えると――あれっ、分からない (^^;) 。たぶん、これは背景画の作成で、重大なミスをおかしましたね。つまり、本来の直交座標で考えれば、
  第二象限|第一象限
  ――――+――――
  第三象限|第四象限
となるわけですが、背景画でのテーブルに対する座り方は、次のとおりです。
    まころ    
    □□□
   晦□□□小鳥
    □□□
    那由太
恐らくライターは、通常の四人がけテーブル(対面に二人ずつ)を想定したので「第一象限から順に分配」という発想をしたと思うのです。しかしこれでは、どうやって各象限を確定すれば良いのでしょうか? 妥協して考えると、座標軸が机の対角線に引かれたと仮定し、
   那由太| 晦
   ―――+―――
   小鳥 |まころ
まころから考えて反時計回りだとして、「晦→那由太→小鳥→まころ」の順に配ったと考えれば良いのでしょうか?
実際に配った順番の描写がないので、第一象限がどこを指すのかは不明なままですが、常識的に考えて自分から配るわけがないので、まころは第四象限でしょう。そのため、背景画の座り方を正とするなら、単純に反時計回りに配った程度の表現にしておいた方が良かったんじゃないのと思ってみたり……。
まぁ、那由太をめぐって誰が横に座るかの問題を考慮すると、背景画の座り方に収束するのは致し方ないのですが、もうちょっと、ライターと意識合わせしておいた方が良かったのではと思ったシーンでした。

★イチゴをいつ食べるかの会話
晦「あー、ことちーイチゴを避けながら食べてるよー。
  さては好きなものは最後に取っておく派ですなー?」
 ⇒ひらがなに対する長音符の使用は個人的に思うところはあるのですが、それはさておき、この文章から晦と小鳥をプロファイリングすると、晦には兄弟姉妹がいて、小鳥は一人っ子となるでしょうね。理由はよく言われているように、兄弟姉妹がいると、好きな食べ物を最初に食べないと、他の兄弟姉妹に食べられてしまうからですね。

★―と…の使い方
那由太「――え…………」
 ⇒これの解釈は?

★道を間違える?
ト書き:俺……寮を目指してたはずなのに……。
那由太「……道、間違えた……?」
ト書き:いや、そんな事あるわけない。何度も通った道だ。
ト書き:そもそもEDENと寮は隣り合わせだから、
    道に迷うなんて事は絶対に――
 ⇒背景画が左右反転していることと関係があるのだろうか?

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10週目:木ノ葉 まころ(きのは まころ)

★部屋でも教室でも、全ての窓が金属の板で覆われているのだが、はたしてこれは何を意味しているのか?
 ⇒後に分かるのですが、この時点では、私には分かりませんでした。

★本来のセックスシーン描写のあり方
まころとのセックスシーン、まころは声が出せないので、静かな呼吸音だけの喘ぎ声なわけですが、これが本来のセックスシーン描写だと思います。他の作品の感想でも書きましたが、そもそもヒロインがべらべらとセックスを実況解説するのは変だと、私は前々から主張しているのですが、実際にはこんな風になるのかと、納得。うるさくなくて、この方がとても良いと感じました。

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11週目:大殺戮:5人

★EdEnとEDEN
フーカ:「と言うより、EdEnから出られません」
ト書き:そもそもEDENに、俺達以外にどんなヤツがいたっけ?
 ⇒なんかスペルが違うなぁとは思っていたのですが、今回の鉄壁品質管理だと誤字脱字であるわけがないので、きっと意味があるんだろうなと思います。ちょっとググると、ちゃんと解説がありました。
  http://blog.livedoor.jp/purpleg777/archives/2079149.html
上記によると、
 ・EdEn・・・現実世界にあるブルーメ・シンドロームの治験施設
 ・EDEN・・・ログワールドにおける学園施設
となるのだそうです。

★ダイイングメッセージ
 ここの章で気になるのは、やはりダイイングメッセージの「SEI」でしょうね。
 これも左右反転ですかね。背景画の左右反転、本当に何を意味しているのかな。

★なます切り
ト書き:これだけなます切りされて、今更殺意が無いなんて方が考えられないんだ。
 ⇒なます切り。この言葉、初めて知りました。

★…と―
那由太「え……? ――っ!」
 ⇒どういう意味合いで解釈するのか。本当に、最近のシナリオ、なんで三点リーダー(…)とダッシュ(―)だらけになってしまったのでしょうか。私は学校の国語の授業で、こんな書き方、教わらなかったのですが、今は教えているのでしょうか?

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12週目:那由太の卒業?

★職員と葛籠井雫流との会話の場面
 葛籠井雫流の顔の目パチ、口パチが強烈。なぜ葛籠井主任だけ?
 なんかEdEnになってから、突然、目パチ、口パク処理が入りましたね。突然、立ち絵の顔に動きが出てきて、面食らいました。これの意味もなんかあるのでしょうね、きっと。

★ここは謎の解明編ですね。いろいろ分かってきます。

★★葛龍井樺音に対するレイプシーン
ト書き:にじり寄る由芙院さんから逃れようとしても、
    四十九さんが私の身体を押さえ付けていて、
    うまく身を捩じる事が出来ない。
 ⇒イベント絵が、四十九が樺音を押さえ付ける様に描かれていなくて、単なる由芙院と樺音の後背位セックス描写にしかなっておらず、全くレイプシーンになっていません。

★★★虐めの醍醐味
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まころ「あのね、虐めの醍醐味って、やっぱり相手をぐちゃぐちゃにするところにあると思うの」
まころ「身体だけじゃない。心も……そして未来も。つまり、人生そのものをぐちゃぐちゃにするの」
 :
 :この間、延々と虐めの醍醐味を語る、語る
 :『素晴らしき日々』よりはぬるいですけどね
 :
一時の快楽が彼女達の全てで……獲物がどうなろうと知った事ではない。考えもしない。
あまりにも刹那的な。
自分の幸せしか見えていないんだ。
動物ですらない。
ただの――
樺音「――化け物っ!!」
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 ⇒つまり、最終的には「化け物」に帰着、完結するんですね。確かに『駄作』のインタビュー記事にも書かれているとおり、「人間らしさを追及した結果描かれたバケモノによる物語」になるのでしょう。本作のシナリオ上でも書いているのですから、首尾一貫していることだけは認めざるを得ません。

★那由太のギフト覚醒シーン
豹変して、絵では樺音の首をしめているのに、樺音が普通にしゃべっているのが、ちょっと変。もっと、しゃべり辛そうに話さないと、リアルさが足りないです。

★誰が腕時計を止めたのか
雫流「動かなくなった時計盤の針が指している時刻は、18時15分」
雫流「あの子の死亡推定時刻と……ほぼ同じ……」
雫流「誰が……どうして、その時間に腕時計を止めたの……?」
 ⇒最後までやっても、私には良く分かりませんでした。というより、考えるのが面倒くさいです。二回目に突入しなかった時点で、ある意味、ギブアップしたことと同じですからね。きっと、誰かが解明してくれることでしょう。

★頭を五等分して食べたシーンを作って欲しかったかな
 結局、なんか一歩も二歩もぬるいんですよね。どうせなら、行き着くところまで表現して、とことん突き抜けて欲しかったです。私は嫌いですから、遠慮したいですけど(笑)。

以上です。

P.S. 2018/10/28追記
2018年10月25日頃から突如アクセス数が増加しているのですが、なぜでしょう? 調べてみると、本ゲームの7000字以上書かれた3つの長文感想に集中してアクセスが増加していることが分かりました。私なんて、1桁多い17000字以上も書いてますからね(笑)。どこかに紹介が書かれてリンクでも張られたからだとは思うのですが、今現在、参照されている方々には明白でも、私にはサッパリです。今になって、皆様方、何を求めて参照されているのでしょうか。謎です。